四半期報告書-第91期第1四半期(平成26年4月1日-平成26年6月30日)

【提出】
2014/08/13 15:23
【資料】
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【項目】
25項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

文中の将来に関する事項は、当四半期連結累計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1)業績の状況
当第1四半期連結累計期間(以下「当第1四半期」)の円安や金融市況の回復を背景として、緩やかな回復基調にありました。
先行きについても、景気回復の動きが確かなものとなることが期待されております。
当社の主要な事業領域についてみると、国内外の金融・不動産市場及び国内のホテル・レジャー市場は、デフレから脱却し堅調に推移しております。
このような経済状況のもとで、当第1四半期の当社グループは、収益不動産の新規取得、新規投資案件のソーシング、ホテル等店舗の販売促進、並びに食品製造機械の生産・受注活動などに注力してまいりました。
当第1四半期の当社グループの業績は、大きな投資回収がなく、新規不動産の取得経費があったことなどから、売上高643百万円(前年同期比2.5%減)の減収となり、利益水準についても、営業損失21百万円(前年同期は営業利益0百万円)、経常損失28百万円(前年同期は経常利益17百万円)、四半期純損失27百万円(前年同期は四半期純利益12百万円)と、黒字確保に至りませんでした。
報告セグメントごとの業績及び直近の状況は、次の通りであります。
(マーチャント・バンキング事業)
当社グループは、当事業部門におきまして、主に国内外の企業及び不動産向けの投資事業を営んでおります。
当第1四半期においては、大きな投資回収はなく、売上高69百万円(前年同期比41.7%減)と減収となりました。また、損益については、所有不動産からの賃貸収益6百万円があったものの、収益不動産の新規取得のための経費7百万円があり、セグメント利益4百万円(前年同期比87.5%減)の減益となりました。
なお、前記の不動産取得は、札幌市内の賃貸用マンション2棟を取得したものです。設備投資額は合計で477百万円であり、当該投資のため415百万円を銀行借入により資金調達いたしました。今後、年間ベースで35百万円前後の賃貸収入を見込んでおります。
(オペレーション事業)
当社グループは、当社及び連結子会社である株式会社ホテルシステム二十一(兵庫県加古川市)において、宿泊施設、飲食施設及びボウリング場の運営などを行っております。
当第1四半期は、消費増税の影響などより事業所全般の業績が停滞し、売上高491百万円(前年同期比1.8%増)、セグメント利益5百万円(前年同期比50.3%減)の増収、減益となりました。
(マニュファクチュアリング事業)
当社グループは、連結子会社である旭工業株式会社(東京都青梅市)において、食品製造機械の製造、販売を行っております。
当第1四半期は、大口の納品が1件あり、売上高82百万円(前年同期比41.7%増)、セグメント利益10百万円(前年同期はセグメント損失3百万円)と黒字を確保いたしました。
また、当第1四半期における受注及び生産の状況は順調であり、第2四半期以降についても納品を見込んでおります。
(2)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(3)研究開発活動
該当事項はありません。