四半期報告書-第68期第3四半期(平成28年10月1日-平成28年12月31日)

【提出】
2017/02/14 14:41
【資料】
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【項目】
29項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

(1) 業績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、設備投資の持ち直しの動きに足踏みがみられるなど一部に改善の遅れがありますが、海外経済の回復による輸出の持ち直しや、雇用環境の改善、所得の増加により個人消費が上向いてきたことにより、緩やかな回復基調が続きました。
このような状況下、当社グループは受注量の確保、工事・販売原価管理の徹底に向けて努力してまいりましたが、受注高につきましては254億3千1百万円と前年同四半期と比べ23億2千6百万円(△8.4%)の減少となりました。
売上高につきましては259億1千5百万円と前年同四半期と比べ10億6千6百万円(△4.0%)の減収となり、経常利益につきましても減収及び管理費の増加により19億8千7百万円と前年同四半期と比べ2億6百万円(△9.4%)の減益となりました。
親会社株主に帰属する四半期純利益につきましては、投資有価証券売却益の計上により特別利益が増加したことから14億9百万円と前年同四半期と比べ2千9百万円(△2.0%)の減益に留まりました。
繰越受注高は130億6千5百万円と前年同四半期と比べ9億5千4百万円(△6.8%)の減少となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
① 屋根事業
屋根事業につきましては、セグメント売上高は228億9千1百万円と前年同四半期と比べ13億4千2百万円(△5.5%)の減収となりました。
セグメント利益は18億4千2百万円と前年同四半期と比べ1億9千2百万円(△9.5%)の減益となりました。
② 建材事業
建材事業につきましては、セグメント売上高は29億7千5百万円と前年同四半期と比べ2億7千4百万円(10.2%)の増収となりました。
セグメント利益は1億3千9百万円と前年同四半期と比べ2百万円(1.8%)の増益となりました。
③ その他
その他につきましては、太陽光発電による売電事業であり、セグメント売上高は4千8百万円と前年同四半期と比べ1百万円(2.4%)の増収となりました。
セグメント利益は2千万円と前年同四半期と比べ0百万円(0.6%)の増益となりました。
(2) 財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末の総資産は297億2千5百万円となり、前連結会計年度末比5億6千1百万円の増加となりました。これは主に設備投資による有形固定資産が増加したことによるものであります。
負債につきましては151億6千6百万円となり前連結会計年度末比2億8千8百万円の減少となりました。これは主に確定申告納付により未払法人税等が減少したことによるものであります。
純資産につきましては145億5千9百万円となり前連結会計年度末比8億5千万円の増加となりました。これは主に親会社株主に帰属する四半期純利益の計上により利益剰余金が増加したことによるものであります。
この結果、自己資本比率は49.0%となり、前連結会計年度末47.0%を2.0ポイント上回ることとなりました。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は2億7千8百万円であります。
(5) 重要な設備
前連結会計年度末において計画中であった重要な設備の新設等について、当第3四半期連結累計期間に完了したものは、次のとおりであります。
会社名事業所名
(所在地)
セグメント
の名称
設備の内容投資総額
(百万円)
完成年月
提出
会社
深谷製作所
(埼玉県深谷市)
屋根事業プレス組立工場588平成28年9月
プレス組立工場
機械設備
215平成28年12月
その他
(売電事業)
太陽光発電設備142平成28年9月

(注) 1.上記の金額には消費税等は含まれておりません。