有価証券報告書-第101期(令和2年4月1日-令和3年3月31日)
(1)経営成績等の状況の概要
①財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症の世界的な感染拡大、および、断続的な感染拡大に伴う規制や制限強化などにより、経済・社会活動は大きく停滞しました。
染色加工業界におきましても、新型コロナウイルス感染症拡大防止対策としての外出自粛や各自治体からの営業自粛要請、度重なる感染拡大に対応するための活動制限などにより個人消費の低迷は長期化が見込まれており、衣料品販売を中心に厳しい事業運営が続いております。
このような状況のもと、当社グループは国内染色加工事業にて市場規模に応じた生産体制への移行を完了しておりましたが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大、および長期化懸念から、更なる規模の縮小に加え、徹底的なコストの削減・見直しを実施しました。
また、コロナ禍での需要に対応するため、抗菌・抗ウイルスなどの特殊加工技術を活かした素材提案や商品の開発にも注力しました。
海外におきましても、新型コロナウイルス感染症の影響は大きく、マスク用途素材の受注は伸ばしたものの、国内販売が大幅に落ち込みました。タイ国子会社では、輸出向け受注も失速、インドネシア子会社においても感染拡大の長期化懸念から受注は大幅に減少しました。
しかしながら、新規客先開拓および商品開発、品質管理・生産性の改善などにより、受注は徐々に回復傾向にあります。
縫製品販売事業では、不織布マスク・ガーゼマスクの販売に加え、当社の加工技術を活かしたユニフォームマスク、抗菌・抗ウイルス素材や肌にやさしいガーゼ素材を使用した新商品の提案・販売に注力しました。
保育サービス事業では、コロナ禍においても医療従事者支援の観点から、企業内(病院内)保育所の運営を続けてまいりました。保育現場での感染症対策に万全を期すとともに、新規拠点の開設・運営や事業エリア拡大に注力しました。
洗濯事業では、インバウンド需要の消滅によりホテルリネンが大幅に減少するなか、新規のルート・客先の開拓を図るも厳しい結果となりました。
これらの結果、売上高は10,624百万円(前年同期比24.2%減、3,385百万円減)となり、営業損失は148百万円(前年同期は営業利益617百万円)、経常損失は69百万円(前年同期は経常利益604百万円)、親会社株主に帰属する当期純損失は174百万円(前年同期は親会社株主に帰属する当期純損失551百万円)となりました。
セグメントの業績は次のとおりであります。
なお、当連結会計年度より、報告セグメントの区分を変更しており、以下の前年同期比較については、前年同期の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較分析しております。
a.染色加工事業
染色加工事業は、売上高は7,273百万円(前年同期比32.2%減、3,454百万円減)となり、営業損失は260百万円(前年同期は営業利益442百万円)となりました。
染色加工事業における部門別(加工料部門、テキスタイル販売部門)の業績は次のとおりであります。
(加工料部門)
国内では、新型コロナウイルス感染拡大防止のための店舗休業や営業自粛、時短営業などに伴う受注の落ち込みにより、減収となりました。海外では、インドネシア子会社においては、感染拡大に伴う企業への社会活動制限による受注減少により、大幅な減収となりました。タイ国子会社においては、国内向け定番品受注が激減し、減収となりました。
これらの結果、加工料部門の売上高は5,682百万円(前年同期比30.8%減、2,531百万円減)となりました。
(テキスタイル販売部門)
国内では、マスク用途のガーゼ生地販売の需要はありましたが、カジュアル向け販売は低調に推移し、減収となりました。海外においても、通常販売生地の落ち込みにより、大幅な減収となりました。
これらの結果、テキスタイル販売部門の売上高は1,590百万円(前年同期比36.7%減、923百万円減)となりました。
b.縫製品販売事業
縫製品販売事業は、量販店向け販売は低調に推移しましたが、ガーゼ・不織布マスクの販売、当社の加工技術を活かしたユニフォームマスク、光触媒マスク(抗菌・抗ウイルス)、医療従事者用防護服の提案・販売を実施した結果、売上高は594百万円(前年同期比16.3%増、83百万円増)、営業利益は16百万円(前年同期比4.4%増、0百万円増)となりました。
c.保育サービス事業
保育サービス事業は、新型コロナウイルス感染症の影響により、イベント関係の中止や利用者の利用控えから売上は減少しました。企業内保育を中心に徐々に売上増加の傾向にはありますが、新規拠点開設やエリア拡大のための費用を計上した結果、売上高は2,611百万円(前年同期比1.5%減、39百万円減)、営業利益は62百万円(前年同期比37.0%減、36百万円減)となりました。
d.倉庫事業
倉庫事業は、ニット製品等の荷扱量減少はあったものの、新規客先の獲得や各種費用の見直しにより、売上高は214百万円(前年同期比14.4%減、36百万円減)、営業利益は10百万円(前年同期比189.9%増、6百万円増)となりました。
e.機械販売事業
機械販売事業は、コロナ禍にて海外向け染色加工関連設備の売上が減少、売上高は151百万円(前年同期比26.6%減、55百万円減)、営業利益は20百万円(前年同期比32.3%減、9百万円減)となりました。
f.洗濯事業
洗濯事業は、新型コロナウイルス感染症の影響からインバウンド需要が壊滅的な影響を受け、ホテルリネンが大幅に減少するなど厳しい状況が続いており、売上高は64百万円(前年同期比51.3%減、67百万円減)、営業損失は48百万円(前年同期は営業損失19百万円)となりました。
