訂正有価証券報告書-第82期(平成30年4月1日-平成31年3月31日)

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2022/06/28 13:19
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「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 2018年2月16日)等を当事業年度の期首から適用しており、当該会計基準等を遡って適用した後の数値で前事業年度との比較・分析を行っております。
(1) 経営成績等の状況の概要
当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
①財政状態及び経営成績の状況
(経営成績)
当事業年度のわが国経済は、企業収益の改善傾向が持続するとともに、設備投資や輸出も増加したほか、堅調な雇用・所得環境を背景に個人消費も底堅く推移するなど、景気は引き続き緩やかな回復基調にありました。一方で通商問題の動向が世界経済に与える影響や中国経済の減速懸念など、海外経済の不確実性などにより先行き不透明な状況が続いております。
建設業界におきましては、公共投資は首都圏を中心とした大型インフラ工事等により引き続き高い水準を維持するとともに、民間設備投資も企業業績の回復に伴い増加基調にあるなど、全体として緩やかな回復基調で推移しました。
こうした経営環境の中で当社は、全社を挙げて品質管理及び安全管理並びにコンプライアンスの徹底に努めるとともに、技術力、提案力、知名度等の総合力の更なる向上と安定的な収益基盤の構築を目指して積極的な営業活動を展開してまいりました。
これらの結果、受注高は前期比10.5%増の806億25百万円となりました。
売上高は前期比12.9%減の838億73百万円となりました。
利益面では、営業利益が前期比3.0%減の54億34百万円、経常利益が前期比1.7%減の56億26百万円となりましたが、当期純利益は前期比3.7%増の39億51百万円となり、2015年3月期に計上した創業以来の最高益を更新する結果となりました。
(財政状態)
〈資産〉
当事業年度末の資産合計は、949億91百万円(前年同期比23億13百万円増)となりました。
流動資産は、現金預金の増加等により、前年同期比12億23百万円の増加、固定資産は、岡山本店ビルの新棟新築及び本館改修に伴う建物の増加等により、前年同期比10億90百万円の増加となりました。
〈負債〉
当事業年度末の負債合計は、306億16百万円(前年同期比10億89百万円減)となりました。
流動負債は、電子記録債務の減少等により、前年同期比2億92百万円の減少、固定負債は、退職給付引当金の減少等により、前年同期比7億96百万円の減少となりました。
〈純資産〉
当事業年度末の純資産合計は、前年同期比34億2百万円増の643億74百万円となりました。これは、当期純利益の計上等によるものであります。
セグメントごとの財政状態及び経営成績は、以下のとおりであります。
・建築事業
建築事業の当事業年度のセグメント受注高は487億24百万円(前年同期比23.3%増)となりました。セグメント売上高は494億70百万円(前年同期比23.6%減)となり、セグメント利益は56億43百万円(前年同期比31.4%減)となりました。当事業年度末のセグメント資産は、未成工事支出金の減少等により378億69百万円(前年同期比14.3%減)となりました。
当事業年度の建築事業は、企業業績の回復に伴う民間設備投資の増加などにより良好な環境が続きました。受注高は前年同期比で増加となりましたが、大型工事の受注及び施工時期の影響等により、売上高は前年同期比で減少となりました。完成工事利益率は引き続き高い水準で推移したものの、売上高減少の影響等により利益面では前年実績を下回る結果となりました。
・土木事業
土木事業の当事業年度のセグメント受注高は319億1百万円(前年同期比4.6%減)となりました。セグメント売上高は344億3百万円(前年同期比9.1%増)となり、セグメント利益は50億86百万円(前年同期比65.2%増)となりました。当事業年度末のセグメント資産は、電子記録債権の増加等により185億94百万円(前年同期比2.3%増)となりました。
当事業年度の土木事業は、首都圏を中心とした大型インフラ工事等により公共投資が引き続き高い水準を維持していることなどから良好な環境が続きました。受注高は前年同期比で微減となりましたが、順調な受注及び施工消化により売上高は前年同期比で増加するとともに、完成工事利益率が良化したため利益面でも前年実績を大きく上回る結果となりました。
②キャッシュ・フローの状況
当事業年度末における「現金及び現金同等物の期末残高」は、前事業年度末残高から63億59百万円増加し、150億88百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度の営業活動によるキャッシュ・フローは、前年同期の△19億22百万円に対し89億77百万円となりました。これは、主に売上債権の減少等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度の投資活動によるキャッシュ・フローは、前年同期の8億72百万円に対し△21億6百万円となりました。これは、主に有形固定資産の取得による支出の増加等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度の財務活動によるキャッシュ・フローは、前年同期の△12億71百万円に対し△5億11百万円となりました。これは、自己株式の取得による支出が減少したことによるものであります。
③生産、受注及び販売の実績
a. 受注実績
セグメントの名称当事業年度(百万円)前年同期比(%)
建築事業48,72423.3
土木事業31,901△4.6
合計80,62510.5

b. 売上実績
セグメントの名称当事業年度(百万円)前年同期比(%)
建築事業49,470△23.6
土木事業34,4039.1
合計83,873△12.9

(注) 当社では生産実績を定義することが困難であるため、「生産の状況」は記載しておりません。
c. 受注工事高、完成工事高、繰越工事高及び施工高
期別工事別前期
繰越
工事高
(百万円)
当期
受注
工事高
(百万円)

