有価証券報告書-第54期(2023/04/01-2024/03/31)
<リスク管理>前記「(1)サステナビリティ全般<リスク管理>」に記載の全社的なリスクの抽出・評価プロセスである統合リスクマネジメントのなかで気候変動リスクを管理しています。また、サステナビリティ委員会では経営計画の策定およびその進捗管理の過程において、気候変動における機会を含めた事業ポートフォリオを管理しています。
上記により整理された気候変動に関わるリスクおよび機会は以下のとおりです。
気候変動に関わるリスク
(注)中期:5年以内、長期:5年超
気候変動に関わる機会
(注)中期:5年以内、長期:5年超
上記により整理された気候変動に関わるリスクおよび機会は以下のとおりです。
気候変動に関わるリスク
| リスク区分 | 発生時期 | 影響 | 影響度 | 対策 | |
| 移行リスク | 政策・法規 | 長期 | 炭素税等の環境関連法規による追加的費用負担増加 | 大 | ・2050年ネットゼロ目標に基づくGHG排出削減 ・投資実行段階におけるインターナル・カーボンプライシング等による移行リスクの評価 ・シナリオ分析結果に基づく持続可能な事業ポートフォリオへの転換 |
| 市場および技術 | 長期 | 石油・天然ガス需要減少、価格低下等に伴う収益の減少 | 大 | ||
| 評判 | 中期 | グローバルな気候協定によるE&P事業への資金調達難 | 大 | ||
| 物理的リスク | 急性 | 中期 | 気象の極端な変動における陸上・海上施設への影響等 | 小 | ハザードマップ等を用いた気象災害リスク評価の結果、影響は限定的 |
| 慢性 | 中期 | 海面上昇による陸上・海上施設への影響、水資源枯渇の影響等 | 小 | 科学的データ等を用いた海面上昇等のリスク評価の結果、影響は限定的 | |
(注)中期:5年以内、長期:5年超
気候変動に関わる機会
| 機会の区分 | 影響時期 | 影響度 | JAPEX経営計画2022-2030での項目 | 具体的な進捗 | |
| 資源効率 | より効率的な生産および流通プロセスの使用 | 長期 | 中 | 生産現場でのCCS/CCUSなど脱炭素技術の併用 | ・海外CCS事業検討(米ワイオミング州南西部の鉱区を保有するBlue Spruce Operating LLCへ資本参加) ・海外CCS/CCUS実現可能性検討(インドネシア・スコワティ油田CO2-EOR(石油増進回収法)(プルタミナ・レミガスと共同)) |
| 製品・サービス | 低排出商品およびサービスの開発・拡張 | 長期 | 大 | CCS/CCUSの早期の実用化と事業化 | ・「先進的CCS事業の実施に係る調査」に関する公募にて、当社が他社と共同提案した苫小牧エリアと東新潟エリアにおけるCCS実現可能性調査の継続 ・海外CCS/CCUS実現可能性検討(マレーシアCCUS(ペトロナスなどと共同)) ・国内鉱山における随伴CO2地下貯留検討 |
| 中期 | 中 | LNG供給インフラ開発案件への参入 | ・ベトナム北部LNG基地プロジェクトへの参入 ・ベトナム北部工業団地向けのLNGを活用したエネルギーサービス事業実現可能性調査 | ||
| 中期 | 小 | 環境負荷の低いエネルギー供給や、既存インフラを活用した受託事業等を通じたサービス範囲の拡大 | ・国内でのカーボンニュートラルLNGの拡販 | ||
(注)中期:5年以内、長期:5年超