有価証券報告書-第89期(2025/04/01-2026/03/31)
(1) 経営成績等の状況の概要
当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
(経営成績)
当期のわが国経済は、雇用・所得環境の改善や個人消費の持ち直し、堅調なインバウンド需要などを背景に、景気は引き続き緩やかな回復傾向で推移しました。一方、米国の通商政策を巡る不確実性や物価上昇の継続、為替変動の影響に加え、中東情勢の緊迫化に伴う地政学的リスクの高まりなどから、景気の先行きは不透明さが強まる状況となりました。
建設業界におきましては、国土強靭化政策の推進や防災・減災関連事業を中心に公共投資は堅調に推移しました。企業収益の改善に伴い民間設備投資にも持ち直しの動きが見られたものの、建設資材価格の高止まりや労務ひっ迫を背景とした建設コストの上昇など、収益環境には引き続き厳しさも見られました。
このような経営環境のもと、当社は会社設立100年となる2036年に向け、「想いを築き、幸せを創造する」企業であり続けることを目指し策定した「長期ビジョン2036」の実現に取り組んでおります。当期は、そのフェーズ1として位置付ける3ヵ年中期経営計画(2024~2026年度)の2年目として、受注基盤の強化や工事採算性の改善、生産性向上や人的資本への投資など、各種施策を着実に推進してまいりました。
その結果、当期の業績は、受注高が前期比26.2%増の1,147億34百万円、売上高が前期比24.8%増の874億48百万円となりました。利益面においても、営業利益は前期比30.2%増の23億62百万円、経常利益は前期比28.3%増の27億8百万円、当期純利益は前期比1.4%増の18億13百万円となり、前期比で増収増益を確保することができました。
(財政状態)
〈資産〉
当事業年度末の資産合計は、1,035億74百万円(前年同期比134億35百万円増)となりました。
流動資産は、完成工事未収入金の増加等により、前年同期比86億94百万円の増加となりました。
固定資産は、保有株式の株価の上昇に伴う投資有価証券の増加等により、前年同期比47億40百万円の増加となりました。
〈負債〉
当事業年度末の負債合計は、348億74百万円(前年同期比95億97百万円増)となりました。
流動負債は、短期借入金の増加等により、前年同期比83億13百万円の増加となりました。
固定負債は、繰延税金負債の増加等により、前年同期比12億84百万円の増加となりました。
〈純資産〉
当事業年度末の純資産合計は、前年同期比38億37百万円増の687億円となりました。これは、その他有価証券評価差額金の増加等によるものであります。
セグメントごとの経営成績及び財政状態は、以下のとおりであります。
・建築事業
建築事業の当事業年度のセグメント受注高は631億83百万円(前年同期比38.3%増)となりました。セグメント売上高は445億8百万円(前年同期比32.2%増)となり、セグメント利益は41億63百万円(前年同期比17.4%増)となりました。当事業年度末のセグメント資産は、完成工事未収入金の増加等により291億79百万円(前年同期比11.6%増)となりました。
当事業年度の事業環境は、企業収益の改善に伴い民間設備投資は持ち直しの動きが見られました。受注高は大型の商業施設や公共建築工事などの受注が重なったことにより前年同期比で増加となりました。手持工事の施工状況等から売上高は前年同期比で増加となり、利益面においても売上高の増加等により前年実績を上回る結果となりました。
・土木事業
土木事業の当事業年度のセグメント受注高は515億50百万円(前年同期比14.1%増)となりました。セグメント売上高は429億40百万円(前年同期比17.9%増)となり、セグメント利益は38億20百万円(前年同期比26.2%増)となりました。当事業年度末のセグメント資産は、完成工事未収入金の増加等により402億88百万円(前年同期比29.3%増)となりました。
当事業年度の事業環境は、国土強靭化政策の推進等により、公共投資は堅調に推移しました。受注高は順調に推移し前年同期比で増加となり、売上高についても受注高の増加や手持工事の順調な施工消化等により前年同期比で増加となりました。利益面においても、売上高の増加等により前年実績を上回る結果となりました。
② キャッシュ・フローの状況
当事業年度末における「現金及び現金同等物の期末残高」は、前事業年度末残高から32億88百万円減少し、68億88百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度の営業活動によるキャッシュ・フローは、前年同期の△3億55百万円に対し△51億14百万円となりました。これは、主に売上債権の増加等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度の投資活動によるキャッシュ・フローは、前年同期の19億36百万円に対し△6億20百万円となりました。これは、主に有形固定資産及び無形固定資産の取得による支出の増加等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度の財務活動によるキャッシュ・フローは、前年同期の△99億72百万円に対し24億45百万円となりました。これは、主に短期借入金の純増減額が増加したことによるものであります。