g.その他事業
当セグメントには、システム事業、不動産賃貸事業が含まれており、売上高は98百万円(前年同期比12.2%減、13百万円減)、営業利益は79百万円(前年同期比14.3%減、13百万円減)となりました。
②キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末の現金及び現金同等物は、営業活動により319百万円の増加、投資活動により359百万円の減少、財務活動により114百万円の減少となった結果、前連結会計年度末と比べ、192百万円減少し2,134百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
税金等調整前当期純損失43百万円、減価償却費424百万円、売上債権の減少711百万円、退職給付に係る負債の減少110百万円、たな卸資産の減少89百万円、仕入債務の減少449百万円、法人税の支払89百万円等により319百万円の収入(前期は1,118百万円の収入)となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
有形固定資産の取得による支出477百万円、投資有価証券の売却による収入113百万円等により、359百万円の支出(前期は742百万円の支出)となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
長期借入れによる収入1,100百万円、長期借入金の返済による支出765百万円、短期借入金の純減少額150百万円、リース債務の返済による支出152百万円、配当金の支払64百万円等により114百万円の支出(前期は10百万円の収入)となりました。
③生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
当連結会計年度における染色加工事業の生産実績を示すと、次のとおりであります。
(注)1 金額は販売価格によっております。
2 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
b.受注実績
当連結会計年度における染色加工事業の受注実績を示すと、次のとおりであります。
(注) 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
c.販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注)1 主な相手先の販売実績については、総販売実績に対する割合がいずれも100分の10未満のため、記載を省略しております。
2 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループ経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は以下のとおりであります。
文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
a.経営成績の分析
(連結業績)
当社グループは、ROE(自己資本当期純利益率)10%以上を経営上の目標達成状況を判断する客観的な指標としておりますが、当連結会計年度においては、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響により国内、海外とも受注が大幅に減少したことで、当連結会計年度のROEは△2.9%(前連結会計年度は△8.3%)となりました。
売上高10,624百万円(5期連続の減収)、営業損失は148百万円、経常損失は69百万円、親会社株主に帰属する当期純損失174百万円と各利益段階で損失となりました。
(売上高)
当連結会計年度における売上高は、10,624百万円(前期比24.2%減、3,385百万円減)となりました。
要因は染色加工事業(前期比3,454百万円減)の減収であります。
売上高の68.5%を占める染色加工事業のうち、主力の加工料部門にて、国内においては新型コロナウイルス感染拡大防止のための店舗休業や営業自粛に伴い受注が大幅に減少し、海外では社会活動制限により市況が低迷したことで前期比2,531百万円の大幅な減収となりました。
セグメント別売上高につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載しております。
(売上総利益)
当連結会計年度における売上総利益は、1,365百万円(前期比42.1%減、994百万円減)となりました。また、売上総利益率は前連結会計年度に比べ3.9ポイント減少し、12.9%となりました。
売上原価にて、人員削減や徹底的なコスト削減、その他製造現場における原価低減活動を実施いたしましたが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い、削減効果を上回る収入の減少により、売上総利益は前期比大幅減少となりました。
(営業利益)
当連結会計年度における営業損失は、148百万円(前年同期は営業利益617百万円)となりました。
b.財政状態の分析
<資産>資産合計は12,907百万円で、前連結会計年度末比1,019百万円の減少となりました。
流動資産は5,443百万円で、前連結会計年度末比1,040百万円の減少であり、現金及び預金の減少198百万円、受取手形及び売掛金の減少746百万円が主な要因であります。
固定資産は7,464百万円で、前連結会計年度末比21百万円の増加となりました。これはリース資産の減少192百万円、投資有価証券の増加241百万円が主な要因であります。
