訂正有価証券報告書-第41期(平成26年4月1日-平成27年3月31日)

【提出】
2015/07/27 15:35
【資料】
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【項目】
119項目

研究開発活動

当社グループ(当社及び連結子会社)は、高性能・高品質な住宅の供給及びスマート設備等の様々な技術の実用化に向け、主として当社の生産技術本部、技術研究所及び三井ホームコンポーネント㈱において住生活向上・エネルギー利用の効率化・環境の低炭素化のための基礎的研究や開発等(住宅部資材・設備・工法・性能等)を行うとともに、当社の商品開発部において新商品に関する研究開発活動を実施しており、当連結会計年度の研究開発費の総額は、4億4千6百万円であります。
当連結会計年度における研究開発活動の状況は、次のとおりであります。
①基礎的研究部門及び応用技術開発部門
基礎的研究部門では、最先端技術を搭載したスマートハウス実証実験住宅「MIDEAS」(ミディアス)にてHEMSや次世代スマート省エネ技術、創エネ技術等の実用化に向けた検証実験を継続実施しております。
応用技術開発部門では、新築住宅で高い評価を得ている高効率健康空調システム「スマートブリーズ」と制震デバイス「VAX」(バックス)をリフォーム向けに開発いたしました。
また、平成25年度林野庁「森林整備加速化・林業再生事業」の採択を受けた千葉県富津市内の幼稚園プロジェクトが完成しました。この建物では、千葉県産杉材によるツーバイフォー工法用製材を当社独自の接合技術であるネイルプレートコネクター「コネック」によってトラス架構し、木質感あふれる大空間を実現いたしました。
なお、当連結会計年度におけるこれら基礎的研究部門及び応用技術開発部門の研究開発費は、合計で3億1千2百万円であります。
②商品開発部門
商品開発部門では、全200通りの建物形状パターンから最適なパターンを選び、それをベースにより効率的にオーダーメイドの家づくりが実現できる「セレクトオーダー200」のほか、「暮らし方から考えるオーダーメイド」をコンセプトに、ポスト団塊ジュニア世代を中心とする30歳台から40歳台前半の「無理をせず等身大で生活する。しかし自分の好きなことにはとことんこだわる」という価値観を意識したオーダーメイド住宅「SONOMA」(ソノマ)を開発いたしました。また、外観デザインだけでなくインテリアや素材、ライフスタイルまでを含めた、新たな「暮らしのスタイル」を提案する「NEW STYLE COLLECTION~2015 Spring」を発表いたしました。
なお、当連結会計年度におけるこれら商品開発部門の研究開発費は、合計で1億3千4百万円であります。