③ 生産、受注及び販売の実績
a. 受注実績
b. 売上実績
(注) 当社では生産実績を定義することが困難であるため、「生産の状況」は記載しておりません。
c. 受注工事高、完成工事高及び繰越工事高
(注) 1.前期以前に受注した工事で、契約の変更により請負金額の増減がある場合は、当期受注工事高にその増減額を含んでおります。したがって、当期完成工事高にもかかる増減額が含まれております。
2.次期繰越工事高は(前期繰越工事高+当期受注工事高-当期完成工事高)であります。
d. 受注工事高の受注方法別比率
工事受注方法は、特命と競争に大別されます。
(注) 百分比は請負金額比であります。
e. 完成工事高
(注) 1.完成工事のうち主なものは、次のとおりであります。
第88期 請負金額10億円以上の主なもの
第89期 請負金額10億円以上の主なもの
2.完成工事高総額に対する割合が100分の10以上に該当する相手先別の完成工事高及びその割合は、次のとおりであります。
第88期
第89期
f. 手持工事高(2026年3月31日現在)
(注) 手持工事のうち請負金額10億円以上の主なものは、次のとおりであります。
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中における将来に関する事項は、当事業年度末(2026年3月31日)現在において当社が判断したものであります。
① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
a. 財政状態及び経営成績の状況
財政状態及び経営成績の状況につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。
b. 目標とする経営指標の達成状況等
当社が目標とする経営指標といたしましては、株主価値向上及び安定した経営を持続していくため、売上高総利益率、売上高営業利益率、自己資本比率、自己資本利益率、配当性向などの指標の向上を目指しております。
当事業年度における各経営指標の実績及び推移につきましては、「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (1)会社の経営方針等 ②目標とする経営指標」に記載のとおりであります。
また、当事業年度に設定した経営成績目標とその達成状況は以下のとおりであります。
② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
a.キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容
キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
b. 資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当社の運転資金の主な使途は、建設工事に係る材料費、外注費、人件費等の経費や販売費及び一般管理費などの営業費用であります。通常の運転資金及び設備投資資金につきましては、営業活動により生じた手元流動資金及び内部資金を充てることとしておりますが、不足が生じた場合には金融機関から借入金の調達を行っております。効率的な調達を行うため取引金融機関9社と借入枠50億円の貸出コミットメント契約を締結しております。
③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。
財務諸表の作成にあたっては、当事業年度における財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を与える見積り及び予測を必要としております。当社は財務諸表作成の基礎となる見積り及び予測を過去の実績や状況に応じて合理的と判断される一定の前提に基づいて継続的に検証し、意思決定を行っております。そのため、実際の結果は、見積り及び予測に伴う不確実性などにより異なる場合があります。
当社の財務諸表で採用した重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項(重要な会計方針)」に記載しております。会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものは以下のとおりであります。
a. 一定の期間にわたり収益を認識する方法による収益認識
「第5 経理の状況 1財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。
b. 工事損失引当金
「第5 経理の状況 1財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。
c. 貸倒引当金
債権の貸倒損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権等特定の債権については個別に回収可能性を検討し、回収不能見込額を計上しております。債権の回収可能性について疑義が生じた場合、追加引当が必要となる可能性があります。
d. 繰延税金資産
繰延税金資産は将来の課税所得の見込等を勘案して、回収可能性を慎重に検討し計上しております。回収可能性に疑義が生じた場合、適正と考えられる金額まで減額する可能性があります。
