有価証券報告書-第74期(平成30年4月1日-平成31年3月31日)
(1) 経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
①経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国経済は、2018年年央に自然災害の影響を受けましたが、企業収益や雇用環境の改善が続き、総じて底堅く推移しました。一方で、米中貿易摩擦問題や中国経済の減速、英国のEU離脱問題等により政治・経済動向に先行き不透明な状況が続いています。建設業界におきましては、公共・民間工事とも受注環境は概ね堅調に推移いたしましたが、人手不足や労務費、資材価格の上昇が懸念されるなど、引き続き動向に注視が必要な経営環境が続いています。
こうした状況の中、当社グループは顧客の更なる信頼と満足に応える企業を目指し、技術・品質・価格の総合的な競争力の向上に努め、受注と利益の確保に取り組んでまいりました。
その結果、当連結会計年度の業績は、受注高が 80,378百万円(前年同期比61.5%増)となり、売上高が55,715百万円(前年同期比16.8%増)となりました。利益につきましては、営業利益が 2,084百万円(前年同期比98.7%増)、経常利益が 2,094百万円(前年同期比143.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益が1,412百万円(前年同期比49.6%減)となりました。
セグメントの業績は次の通りであります。
なお、セグメント利益は連結損益計算書の売上総利益を基礎としております。
(建築事業)
建築工事は集合住宅・医療福祉施設・工場等の生産施設等に注力し、売上高は38,893百万円、セグメント利益は3,225百万円となりました。
(土木事業)
土木工事は橋脚耐震改修等の防災関連工事や復興関連工事に注力し、売上高は15,381百万円、セグメント利益は1,573百万円となりました。
(不動産事業)
不動産事業における売上高は744百万円、セグメント利益は337百万円となりました。
(その他の事業)
資機材の販売・賃貸等、その他の事業における売上高は694百万円、セグメント利益は168百万円となりまし
た。
②財政状態の状況
(資産)
資産につきましては、主に受取手形・完成工事未収入金等の増加等により、前連結会計年度に比べ、4,882百万円増加し、41,127百万円となりました。
(負債)
負債につきましては、主に支払手形・工事未払金等及び電子記録債務の増加等により、前連結会計年度に比べ
3,806百万円増加し、28,401百万円となりました。
(純資産)
純資産につきましては、親会社株主に帰属する当期純利益1,412百万円を計上したこと等により、前連結会計年
度に比べ、1,076百万円増加し、12,726百万円となりました。
③キャッシュ・フローの状況
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
税金等調整前当期純利益の計上2,072百万円、売上債権の増加5,149百万円、仕入債務の増加3,362百万円等によ
り、営業活動によるキャッシュ・フローは、26百万円の増加となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
有形固定資産の取得による支出91百万円、投資有価証券の取得による支出73百万円等により、投資活動による
キャッシュ・フローは、101百万円の減少となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
短期借入れによる収入22,754百万円、短期借入金の返済による支出23,173百万円及び長期借入れによる収入
1,580百万円、長期借入金の返済による支出1,162百万円等により、財務活動によるキャッシュ・フローは89百万
円の増加となりました。
④受注及び売上の状況
a. 受注実績
b. 売上実績
(注)1 当社グループでは、建築セグメント及び土木セグメント以外は受注生産を行っておりません。
2 セグメント間の取引については相殺消去しております。
3 当社グループでは、生産実績を定義することが困難であるため「生産の状況」は記載しておりません。
4 当連結会計年度において受注実績に著しい変動がありました。
これは、土木セグメントにおいて、長期大型工事を受注したことによるものであります。なお、当該工事はその工事内容につき、発注者との間で守秘保持契約書を締結しております。
なお、参考のため提出会社個別の事業の状況は次のとおりであります。
c. 建設事業における受注工事高及び完成工事高の状況
ⅰ 受注工事高、完成工事高及び次期繰越工事高
(注)1 前期以前に受注した工事で、契約の変更等により請負金額の増減がある場合は、当期受注工事高にその増減額を含みます。したがって、当期完成工事高にかかる増減額が含まれています。
