半期報告書-第68期(平成27年4月1日-平成28年3月31日)

【提出】
2015/12/21 9:58
【資料】
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【項目】
82項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において、当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものである。
(1) 経営成績の分析
当中間連結会計期間においては、公共投資が減少に転じたものの、企業収益の改善により民間設備投資に持ち直しの動きが見られたことから、経営環境は堅調に推移した。このような状況のもと、当社グループは総力を挙げて努力を重ねた結果、売上高は28,963百万円(前年同期比10.6%増)、営業利益は1,735百万円(前年同期168百万円の利益)、経常利益は1,786百万円(前年同期218百万円の利益)となり、親会社株主に帰属する中間純利益は1,214百万円(前年同期141百万円の利益)となった。
セグメントの業績は、次のとおりである。
① 建設事業
完成工事高は27,209百万円(前年同期比9.8%増)、営業利益は1,604百万円(前年同期157百万円の利益)となった。
なお、建設事業においては、契約により工事の完成引渡しが下半期に集中しているため、上半期の完成工事高に比べ下半期の完成工事高が著しく多くなるといった季節的変動がある。ちなみに、前中間連結会計期間の完成工事高は24,766百万円であり、前連結会計年度は63,946百万円であった。
② 不動産事業
不動産事業売上高は208百万円(前年同期比50.6%減)、営業損失は19百万円(前年同期134百万円の損失)となった。
③ 製造販売事業
アスファルト合材及びコンクリート製品の売上高は1,360百万円(前年同期比66.6%増)、営業利益は119百万円(前年同期比4.0%減)となった。
④ その他の事業
その他の事業売上高は184百万円(前年同期比12.6%増)、営業利益は15百万円(前年同期4百万円の利益)となった。
(2) 財政状態の分析
① 資産の状況
当中間連結会計期間末における流動資産は25,096百万円となり、前連結会計年度末に比べて4,312百万円(14.6%)減少、固定資産は15,558百万円となり、前連結会計年度末に比べて70百万円(0.4%)増加した。その結果、総資産は40,655百万円となり、前連結会計年度末に比べて4,241百万円(9.4%)減少した。
流動資産の減少の主な要因は、受取手形・完成工事未収入金等が減少したことによるものである。当社グループの売上高は、契約により工事の完成引渡しが下半期に集中しているため、当中間連結会計期間末の受取手形・完成工事未収入金等は、前連結会計年度末に比べて減少するといった季節的変動によるものである。
② 負債の状況
当中間連結会計期間末における流動負債は25,216百万円となり、前連結会計年度末に比べて5,509百万円(17.9%)減少、固定負債は7,256百万円となり、前連結会計年度末に比べて23百万円(0.3%)増加した。その結果、負債合計は32,472百万円となり、前連結会計年度末に比べて5,485百万円(14.4%)減少した。
流動負債の減少の主な要因は、支払手形・工事未払金等が減少したことによるものである。これは流動資産の減少要因と同様に、当中間連結会計期間末の支払手形・工事未払金等は、前連結会計年度末に比べて減少するといった季節的変動によるものである。
③ 純資産の状況
当中間連結会計期間末における純資産は8,183百万円となり、前連結会計年度末に比べて1,244百万円(17.9%)増加した。
純資産の増加の主な要因は、利益剰余金が増加したことによるものである。
(3) キャッシュ・フローの状況の分析
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当中間連結会計期間における営業活動によるキャッシュ・フローは、1,833百万円の資金増加(前年同期は223百万円の資金減少)となった。これは売上債権の減少額などによるものである。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当中間連結会計期間における投資活動によるキャッシュ・フローは、179百万円の資金減少(前年同期は24百万円の資金減少)となった。これは有形・無形固定資産の取得による支出などによるものである。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当中間連結会計期間における財務活動によるキャッシュ・フローは、398百万円の資金減少(前年同期は1,170百万円の資金減少)となった。これは短期借入金の純減少額などによるものである。
これらの活動の結果、当中間連結会計期間における現金及び現金同等物の中間期末残高は、前中間期末残高より5,530百万円(120.3%)増加して10,126百万円となった。