四半期報告書-第76期第2四半期(平成29年4月1日-平成29年6月30日)

【提出】
2017/08/10 16:02
【資料】
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【項目】
23項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当グループが判断したものであります。
1.提出会社の代表者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に関する分析・検討内容
(1) 経営成績の分析
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、企業収益及び雇用・所得環境の改善を背景に緩やかな回復基調が継続しているものの、新興国経済の停滞や米国の政権交代による経済政策の不確実性により、依然として先行き不透明な状況が継続しております。
製パン業界におきましては消費者の節約・低価格志向の継続や雇用環境の変化による労務費・人件費の上昇により依然として厳しい事業環境が続いております。
こうした状況の中、当グループでは基本方針に「ルールの確認と徹底」、「垣根を越えたチームプレイ」、「オンリーワンを目指す挑戦」を掲げ、中期経営計画を柱とした収益基盤の構築に取り組み、更なる企業価値向上を目指してまいりました。
営業面では、1ヶ月限定で発売したピコ太郎とコラボした蒸しパンや「チョコレートクロワッサン」などのチョコシリーズ、日本各地の特産品を使用した「うまいもの紀行」シリーズが好評を得ました。例年行っているポケモンの映画チケットが当たるキャンペーンにおきましては、今年から初めてWEB上で抽選を行い、売上貢献に努めてまいりました。
以上の結果、当第2四半期連結累計期間のパン部門の売上高は10,096百万円と前第2四半期連結累計期間に比べ200百万円の増収となったものの、和洋菓子部門の売上高は1,752百万円と前第2四半期連結累計期間に比べ8百万円の減収、その他の売上高は1,590百万円と前第2四半期連結累計期間に比べ257百万円の減収となりました。その他の売上高減少は焼き菓子などのインバウンド需要が一段落したこと等によります。よって、当第2四半期連結累計期間の売上高は13,439百万円と前第2四半期連結累計期間に比べ65百万円の減収、前第2四半期連結累計期間比0.5%の減となりました。
また、当第2四半期連結累計期間の営業利益は、商品ミックスの悪化(原料費の高い商品へのシフト)による副原料費の増加、労務費・人件費の上昇等により113百万円(前年同四半期は338百万円の営業利益)を計上し、経常利益につきましては、賃貸収入や省エネ関連の補助金など営業外収益を156百万円、支払利息等営業外費用81百万円を計上した結果188百万円の利益(前年同四半期は403百万円の経常利益)、親会社株主に帰属する四半期純利益は、投資有価証券の売却益13百万円の特別利益の計上や当連結会計年度から連結納税制度を適用した結果134百万円の利益(前年同四半期は287百万円の親会社株主に帰属する四半期純利益)となりました。
なお、当グループは、食品事業の単一セグメントであるため、セグメント情報の記載は省略しております。
(2) 財政状態の分析
当第2四半期連結会計期間末における総資産は、売掛金の減少などにより、前連結会計年度末に比べ142百万円減少し、19,871百万円となりました。負債につきましては、未払法人税等の減少などにより、前連結会計年度末に比べ306百万円減少し、10,392百万円となりました。また、純資産は、利益剰余金の増加などにより前連結会計年度末に比べ163百万円増加し、9,479百万円となりました。
(3) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ599百万円増加し、3,491百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における営業活動の資金収支は、仕入債務の減少90百万円などを計上しましたが、税金等調整前四半期純利益201百万円、減価償却費328百万円、売上債権の回収821百万円などにより1,064百万円の資金を得ることができました。
なお、前第2四半期連結累計期間に比べ532百万円の収入の減少となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における投資活動の資金収支は、有形固定資産の取得による支出353百万円などにより362百万円の支出となりました。
なお、前第2四半期連結累計期間に比べ118百万円の支出の増加となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における財務活動の資金収支は、社債の償還による支出などにより101百万円の支出となりました。
なお、前第2四半期連結累計期間に比べ133百万円の支出の増加となりました。
(4) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、75百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。