当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
(経営成績)
当期のわが国経済は、雇用・所得環境の改善や個人消費の持ち直し、堅調なインバウンド需要などを背景に、景気は引き続き緩やかな回復傾向で推移しました。一方、米国の通商政策を巡る不確実性や物価上昇の継続、為替変動の影響に加え、中東情勢の緊迫化に伴う地政学的リスクの高まりなどから、景気の先行きは不透明さが強まる状況となりました。
建設業界におきましては、国土強靭化政策の推進や防災・減災関連事業を中心に公共投資は堅調に推移しました。企業収益の改善に伴い民間設備投資にも持ち直しの動きが見られたものの、建設資材価格の高止まりや労務ひっ迫を背景とした建設コストの上昇など、収益環境には引き続き厳しさも見られました。
このような経営環境のもと、当社は会社設立100年となる2036年に向け、「想いを築き、幸せを創造する」企業であり続けることを目指し策定した「長期ビジョン2036」の実現に取り組んでおります。当期は、そのフェーズ1として位置付ける3ヵ年中期経営計画(2024~2026年度)の2年目として、受注基盤の強化や工事採算性の改善、生産性向上や人的資本への投資など、各種施策を着実に推進してまいりました。
その結果、当期の業績は、受注高が前期比26.2%増の1,147億34百万円、売上高が前期比24.8%増の874億48百万円となりました。利益面においても、営業利益は前期比30.2%増の23億62百万円、経常利益は前期比28.3%増の27億8百万円、当期純利益は前期比1.4%増の18億13百万円となり、前期比で増収増益を確保することができました。
(財政状態)
〈資産〉
当事業年度末の資産合計は、1,035億74百万円(前年同期比134億35百万円増)となりました。
流動資産は、完成工事未収入金の増加等により、前年同期比86億94百万円の増加となりました。
固定資産は、保有株式の株価の上昇に伴う投資有価証券の増加等により、前年同期比47億40百万円の増加となりました。
〈負債〉
当事業年度末の負債合計は、348億74百万円(前年同期比95億97百万円増)となりました。
流動負債は、短期借入金の増加等により、前年同期比83億13百万円の増加となりました。
固定負債は、繰延税金負債の増加等により、前年同期比12億84百万円の増加となりました。
〈純資産〉
当事業年度末の純資産合計は、前年同期比38億37百万円増の687億円となりました。これは、その他有価証券評価差額金の増加等によるものであります。
セグメントごとの経営成績及び財政状態は、以下のとおりであります。
・建築事業
建築事業の当事業年度のセグメント受注高は631億83百万円(前年同期比38.3%増)となりました。セグメント売上高は445億8百万円(前年同期比32.2%増)となり、セグメント利益は41億63百万円(前年同期比17.4%増)となりました。当事業年度末のセグメント資産は、完成工事未収入金の増加等により291億79百万円(前年同期比11.6%増)となりました。
当事業年度の事業環境は、企業収益の改善に伴い民間設備投資は持ち直しの動きが見られました。受注高は大型の商業施設や公共建築工事などの受注が重なったことにより前年同期比で増加となりました。手持工事の施工状況等から売上高は前年同期比で増加となり、利益面においても売上高の増加等により前年実績を上回る結果となりました。
・土木事業
土木事業の当事業年度のセグメント受注高は515億50百万円(前年同期比14.1%増)となりました。セグメント売上高は429億40百万円(前年同期比17.9%増)となり、セグメント利益は38億20百万円(前年同期比26.2%増)となりました。当事業年度末のセグメント資産は、完成工事未収入金の増加等により402億88百万円(前年同期比29.3%増)となりました。
当事業年度の事業環境は、国土強靭化政策の推進等により、公共投資は堅調に推移しました。受注高は順調に推移し前年同期比で増加となり、売上高についても受注高の増加や手持工事の順調な施工消化等により前年同期比で増加となりました。利益面においても、売上高の増加等により前年実績を上回る結果となりました。
② キャッシュ・フローの状況
当事業年度末における「現金及び現金同等物の期末残高」は、前事業年度末残高から32億88百万円減少し、68億88百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度の営業活動によるキャッシュ・フローは、前年同期の△3億55百万円に対し△51億14百万円となりました。これは、主に売上債権の増加等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度の投資活動によるキャッシュ・フローは、前年同期の19億36百万円に対し△6億20百万円となりました。これは、主に有形固定資産及び無形固定資産の取得による支出の増加等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度の財務活動によるキャッシュ・フローは、前年同期の△99億72百万円に対し24億45百万円となりました。これは、主に短期借入金の純増減額が増加したことによるものであります。
③ 生産、受注及び販売の実績
a. 受注実績
| セグメントの名称 | 当事業年度(百万円) | 前年同期比(%) |
