有価証券報告書-第145期(2022/04/01-2023/03/31)
<味の素グループの人的資本に対する考え方>当社グループは経営戦略の実現にあたり、4つの無形資産(技術・人財・顧客・組織)が重要であると考えています。特に無形資産全体の価値を高める源泉であり、技術と顧客をマッチングさせイノベーションを生み出す人財資産の重要性は高いと考えています。また、志(パーパス)の実現に向けた主たる課題は下記と考えています。
・味の素グループ全体で共有する価値観や志の更なる浸透
・食品とアミノサイエンス、地域、ジェンダー、キャリア等を融合するダイバーシティ・エクイティ&インクルージョンの考え方の下、クロスセクショナルチームの取組みを推進し、イノベーションを共創する力の強化
・創業以来、大切にしている価値観の一つである開拓者精神(新しい事業、新市場の開拓に常に挑戦し続ける精神)の強化
(1)人財育成方針
志に共感する仲間が集い、対話を通じた“志の醸成と共感”の促進に加え、“多様性”と“挑戦”を加速することでイノベーションを共創し、継続的に人財資産を強化します(人財投資額(*7):2022年度約100億円/23-30年累計1,000億円以上)。当社グループは従業員のエンゲージメントが企業価値を高める重要な要素と位置付け、従業員エンゲージメントスコア(*8)の向上を推進します(実績:2022年度62%、目標:2025年度80%/2030年度85%)。また、従業員のWell-beingは人財資産の強化を支える基盤と考え、健康増進や資産形成等、広い観点で従業員のWell-being向上にも取り組みます。
*7 機会投資含む金額
*8 測定方法を、「ASV自分ごと化」の1設問から、より実態を把握できる「ASV実現プロセス」の9設問の平均値(2022年度実績:75%)へと2023年度スコアから変更します。


(2)人財に係るマネジメント体制
当社グループは各国・地域の多様な人財を横断的に育成・登用し、人財の適所適財を実現するための基盤として、グローバル人財マネジメントシステムを導入しています。本システムは基幹ポストと基幹人財を可視化する仕組み(ポジションマネジメント×タレントマネジメント)から構成されています。
また、グローバル人財マネジメントシステムや人財資産の強化に係る各種施策等の円滑な運営を目的に、経営会議の下部機構として、最高経営責任者を委員長とし、経営会議メンバーで構成される人財委員会EX及び人財委員会を設置し、2022年度実績で全6回の議論を行っています。特に人財パイプラインの構築という観点では、指名委員会との連動も踏まえたグローバルでの重要ポジションのサクセッションプラン作成、さらに先を見据えた次世代リーダー層の人財プール等を形成、戦略的な育成や登用を強化しています。

(3)志の醸成と共感
当社グループは「アミノサイエンス®で人・社会・地球のWell-beingに貢献する」という志(パーパス)の実現に向けたマネジメントサイクル標準化による志の醸成と共感の促進、各取組みの結果として現れるエンゲージメント向上に向けた取組みを組織的に推進しています。



(4)多様性
性別、年齢、国籍、障がいの有無、経験等によらず、社員一人ひとりが互いに尊重し合い活躍する会社となり、社内外の多様な「個人」が集い、「組織」が多様な個の強みを活かして共成長し、未来に向けた継続的なイノベーションを創出するというダイバーシティ・エクイティ&インクルージョンがイノベーションの創出には不可欠であると考えています。
*9 執行役及び事業部長や組織長、それに準ずる重要なポジション
*10 多様性:ジェンダー・国籍・所属籍等
(5)挑戦
当社グループは多様な人財一人ひとりが持てる能力を最大限に発揮し、志の実現に向けて自律的に挑戦することが組織と個人の共成長には不可欠であると考えています。
(6)Well-beingに関する取組み
当社グループは従業員のWell-beingは人財資産の基盤と考えており、健康や資産形成等の観点からもWell-beingの醸成を促進します。
*11 2023年5月時点
(7)人的資本経営に関係する外部機関等からの評価
味の素グループの人的資本に対する考え方は、志の実現に向けた人財資産強化のストーリーであり、戦略、指標及び目標について区分することが困難であるため、一体的な文章で記載しています。
・味の素グループ全体で共有する価値観や志の更なる浸透
・食品とアミノサイエンス、地域、ジェンダー、キャリア等を融合するダイバーシティ・エクイティ&インクルージョンの考え方の下、クロスセクショナルチームの取組みを推進し、イノベーションを共創する力の強化
・創業以来、大切にしている価値観の一つである開拓者精神(新しい事業、新市場の開拓に常に挑戦し続ける精神)の強化
(1)人財育成方針
志に共感する仲間が集い、対話を通じた“志の醸成と共感”の促進に加え、“多様性”と“挑戦”を加速することでイノベーションを共創し、継続的に人財資産を強化します(人財投資額(*7):2022年度約100億円/23-30年累計1,000億円以上)。当社グループは従業員のエンゲージメントが企業価値を高める重要な要素と位置付け、従業員エンゲージメントスコア(*8)の向上を推進します(実績:2022年度62%、目標:2025年度80%/2030年度85%)。また、従業員のWell-beingは人財資産の強化を支える基盤と考え、健康増進や資産形成等、広い観点で従業員のWell-being向上にも取り組みます。
*7 機会投資含む金額
*8 測定方法を、「ASV自分ごと化」の1設問から、より実態を把握できる「ASV実現プロセス」の9設問の平均値(2022年度実績:75%)へと2023年度スコアから変更します。