2 次期繰越工事高は(前期繰越工事高+当期受注工事高-当期完成工事高)であります。
ⅱ 受注工事高の受注方法別比率
工事受注方法は、特命と競争に大別されます。
(注) 百分比は請負金額比であります。
ⅲ 完成工事高
(注)1 完成工事のうち主なものは、次のとおりであります。
前事業年度 請負金額5億円以上の主なもの
当事業年度 請負金額5億円以上の主なもの
2 前事業年度及び当事業年度ともに完成工事高総額に対する割合が100分の10以上の相手先はありません。
ⅳ 次期繰越工事高(2019年3月31日現在)
(注) 次期繰越工事のうち請負金額5億円以上の主なものは、次のとおりであります。
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
①重要な会計方針の見積り
当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。当社グループの連結財務諸表の作成にあたっては、当連結会計年度末における資産、負債の報告金額及び収益、費用の報告金額に影響を与える見積り、判断及び仮定を使用することが必要となります。当社グループの経営陣は連結財務諸表作成の基礎となる見積り、判断及び仮定を過去の経験や状況に応じ合理的と判断される入手可能な情報により継続的に検証し、意思決定を行っております。しかしながら、これらの見積り、判断及び仮定は不確実性を伴うため、実際の結果と異なる場合があります。
なお、連結財務諸表の作成のための重要な会計基準等は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載されているとおりであります。
②当連結会計年度の経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
当社グループの当連結会計年度の経営成績等は、以下のとおりであります。
経営成績の分析
(売上高)
当連結会計年度における売上高は、前連結会計年度に比べ8,002百万円増加し55,715百万円(前年同期比16.8%増)となりました。これは主に、当社の増加および一部の連結子会社の増加によるものであります。各報告セグメントの外部顧客に対する売上高に占める割合は、建築セグメントが69.8%、土木セグメントが27.6%、不動産セグメントが1.3%、その他が1.2%となりました。
(売上総利益)
当連結会計年度における売上総利益は、前連結会計年度に比べ891百万円増加し、5,281百万円(前年同期比20.3%増)となりました。また、売上総利益率は工事利益率が改善し、前連結会計年度に比べ0.3ポイント増加し、9.5%となりました。
(営業利益)
当連結会計年度における販売費および一般管理費は、従業員給料手当は増加しましたが、前連結会計年度に計上されていた海外工事の工事代金が早期に回収されたことに伴う源泉税その他の費用が減少したことにより、前連結会計年度に比べ143百万円減少し3,197百万円(前年同期比4.3%減)となりました。
以上の結果、当連結会計年度の営業利益は前連結会計年度に比べ1,035百万円増加し、2,084百万円(前年同期比98.7%増)となりました。
(経常利益)
当連結会計年度における営業外収益は、前連結会計年度に比べ57百万円増加し、158百万円(前年同期比57.3%増)となりました。また営業外費用は、前連結会計年度に比べ139百万円減少し、148百万円(前年同期比48.5%減)となりました。これは主に、為替レートの変動により、前年度の為替差損の計上106百万円が当連結会計年度では為替差益の計上57百万円となったことによるものであります。
以上の結果、経常利益は、前連結会計年度に比べ1,232百万円増加し2,094百万円(前年同期比143.0%増)となりました。
(親会社株主に帰属する当期純利益)
当連結会計年度における特別利益は、前連結会計年度に比べ2,253百万円減少して19百万円(前年同期比99.2%減)となりました。これは主に、前連結会計年度に計上した九州建設株式会社を連結子会社化したことに伴う負ののれん発生益2,037百万円が減少したことによるものです。
特別損失は前連結会計年度に比べ0百万円減少し、41百万円(前年同期比2.0%減)となりました。
以上の結果、親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度に比べ1,389百万円減少し1,412百万円(前年同期比49.6%減)となりました。
当社グループの資本の財源及び資金の流動性につきましては次の通りです。
当社グループの運転資金需要のうち主なものは、未成工事支出金及び完成工事原価の支出のほか、販売費および一般管理費等の営業費用であります。また、投資を目的とした資金需要は、設備投資、投資有価証券の取得等によるものであります。