| 建築事業 | 63,183 | 38.3 |
| 土木事業 | 51,550 | 14.1 |
| 合計 | 114,734 | 26.2 |
b. 売上実績
| セグメントの名称 | 当事業年度(百万円) | 前年同期比(%) |
| 建築事業 | 44,508 | 32.2 |
| 土木事業 | 42,940 | 17.9 |
| 合計 | 87,448 | 24.8 |
(注) 当社では生産実績を定義することが困難であるため、「生産の状況」は記載しておりません。
c. 受注工事高、完成工事高及び繰越工事高
| 期別 | 工事別 | 前期繰越 工事高 (百万円) | 当期受注 工事高 (百万円) | 計(百万円) | 当期完成 工事高 (百万円) | 次期繰越 工事高 (百万円) |
| 第88期 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) | 建築 | 30,693 | 45,689 | 76,383 | 33,678 | 42,705 |
| 土木 | 69,534 | 45,199 | 114,734 | 36,414 | 78,320 | |
| 計 | 100,228 | 90,889 | 191,118 | 70,092 | 121,025 | |
| 第89期 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) | 建築 | 42,705 | 63,183 | 105,889 | 44,508 | 61,380 |
| 土木 | 78,320 | 51,550 | 129,871 | 42,940 | 86,930 | |
| 計 | 121,025 | 114,734 | 235,760 | 87,448 | 148,311 |
(注) 1.前期以前に受注した工事で、契約の変更により請負金額の増減がある場合は、当期受注工事高にその増減額を含んでおります。したがって、当期完成工事高にもかかる増減額が含まれております。
2.次期繰越工事高は(前期繰越工事高+当期受注工事高-当期完成工事高)であります。
d. 受注工事高の受注方法別比率
工事受注方法は、特命と競争に大別されます。
| 期別 | 区分 | 特命(%) | 競争(%) | 計(%) |
| 第88期 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) | 建築工事 | 30.3 | 69.7 | 100 |
| 土木工事 | 44.4 | 55.6 | 100 | |
| 第89期 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) | 建築工事 | 69.3 | 30.7 | 100 |
| 土木工事 | 22.8 | 77.2 | 100 |
(注) 百分比は請負金額比であります。
e. 完成工事高
| 期別 | 区分 | 民間(百万円) | 官公庁(百万円) | 計(百万円) |
| 第88期 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) | 建築工事 | 30,546 | 3,132 | 33,678 |
| 土木工事 | 8,389 | 28,024 | 36,414 | |
| 計 | 38,935 | 31,156 | 70,092 | |
| 第89期 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) | 建築工事 | 42,880 | 1,628 | 44,508 |
| 土木工事 | 11,895 | 31,045 | 42,940 | |
| 計 | 54,775 | 32,673 | 87,448 |
(注) 1.完成工事のうち主なものは、次のとおりであります。
第88期 請負金額10億円以上の主なもの
| GLP小郡ロジスティック 特定目的会社 | GLP福岡小郡プロジェクト | |
| イオンモール㈱ | イオンモール太田増床活性化工事 | |
| 総社市 | 総社市新庁舎(庁舎棟・議会棟)建設工事 | |
| 東日本高速道路㈱ | 首都圏中央連絡自動車道 谷田川高架橋(下部工)工事 | |
| 富谷市明石台東土地区画整理組合 | 富谷市明石台東土地区画整理事業 | |
第89期 請負金額10億円以上の主なもの
| 三井不動産㈱ | 北綾瀬駅前商業施設計画 新築工事 | |
| オカモト㈱ | オカモト㈱ 岡山工場新築工事 | |
| 西日本高速道路㈱ | 岡山自動車道 有漢工事 | |
| 国土交通省 | 七尾港(大田地区)岸壁(-10m)(大田2号・物専) (災害復旧)改良外1件工事 | |
| 日本下水道事業団 | 堺市古川下水ポンプ場建設工事 | |
2.完成工事高総額に対する割合が100分の10以上に該当する相手先別の完成工事高及びその割合は、次のとおりであります。
第88期
| 国土交通省 | 13,038百万円 | 18.6% |
第89期
| 国土交通省 | 16,111百万円 | 18.4% |
f. 手持工事高(2026年3月31日現在)
| 区分 | 民間(百万円) | 官公庁(百万円) | 計(百万円) |
| 建築工事 | 46,227 | 15,153 | 61,380 |
