有価証券報告書-第18期(2023/01/01-2023/12/31)

【提出】
2024/03/27 13:04
【資料】
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【項目】
150項目
6.企業結合
前連結会計年度(自 2022年1月1日 至 2022年12月31日)
(取得による企業結合)
当社は、2021年10月27日、出光スノーレ石油開発株式会社の発行済株式の50.5%を取得することについて、出光興産株式会社及び大阪ガスサミットリソーシズ株式会社との間で株式譲渡契約を締結しました。その後ノルウェー政府による承認等の条件が充足され、2022年1月31日付で出光スノーレ石油開発株式会社の株式を取得しました。
これに伴い、当社は出光スノーレ石油開発株式会社の100%子会社であるノルウェー法人Idemitsu Petroleum Norge ASの株式を間接所有することとなり、出光スノーレ石油開発株式会社とIdemitsu Petroleum Norge ASは当社の子会社となりました。
(1)被取得企業の名称及び説明
① 被取得企業の名称:出光スノーレ石油開発株式会社 (現社名:株式会社INPEXノルウェー)
被取得企業の事業の内容:子会社を通じたノルウェーにおける石油及び天然ガスの探鉱、開発、生産及び販売
② 被取得企業の名称:Idemitsu Petroleum Norge AS (現社名:INPEX Idemitsu Norge AS)
被取得企業の事業の内容:ノルウェーにおける石油及び天然ガスの探鉱、開発、生産及び販売
(2)取得日
2022年1月31日
(3)取得した議決権付資本持分の割合
① 出光スノーレ石油開発株式会社 取得後の議決権比率 50.5%
② Idemitsu Petroleum Norge AS 取得後の議決権比率 100%(うち、間接所有100%)
(4)企業結合の主な理由
ノルウェーにおける事業基盤の強化を通じて、当社の上流事業の強靭化を進め、さらなる企業価値の向上が見込まれるとともに、ノルウェーをはじめとした欧州における脱炭素化事業への展開を今後積極的に進めることにより、上流事業のクリーン化と併せて、エネルギーの安定供給と気候変動への責任ある対応という二つの社会的責任を果たすことができるものと判断したためであります。
(5)被取得企業の支配を獲得した方法
現金を対価とした株式取得
(6)認識したのれんの構成要因
当該企業結合により生じたのれんは、「海外O&G-その他のプロジェクト」セグメントに計上しております。主にINPEX Idemitsu Norge ASのノルウェーにおける今後の事業展開によって期待される将来の超過収益力により発生したものであり、同社の石油・ガス資産の見積公正価値に対する取得対価の超過部分として計算しております。
(7)取得対価及びその内訳
現金及び現金同等物 39,739百万円
(8)取得日現在における取得資産、引受負債、取得対価の公正価値、非支配持分及びのれん
(単位:百万円)
流動資産40,635
うち、現金及び現金同等物8,329
非流動資産85,293
うち、石油・ガス資産83,422
流動負債△30,057
非流動負債△55,336
取得資産及び引受負債の公正価値(純額)40,536
非支配持分(注)1△20,061
のれん(注)219,265
取得対価の公正価値39,739

(注)1 非支配持分は、被取得企業の識別可能な純資産の公正価値に対する非支配株主の持分割合で測定しております。
2 のれんについて、税務上損金算入が見込まれるものはありません。
(9)連結損益計算書に認識されている取得日以降の被取得企業の収益及び純損益
連結損益計算書に計上されている取得日以降の被取得企業の売上収益は163,585百万円、当期利益は28,919百万円です。
(10)取得関連費用
当該企業結合に係る取得関連費用は164百万円であり、連結損益計算書の「販売費及び一般管理費」に計上しております。
当連結会計年度(自 2023年1月1日 至 2023年12月31日)
該当事項はありません。