四半期報告書-第93期第1四半期(平成28年4月1日-平成28年6月30日)

【提出】
2016/08/12 15:31
【資料】
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【項目】
23項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

文中の将来に関する事項は、当四半期報告書提出日現在において当社グループが判断したものであります。
(1)業績の状況
当第1四半期連結累計期間(以下「当第1四半期」)の我が国経済は、緩やかな回復基調が続いておりますが、アジア新興国や資源国等の景気の下振れや英国のEU離脱問題に伴う海外経済の不確実性の高まりや金融市場の変動などが、我が国経済の景気の下押しリスクとなっております。当社の主要な事業領域についてみると、国内外の金融・不動産市場及び国内のホテル・レジャー市場は、海外経済の不確実性の影響を受けつつも、概ね堅調に推移しているといえます。
このような経済状況のもと、当第1四半期の当社グループは、新規賃貸用不動産の取得、ホテル等の事業所の採算維持・向上のための施策並びに食品製造機械の生産・受注活動など、経常的な収益力を強化するための取り組みを積極的に進めてまいりました。
以上の結果、当第1四半期の当社グループの業績は、オペレーション事業における事業所の契約満了やマニュファクチャリング事業における納品のタイミングによる影響により、売上高542百万円(前年同期比25.9%減)、営業損失41百万円(前年同期は営業利益8百万円)、経常損失50百万円(前年同期は経常利益1百万円)、親会社株主に帰属する四半期純損失53百万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純利益20百万円)と、前年同期に対し、減収減益となりました。
報告セグメントごとの業績及び直近の状況は、次の通りであります。
(マーチャント・バンキング事業)
当社グループは、当事業部門におきまして、主に国内外の企業及び不動産向けの投資事業を営んでおります。
当第1四半期は、新たに京都市左京区所在の賃貸用マンション並びに大阪市天王寺区所在の賃貸用マンションを取得し、経費9百万円を負担した結果、売上高79百万円(前年同期比1.8%増)、セグメント利益16百万円(前年同期比31.4%減)と、前年同期に対し、増収減益となりました。
(オペレーション事業)
当社グループは、当社及び株式会社ホテルシステム二十一(連結子会社)において、宿泊施設、ボウリング場及びインターネットカフェ店舗の運営、並びに給食業務の受託を行っております。
当第1四半期は、前年同期と比較して宿泊施設における宿泊実績の落ち込みがみられるとともに、平成28年3月に「国民宿舎マリンテラスあしや」が契約満了となったこと、また、宿泊施設の改修のための支出を行った結果、売上高448百万円(前年同期比17.3%減)、セグメント利益6百万円(前年同期比63.0%減)と、前年同期に対し、減収減益となりました。
(マニュファクチュアリング事業)
当社グループは、連結子会社である旭工業株式会社(東京都青梅市)において、食品製造機械の製造、販売を行っております。
当第1四半期は、受注の納品、検収が第2四半期にズレ込むことにより、売上高14百万円(前年同期比87.1%減)、セグメント損失21百万円(前年同期はセグメント利益2百万円)の減収減益となりました。
当事業部門の業績は、受注製品の納品や検収のタイミングにより変動することがありますが、当第1四半期におきまして、当期中に納品を見込んでいる製品の受注並びに生産は順調に進捗しております。
(2)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(3)研究開発活動
該当事項はありません。