| 土木工事 | 26,467 | 60,462 | 86,930 |
| 計 | 72,694 | 75,616 | 148,311 |
(注) 手持工事のうち請負金額10億円以上の主なものは、次のとおりであります。
| イオンモール㈱ | 八王子インターチェンジ北計画 B街区 | |
| 倉敷市 | 倉敷市庁舎等再編整備事業(市民交流ゾーン整備) | |
| 国土交通省 | R4国道20号新笹子トンネルその1工事 | |
| 環境省 | 令和7~10年度中間貯蔵双葉地区受入分別処理・貯蔵工事 | |
| 東京都 | 勝どきポンプ所ポンプ棟建設工事 |
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中における将来に関する事項は、当事業年度末(2026年3月31日)現在において当社が判断したものであります。
① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
a. 財政状態及び経営成績の状況
財政状態及び経営成績の状況につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。
b. 目標とする経営指標の達成状況等
当社が目標とする経営指標といたしましては、株主価値向上及び安定した経営を持続していくため、売上高総利益率、売上高営業利益率、自己資本比率、自己資本利益率、配当性向などの指標の向上を目指しております。
当事業年度における各経営指標の実績及び推移につきましては、「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (1)会社の経営方針等 ②目標とする経営指標」に記載のとおりであります。
また、当事業年度に設定した経営成績目標とその達成状況は以下のとおりであります。
| 当事業年度 (2026年3月期) | 売上高 (百万円) | 営業利益 (百万円) | 経常利益 (百万円) | 当期純利益 (百万円) | 1株当たり 当期純利益(円) |
| 経営成績目標 | 83,000 | 2,000 | 2,250 | 1,400 | 55.09 |
| 実績値 | 87,448 | 2,362 | 2,708 | 1,813 | 71.33 |
| 達成率(%) | 105.4 | 118.1 | 120.4 | 129.6 | 129.5 |
② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
a.キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容
キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
b. 資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当社の運転資金の主な使途は、建設工事に係る材料費、外注費、人件費等の経費や販売費及び一般管理費などの営業費用であります。通常の運転資金及び設備投資資金につきましては、営業活動により生じた手元流動資金及び内部資金を充てることとしておりますが、不足が生じた場合には金融機関から借入金の調達を行っております。効率的な調達を行うため取引金融機関9社と借入枠50億円の貸出コミットメント契約を締結しております。
③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。
財務諸表の作成にあたっては、当事業年度における財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を与える見積り及び予測を必要としております。当社は財務諸表作成の基礎となる見積り及び予測を過去の実績や状況に応じて合理的と判断される一定の前提に基づいて継続的に検証し、意思決定を行っております。そのため、実際の結果は、見積り及び予測に伴う不確実性などにより異なる場合があります。
当社の財務諸表で採用した重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項(重要な会計方針)」に記載しております。会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものは以下のとおりであります。
a. 一定の期間にわたり収益を認識する方法による収益認識
「第5 経理の状況 1財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。
b. 工事損失引当金
「第5 経理の状況 1財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。
c. 貸倒引当金
債権の貸倒損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権等特定の債権については個別に回収可能性を検討し、回収不能見込額を計上しております。債権の回収可能性について疑義が生じた場合、追加引当が必要となる可能性があります。
d. 繰延税金資産
繰延税金資産は将来の課税所得の見込等を勘案して、回収可能性を慎重に検討し計上しております。回収可能性に疑義が生じた場合、適正と考えられる金額まで減額する可能性があります。