当社グループは、事業運営上必要な資金の流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。短期運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としており、設備投資や長期運転資金の調達につきましては、金融機関からの長期借入及び社債の発行を基本としております。
なお、当連結会計年度末における借入金及び社債を含む有利子負債の残高は7,187百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は9,033百万円となっております。
経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等につきましては次の通りです。
当社では売上高の拡大等の企業規模に目標を置いていません。建設工事の品質・コスト・工期・安全・環境管理に重点を置いた高付加価値企業を目指しています。このため、目標の達成状況を判断するための指標は総資本経常利益率、売上高経常利益率を重視しています。
「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 2018年2月16日)を当連結会計年度の期首から適用しており、前連結会計年度(2018年3月期)の総資産の金額については、当該会計基準等を遡って適用した後の金額となっております。
総資本経常利益率及び売上高経常利益率ともに、2017年3月期から2018年3月期にかけて減少していますが、これは主に、為替レートの変動に伴う営業外損益の悪化288百万円及び海外工事の工事代金早期回収に伴う経費増加分420百万円という一過性の原因が影響したものであります。2019年3月期は前述した一過性の原因が存在しないため、総資本経常利益率及び売上高経常利益率ともに向上いたしました。
当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
①経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国経済は、2018年年央に自然災害の影響を受けましたが、企業収益や雇用環境の改善が続き、総じて底堅く推移しました。一方で、米中貿易摩擦問題や中国経済の減速、英国のEU離脱問題等により政治・経済動向に先行き不透明な状況が続いています。建設業界におきましては、公共・民間工事とも受注環境は概ね堅調に推移いたしましたが、人手不足や労務費、資材価格の上昇が懸念されるなど、引き続き動向に注視が必要な経営環境が続いています。
こうした状況の中、当社グループは顧客の更なる信頼と満足に応える企業を目指し、技術・品質・価格の総合的な競争力の向上に努め、受注と利益の確保に取り組んでまいりました。
その結果、当連結会計年度の業績は、受注高が 80,378百万円(前年同期比61.5%増)となり、売上高が55,715百万円(前年同期比16.8%増)となりました。利益につきましては、営業利益が 2,084百万円(前年同期比98.7%増)、経常利益が 2,094百万円(前年同期比143.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益が1,412百万円(前年同期比49.6%減)となりました。
セグメントの業績は次の通りであります。
なお、セグメント利益は連結損益計算書の売上総利益を基礎としております。
(建築事業)
建築工事は集合住宅・医療福祉施設・工場等の生産施設等に注力し、売上高は38,893百万円、セグメント利益は3,225百万円となりました。
(土木事業)
土木工事は橋脚耐震改修等の防災関連工事や復興関連工事に注力し、売上高は15,381百万円、セグメント利益は1,573百万円となりました。
(不動産事業)
不動産事業における売上高は744百万円、セグメント利益は337百万円となりました。
(その他の事業)
資機材の販売・賃貸等、その他の事業における売上高は694百万円、セグメント利益は168百万円となりまし
た。
②財政状態の状況
(資産)
資産につきましては、主に受取手形・完成工事未収入金等の増加等により、前連結会計年度に比べ、4,882百万円増加し、41,127百万円となりました。
(負債)
負債につきましては、主に支払手形・工事未払金等及び電子記録債務の増加等により、前連結会計年度に比べ
3,806百万円増加し、28,401百万円となりました。
(純資産)
純資産につきましては、親会社株主に帰属する当期純利益1,412百万円を計上したこと等により、前連結会計年
度に比べ、1,076百万円増加し、12,726百万円となりました。
③キャッシュ・フローの状況
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
税金等調整前当期純利益の計上2,072百万円、売上債権の増加5,149百万円、仕入債務の増加3,362百万円等によ