(百万円)
当期
完成
工事高
(百万円)
次期繰越工事高当期
施工高
(百万円)
手持
工事高
(百万円)
うち施工高
比率
(%)
金額
(百万円)
第81期
(自 2017年4月1日
至 2018年3月31日)
建築58,36939,52997,89864,73833,1600.27764,687
土木47,80333,42981,23331,53049,7020.01931,474
106,17372,958179,13196,26882,8630.19796,162
第82期
(自 2018年4月1日
至 2019年3月31日)
建築33,16048,72481,88449,47032,4140.14249,435
土木49,70231,90181,60434,40347,2000.12734,411
82,86380,625163,48883,87379,6140.16983,846

(注) 1.前期以前に受注した工事で、契約の変更により請負金額の増減がある場合は、当期受注工事高にその増減額を含んでおります。したがって、当期完成工事高にもかかる増減額が含まれております。
2.次期繰越工事高の施工高は、支出金により手持工事高の施工高を推定したものであります。
3.当期施工高は(当期完成工事高+次期繰越施工高-前期繰越施工高)に一致いたします。
d. 受注工事高の受注方法別比率
工事受注方法は、特命と競争に大別されます。
期別区分特命(%)競争(%)計(%)
第81期
(自 2017年4月1日
至 2018年3月31日)
建築工事57.642.4100
土木工事11.588.5100
第82期
(自 2018年4月1日
至 2019年3月31日)
建築工事68.731.3100
土木工事31.468.6100

(注) 百分比は請負金額比であります。
e. 完成工事高
期別区分官公庁(百万円)民間(百万円)計(百万円)
第81期
(自 2017年4月1日
至 2018年3月31日)
建築工事1,81862,91964,738
土木工事23,0088,52131,530
24,82771,44196,268
第82期
(自 2018年4月1日
至 2019年3月31日)
建築工事67948,79049,470
土木工事25,2059,19734,403
25,88557,98883,873

(注) 1.完成工事のうち主なものは、次のとおりであります。
第81期 請負金額10億円以上の主なもの
㈱OPA高崎オーパ新築工事
東京都東尾久浄化センター主ポンプ棟建設その9工事
オーケー㈱オーケー㈱寒川物流センター新築工事
九州電力㈱杉安発電所 ダム底部放流設備新設工事のうち土木本体工事
独立行政法人労働者健康安全機構岡山労災看護専門学校建築工事

第82期 請負金額10億円以上の主なもの
イオンモール㈱西風新都プロジェクト新築工事
東日本高速道路㈱上信越自動車道 矢代工事
㈱メディセオ㈱メディセオ関東ALC増築工事
エムジーリース㈱大森海岸プロジェクト
新津山国際ホテル㈱新津山国際ホテル建設工事

2.完成工事高総額に対する割合が100分の10以上に該当する相手先別の完成工事高及びその割合は、次のとおりであります。
第81期
イオンモール㈱18,426百万円19.1%
学校法人加計学園10,586百万円11.0%

第82期
㈱PALTAC9,375百万円11.2%
イオンモール㈱8,875百万円10.6%

f. 手持工事高(2019年3月31日現在)
区分官公庁(百万円)民間(百万円)計(百万円)
建築工事1,00631,40732,414
土木工事35,61311,58747,200
36,62042,99479,614

(注) 手持工事のうち請負金額10億円以上の主なものは、次のとおりであります。
イオンモール㈱イオンモール高岡Ⅱ期工事2019年9月完成予定
国土交通省東京外環中央JCT北側ランプ改良工事2020年3月完成予定
㈱PALTAC㈱PALTAC RDC杉戸流通加工場 新築工事2019年9月完成予定
国土交通省平成29-31年度 新猪ノ鼻トンネル(徳島工区)工事2019年12月完成予定
㈱クラレ新発電所基礎・建屋設置工事2021年1月完成予定


(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中における将来に関する事項は、当事業年度末(2019年3月31日)現在において当社が判断したものであります。
①重要な会計方針及び見積り
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。
財務諸表の作成にあたっては、当事業年度における財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を与える見積り及び予測を必要としております。当社は財務諸表作成の基礎となる見積り及び予測を過去の実績や状況に応じて合理的と判断される一定の前提に基づいて継続的に検証し、意思決定を行っております。そのため、実際の結果は、見積り及び予測に伴う不確実性などにより異なる場合があります。
②経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
a. 財政状態及び経営成績の状況
財政状態及び経営成績の状況につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。
b. 目標とする経営指標の達成状況等
当社が目標とする経営指標といたしましては、安定した経営を持続していくため、自己資本比率、売上高経常利益率、1株当たり当期純利益などの指標の向上を目指しております。
当事業年度における各経営指標の実績につきましては、自己資本比率は67.8%(前事業年度65.8%)、売上高経常利益率は6.7%(前事業年度5.9%)、1株当たり当期純利益は773.60円(前事業年度734.93円)となっております。
また、当事業年度の期首に設定した経営成績目標とその達成状況は以下のとおりであります。
当事業年度
(2019年3月期)
売上高
(百万円)
営業利益
(百万円)
経常利益
(百万円)
当期純利益
(百万円)
1株当たり
当期純利益(円)
経営成績目標80,0002,2002,3001,600313.26
実績値83,8735,4345,6263,951773.60
達成率(%)104.8247.0244.6246.9247.0

c. 資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社の運転資金需要のうち主なものは、建設工事に係る材料費、外注費、人件費等の経費や販売費及び一般管理費などの営業費用であります。通常の運転資金及び設備投資資金につきましては内部資金を充てることとしておりますが、効率的な調達を行うため取引金融機関9社と貸出コミットメント契約を締結しております。

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