(2)人財に係るマネジメント体制
当社グループは各国・地域の多様な人財を横断的に育成・登用し、人財の適所適財を実現するための基盤として、グローバル人財マネジメントシステムを導入しています。本システムは基幹ポストと基幹人財を可視化する仕組み(ポジションマネジメント×タレントマネジメント)から構成されています。
また、グローバル人財マネジメントシステムや人財資産の強化に係る各種施策等の円滑な運営を目的に、経営会議の下部機構として、最高経営責任者を委員長とし、経営会議メンバーで構成される人財委員会EX及び人財委員会を設置し、2022年度実績で全6回の議論を行っています。特に人財パイプラインの構築という観点では、指名委員会との連動も踏まえたグローバルでの重要ポジションのサクセッションプラン作成、さらに先を見据えた次世代リーダー層の人財プール等を形成、戦略的な育成や登用を強化しています。

(3)志の醸成と共感
当社グループは「アミノサイエンス®で人・社会・地球のWell-beingに貢献する」という志(パーパス)の実現に向けたマネジメントサイクル標準化による志の醸成と共感の促進、各取組みの結果として現れるエンゲージメント向上に向けた取組みを組織的に推進しています。



| CEO対話/本部長対話 | 当社の全組織や主要関係会社の従業員とCEOや本部長が直接対話する機会を設定し、会社の志の浸透を進めています。 (2022年度実績:CEO対話:63回 本部長対話:67回) |
| 個人目標発表会 | 各従業員が会社の志と自身の志や業務との接点を考え、1年間の自身の目標を発表する会をグローバルで実施しています。 (2022年度実施:主要G会社含む29社で実施) |
| ASVアワード | 2016年からASVを体現した秀逸な事例の表彰を実施。また受賞した事例をグローバルで共有することで、ASVの理解浸透を進めています。今後は更に社外関係者等を含むステークホルダーの方々とのコミュニケーションに活用し、志の共感を広げていきます。 (詳細は当社HP:https://story.ajinomoto.co.jp/report/082.html) |
| エンゲージメントサーベイ | 2017年よりグローバルで全社員に対するエンゲージメントサーベイを実施しています。ASV理解・納得から組織としての成果創出までの各プロセス(ASV実現プロセス)とそれに付随する設問やスコアの可視化に加え、各社・各組織に専門担当者を設定することで、各社・各組織の課題を明らかにし、適切な対策検討と実行が行われる体制を構築しています。また、過去のエンゲージメントサーベイのスコア結果から「志への共感」「顧客志向」「生産性向上」の項目については1人あたりの売上高と事業利益に正の相関があることが分かっています。 |
(4)多様性
性別、年齢、国籍、障がいの有無、経験等によらず、社員一人ひとりが互いに尊重し合い活躍する会社となり、社内外の多様な「個人」が集い、「組織」が多様な個の強みを活かして共成長し、未来に向けた継続的なイノベーションを創出するというダイバーシティ・エクイティ&インクルージョンがイノベーションの創出には不可欠であると考えています。
| リーダーシップ層(*9)の多様化 | 執行役、事業部長や各組織の長等の重要ポジションの多様化を加速。2030年までに多様性(*10)を持った人財の構成比30%を目指します。(2023年3月末時点:16%) |
| 女性の登用・活躍推進 | グループ全体で27%(2023年3月末時点)の女性管理職比率を、2030年を目途に40%まで向上することを目指します。特に比率の低い日本では、女性のキャリア形成機会を提供するAjiPannaアカデミー等を通じ、女性管理職候補者や現在の女性管理職のサポートを行い、2030年までに30%の達成を目指します。(当社は2019年より「30% Club Japan」に参画しています)![]() |
| キャリア採用 | 高度なスキルや新規事業立上げの知見等を有する人財を中心にキャリア採用を拡大。事業状況に応じて、最適な構成比を目指します。 2022年度実績:当社の年間採用数のうちキャリア採用者の構成比33% 2023-24年予定:当社の年間採用数のうちキャリア採用者の構成比約50% |