り、営業活動によるキャッシュ・フローは、26百万円の増加となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
有形固定資産の取得による支出91百万円、投資有価証券の取得による支出73百万円等により、投資活動による
キャッシュ・フローは、101百万円の減少となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
短期借入れによる収入22,754百万円、短期借入金の返済による支出23,173百万円及び長期借入れによる収入
1,580百万円、長期借入金の返済による支出1,162百万円等により、財務活動によるキャッシュ・フローは89百万
円の増加となりました。
④受注及び売上の状況
a. 受注実績
| セグメントの名称 | 前連結会計年度 (自 2017年4月1日 至 2018年3月31日) | 当連結会計年度 (自 2018年4月1日 至 2019年3月31日) | ||
| 金額(百万円) | 金額(百万円) | |||
| 建築セグメント | 36,584 | 43,725 | (19.5%増) | |
| 土木セグメント | 13,182 | 36,653 | (178.0%増) | |
| 不動産セグメント | - | - | ||
| その他のセグメント | - | - | ||
| 合計 | 49,767 | 80,378 | (61.5%増) | |
b. 売上実績
| セグメントの名称 | 前連結会計年度 (自 2017年4月1日 至 2018年3月31日) | 当連結会計年度 (自 2018年4月1日 至 2019年3月31日) | ||
| 金額(百万円) | 金額(百万円) | |||
| 建築セグメント | 31,584 | 38,893 | (23.1%増) | |
| 土木セグメント | 14,827 | 15,381 | (3.7%増) | |
| 不動産セグメント | 591 | 744 | (25.7%増) | |
| その他のセグメント | 708 | 694 | (1.89%減) | |
| 合計 | 47,712 | 55,715 | (16.7%増) | |
(注)1 当社グループでは、建築セグメント及び土木セグメント以外は受注生産を行っておりません。
2 セグメント間の取引については相殺消去しております。
3 当社グループでは、生産実績を定義することが困難であるため「生産の状況」は記載しておりません。
4 当連結会計年度において受注実績に著しい変動がありました。
これは、土木セグメントにおいて、長期大型工事を受注したことによるものであります。なお、当該工事はその工事内容につき、発注者との間で守秘保持契約書を締結しております。
なお、参考のため提出会社個別の事業の状況は次のとおりであります。
c. 建設事業における受注工事高及び完成工事高の状況
ⅰ 受注工事高、完成工事高及び次期繰越工事高
| 期別 | 区分 | 前期繰越 工事高 (百万円) | 当期受注 工事高 (百万円) | 計 (百万円) | 当期完成 工事高 (百万円) | 次期繰越 工事高 (百万円) |
| 前事業年度 (自 2017年4月1日 至 2018年3月31日) | 建築工事 | 20,077 | 22,014 | 42,092 | 17,577 | 24,514 |
| 土木工事 | 11,111 | 8,356 | 19,468 | 9,927 | 9,540 | |
| 計 | 31,189 | 30,371 | 61,560 | 27,505 | 34,055 | |
| 当事業年度 (自 2018年4月1日 至 2019年3月31日) | 建築工事 | 24,514 | 25,215 | 49,730 | 21,912 | 27,817 |
| 土木工事 | 9,540 | 30,474 | 40,015 | 9,487 | 30,527 | |
| 計 | 34,055 | 55,690 | 89,745 | 31,400 | 58,345 |
(注)1 前期以前に受注した工事で、契約の変更等により請負金額の増減がある場合は、当期受注工事高にその増減額を含みます。したがって、当期完成工事高にかかる増減額が含まれています。
2 次期繰越工事高は(前期繰越工事高+当期受注工事高-当期完成工事高)であります。
ⅱ 受注工事高の受注方法別比率
工事受注方法は、特命と競争に大別されます。
| 期別 | 区分 | 特命(%) | 競争(%) | 計(%) |
| 前事業年度 (自 2017年4月1日 至 2018年3月31日) | 建築工事 | 12.3 | 87.7 | 100.0 |
| 土木工事 | 2.9 | 97.1 | 100.0 | |
| 当事業年度 (自 2018年4月1日 至 2019年3月31日) | 建築工事 | 14.9 | 85.1 | 100.0 |
| 土木工事 | 3.9 | 96.1 | 100.0 |
(注) 百分比は請負金額比であります。
ⅲ 完成工事高
| 期別 | 区分 | 官公庁(百万円) | 民間(百万円) | 計(百万円) |
| 前事業年度 (自 2017年4月1日 至 2018年3月31日) | 建築工事 | 1,371 | 16,206 | 17,577 |
| 土木工事 | 8,718 | 1,209 | 9,927 | |
| 計 | 10,089 | 17,415 | 27,505 | |
| 当事業年度 (自 2018年4月1日 至 2019年3月31日) | 建築工事 | 3,682 | 18,230 | 21,912 |
| 土木工事 | 8,046 | 1,441 | 9,487 | |
| 計 | 11,728 | 19,671 | 31,400 |
(注)1 完成工事のうち主なものは、次のとおりであります。
前事業年度 請負金額5億円以上の主なもの
| 医療法人聖俊会樋口病院 | 医療法人聖俊会樋口病院健診センター及び新病院新築工事 |
| 社会福祉法人寿宝会 | 社会福祉法人寿宝会特別養護老人ホーム楓の杜建設工事 |
| 春日井市 | 知多配水場築造工事(土木・建築) |
| 東京都財務局 | 綾瀬川護岸耐震補強工事(その26) |
| 愛知県建設部 | 大規模河川管理施設機能確保事業日光川水閘門改築工事 |
| SUZURAN VIETNAM CO.LTD | (仮称)SUZURAN NEW FACTORY 工事 |
当事業年度 請負金額5億円以上の主なもの
| 宝交通株式会社 | ヴィ・クオレレジデンス栄二丁目新築工事 |
| 小田切企画合同会社 | (仮称)武蔵小杉小田切マンション新築工事 |
| 中日本高速道路株式会社 | 新名神高速道路 新四日市JCT~亀山西JCT間管理施設新築工事 |
| 愛知日野自動車株式会社 | (仮称)愛知日野自動車豊橋営業所建設工事 |
| 土岐市 | 西部こども園建設工事(建築工事) |
| 愛知県企業庁 | 知立線耐震化第3工区送水管布設工事(知立線) |
2 前事業年度及び当事業年度ともに完成工事高総額に対する割合が100分の10以上の相手先はありません。
ⅳ 次期繰越工事高(2019年3月31日現在)
| 区分 | 官公庁(百万円) | 民間(百万円) | 計(百万円) |
| 建築工事 | 8,370 | 19,446 | 27,817 |
| 土木工事 | 13,181 | 17,346 | 30,527 |
| 計 | 21,551 | 36,793 | 58,345 |
(注) 次期繰越工事のうち請負金額5億円以上の主なものは、次のとおりであります。
| 愛知県建設部 | 愛知県営東浦住宅PFI方式整備等事業 | 2023年3月完成予定 |
| 東洋製鉄株式会社 | 東洋製鉄株式会社(仮称)名古屋工場新築工事 | 2019年9月完成予定 |
| 名古屋高速道路公社 | 平成30年度高速5号万場線床版等修繕工事(黄金工区) | 2021年5月完成予定 |
| 株式会社芋銀 | フルーツファクトリー江南新築工事 | 2020年2月完成予定 |
| 御嵩町 | 平成30年度南海トラフ巨大地震亜炭鉱跡防災対策事業 第4期防災工事 | 2020年12月完成予定 |
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
①重要な会計方針の見積り
当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。当社グループの連結財務諸表の作成にあたっては、当連結会計年度末における資産、負債の報告金額及び収益、費用の報告金額に影響を与える見積り、判断及び仮定を使用することが必要となります。当社グループの経営陣は連結財務諸表作成の基礎となる見積り、判断及び仮定を過去の経験や状況に応じ合理的と判断される入手可能な情報により継続的に検証し、意思決定を行っております。しかしながら、これらの見積り、判断及び仮定は不確実性を伴うため、実際の結果と異なる場合があります。
なお、連結財務諸表の作成のための重要な会計基準等は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載されているとおりであります。
②当連結会計年度の経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
当社グループの当連結会計年度の経営成績等は、以下のとおりであります。
経営成績の分析
(売上高)
当連結会計年度における売上高は、前連結会計年度に比べ8,002百万円増加し55,715百万円(前年同期比16.8%増)となりました。これは主に、当社の増加および一部の連結子会社の増加によるものであります。各報告セグメントの外部顧客に対する売上高に占める割合は、建築セグメントが69.8%、土木セグメントが27.6%、不動産セグメントが1.3%、その他が1.2%となりました。