*9 執行役及び事業部長や組織長、それに準ずる重要なポジション
*10 多様性:ジェンダー・国籍・所属籍等
(5)挑戦
当社グループは多様な人財一人ひとりが持てる能力を最大限に発揮し、志の実現に向けて自律的に挑戦することが組織と個人の共成長には不可欠であると考えています。
| 手挙げでの異動・プロジェクト参加 | 手挙げによる部門異動や複数部門での横断プロジェクトへの参画を加速。2022年度から当社では社内公募による異動を本格化。事業状況等も踏まえながら手挙げ文化の醸成を推進します。 |
| ネットワーク型の働き方 | ビジョン・志への共感と信頼をベースに、自身の資格や専門性を活かした貢献や社外とのプロジェクト参加等、柔軟な方法で価値創出する機会提供を推進しています。(例:栄養リテラシー教育コンテンツ作成、キャリアアドバイザー、タイにおける産官学含む約40団体との連携プロジェクト等) |
| 自律的な成長の支援 | 協業先や外部研究機関、MBAや専門大学院への派遣等 (例:一橋大学、国際大学、スタンフォード大学等) |
| A-STARTERS(新規事業創出プロジェクト) | 当社及び国内の主要グループ会社の従業員を対象に、新規事業立ち上げを望む社員を公募・選抜し、新規ビジネスプランの事業化を推進しています。2020年度からスタートし、2022年度は51件の応募があり、採択されたアイデアは事業化に向けた検討を推進しています。 |
| 1 on 1(対話)を通じた支援 | 当社では各従業員の志の実現や挑戦を支援すべく、1 on 1での対話を大切にしています。特に自身のキャリア実現に向けて、上司と毎年約1時間のキャリア面談や半期毎のフィードバック面談(1時間程度)を1980年代から実施しており、1 on 1での対話は当社の人財育成の基盤となっています。また、質の向上という観点で全管理職に対してコーチング研修を実施予定です(当社:2023年度実施予定) |
(6)Well-beingに関する取組み
当社グループは従業員のWell-beingは人財資産の基盤と考えており、健康や資産形成等の観点からもWell-beingの醸成を促進します。
| 健康経営 | 当社では従業員のセルフケアの向上と健康寿命延伸に向けて、年1回、産業医・保健スタッフが日本で勤務する全ての従業員(パート社員含む)と面談を実施(国内グループ会社は隔年1回)。健康診断やストレスチェックの結果等を踏まえた保健指導を実施しています。また、休業中の従業員を対象に独自の「メンタルヘルス回復プログラム」を導入しており、休業開始から職場復帰までの継続サポート等も実施しています。 |
| 資産形成 | 外部専門家とも連携し、自社の制度や施策を踏まえた資産リテラシー教育プログラムを年間通じて従業員に提供(のべ約2,800名が受講)。無料でファイナンシャルプランナーとの個別相談(任意)の機会提供も行い、従業員の資産形成に対する施策も実施しています。 また、従業員一人ひとりが中期視点での企業価値向上サイクルへの参画意識の向上と共に自律的な資産形成の観点で持株会に関する取組みも推進しています。(当社+国内グループ会社の計20社の加入率:71%(*11)) |
*11 2023年5月時点
(7)人的資本経営に関係する外部機関等からの評価
| 健康経営優良法人2023 (大規模法人部門~ホワイト500~) | 令和4年度「なでしこ銘柄」 | PRIDE指標2022(ゴールド) |
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| 認定歴:2017~2023年 連続認定 | 選定歴:2016年、2017年、2021年、2022年(2019年、2020年「準なでしこ」に選定) | 認定歴:2020~2022年 連続認定 |
味の素グループの人的資本に対する考え方は、志の実現に向けた人財資産強化のストーリーであり、戦略、指標及び目標について区分することが困難であるため、一体的な文章で記載しています。