(売上総利益)
当連結会計年度における売上総利益は、前連結会計年度に比べ891百万円増加し、5,281百万円(前年同期比20.3%増)となりました。また、売上総利益率は工事利益率が改善し、前連結会計年度に比べ0.3ポイント増加し、9.5%となりました。
(営業利益)
当連結会計年度における販売費および一般管理費は、従業員給料手当は増加しましたが、前連結会計年度に計上されていた海外工事の工事代金が早期に回収されたことに伴う源泉税その他の費用が減少したことにより、前連結会計年度に比べ143百万円減少し3,197百万円(前年同期比4.3%減)となりました。
以上の結果、当連結会計年度の営業利益は前連結会計年度に比べ1,035百万円増加し、2,084百万円(前年同期比98.7%増)となりました。
(経常利益)
当連結会計年度における営業外収益は、前連結会計年度に比べ57百万円増加し、158百万円(前年同期比57.3%増)となりました。また営業外費用は、前連結会計年度に比べ139百万円減少し、148百万円(前年同期比48.5%減)となりました。これは主に、為替レートの変動により、前年度の為替差損の計上106百万円が当連結会計年度では為替差益の計上57百万円となったことによるものであります。
以上の結果、経常利益は、前連結会計年度に比べ1,232百万円増加し2,094百万円(前年同期比143.0%増)となりました。
(親会社株主に帰属する当期純利益)
当連結会計年度における特別利益は、前連結会計年度に比べ2,253百万円減少して19百万円(前年同期比99.2%減)となりました。これは主に、前連結会計年度に計上した九州建設株式会社を連結子会社化したことに伴う負ののれん発生益2,037百万円が減少したことによるものです。
特別損失は前連結会計年度に比べ0百万円減少し、41百万円(前年同期比2.0%減)となりました。
以上の結果、親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度に比べ1,389百万円減少し1,412百万円(前年同期比49.6%減)となりました。
当社グループの資本の財源及び資金の流動性につきましては次の通りです。
当社グループの運転資金需要のうち主なものは、未成工事支出金及び完成工事原価の支出のほか、販売費および一般管理費等の営業費用であります。また、投資を目的とした資金需要は、設備投資、投資有価証券の取得等によるものであります。
当社グループは、事業運営上必要な資金の流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。短期運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としており、設備投資や長期運転資金の調達につきましては、金融機関からの長期借入及び社債の発行を基本としております。
なお、当連結会計年度末における借入金及び社債を含む有利子負債の残高は7,187百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は9,033百万円となっております。
経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等につきましては次の通りです。
当社では売上高の拡大等の企業規模に目標を置いていません。建設工事の品質・コスト・工期・安全・環境管理に重点を置いた高付加価値企業を目指しています。このため、目標の達成状況を判断するための指標は総資本経常利益率、売上高経常利益率を重視しています。
| 2017年3月期 | 2018年3月期 | 2019年3月期 | ||
| 総資本 | 29,791百万円 | 36,245百万円 | 41,127百万円 | |
| 売上高 | 42,984百万円 | 47,712百万円 | 55,715百万円 | |
| 経常利益 | 1,168百万円 | 861百万円 | 2,094百万円 | |
| 総資本経常利益率 | 3.9% | 2.4% | 5.4% | |
| 売上高経常利益率 | 2.7% | 1.8% | 3.8% |
「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 2018年2月16日)を当連結会計年度の期首から適用しており、前連結会計年度(2018年3月期)の総資産の金額については、当該会計基準等を遡って適用した後の金額となっております。
総資本経常利益率及び売上高経常利益率ともに、2017年3月期から2018年3月期にかけて減少していますが、これは主に、為替レートの変動に伴う営業外損益の悪化288百万円及び海外工事の工事代金早期回収に伴う経費増加分420百万円という一過性の原因が影響したものであります。2019年3月期は前述した一過性の原因が存在しないため、総資本経常利益率及び売上高経常利益率ともに向上いたしました。