<負債>負債合計は6,047百万円で、前連結会計年度末比684百万円の減少となりました。
流動負債は3,075百万円で、前連結会計年度末比900百万円の減少であり、これは支払手形及び買掛金の減少344百万円、電子記録債務の減少134百万円、短期借入金の減少65百万円、未払費用の減少81百万円が主な要因であります。
固定負債は2,971百万円で、前連結会計年度末比216百万円の増加であり、これは長期借入金の増加250百万円、退職給付に係る負債の減少138百万円、繰延税金負債の増加137百万円が主な要因であります。
<純資産>純資産合計は6,860百万円で、前連結会計年度末比335百万円の減少となりました。これは親会社株主に帰属する当期純損失の計上による減少174百万円、配当金支払による減少64百万円、投資有価証券の時価評価に伴うその他有価証券評価差額金の増加207百万円、非支配株主持分の減少224百万円、為替換算調整勘定の減少85百万円が主な要因であります。
②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
キャッシュ・フローの分析については、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載しております。
当社グループの資本の財源及び資金の流動性につきましては、次のとおりです。
当社グループの運転資金需要の主なものは、染料、薬品などの原材料のほか、製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、主に設備投資によるものであります。
当社グループは、事業運営上必要な資金を安定的に確保することを基本としております。
資金調達につきましては、自己資金及び金融機関からの借り入れを基本としております。
③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載されているとおりであります。
①財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症の世界的な感染拡大、および、断続的な感染拡大に伴う規制や制限強化などにより、経済・社会活動は大きく停滞しました。
染色加工業界におきましても、新型コロナウイルス感染症拡大防止対策としての外出自粛や各自治体からの営業自粛要請、度重なる感染拡大に対応するための活動制限などにより個人消費の低迷は長期化が見込まれており、衣料品販売を中心に厳しい事業運営が続いております。
このような状況のもと、当社グループは国内染色加工事業にて市場規模に応じた生産体制への移行を完了しておりましたが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大、および長期化懸念から、更なる規模の縮小に加え、徹底的なコストの削減・見直しを実施しました。
また、コロナ禍での需要に対応するため、抗菌・抗ウイルスなどの特殊加工技術を活かした素材提案や商品の開発にも注力しました。
海外におきましても、新型コロナウイルス感染症の影響は大きく、マスク用途素材の受注は伸ばしたものの、国内販売が大幅に落ち込みました。タイ国子会社では、輸出向け受注も失速、インドネシア子会社においても感染拡大の長期化懸念から受注は大幅に減少しました。
しかしながら、新規客先開拓および商品開発、品質管理・生産性の改善などにより、受注は徐々に回復傾向にあります。
縫製品販売事業では、不織布マスク・ガーゼマスクの販売に加え、当社の加工技術を活かしたユニフォームマスク、抗菌・抗ウイルス素材や肌にやさしいガーゼ素材を使用した新商品の提案・販売に注力しました。
保育サービス事業では、コロナ禍においても医療従事者支援の観点から、企業内(病院内)保育所の運営を続けてまいりました。保育現場での感染症対策に万全を期すとともに、新規拠点の開設・運営や事業エリア拡大に注力しました。
洗濯事業では、インバウンド需要の消滅によりホテルリネンが大幅に減少するなか、新規のルート・客先の開拓を図るも厳しい結果となりました。
これらの結果、売上高は10,624百万円(前年同期比24.2%減、3,385百万円減)となり、営業損失は148百万円(前年同期は営業利益617百万円)、経常損失は69百万円(前年同期は経常利益604百万円)、親会社株主に帰属する当期純損失は174百万円(前年同期は親会社株主に帰属する当期純損失551百万円)となりました。
セグメントの業績は次のとおりであります。
なお、当連結会計年度より、報告セグメントの区分を変更しており、以下の前年同期比較については、前年同期の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較分析しております。
a.染色加工事業
染色加工事業は、売上高は7,273百万円(前年同期比32.2%減、3,454百万円減)となり、営業損失は260百万円(前年同期は営業利益442百万円)となりました。
染色加工事業における部門別(加工料部門、テキスタイル販売部門)の業績は次のとおりであります。
(加工料部門)
国内では、新型コロナウイルス感染拡大防止のための店舗休業や営業自粛、時短営業などに伴う受注の落ち込みにより、減収となりました。海外では、インドネシア子会社においては、感染拡大に伴う企業への社会活動制限による受注減少により、大幅な減収となりました。タイ国子会社においては、国内向け定番品受注が激減し、減収となりました。
これらの結果、加工料部門の売上高は5,682百万円(前年同期比30.8%減、2,531百万円減)となりました。
(テキスタイル販売部門)
国内では、マスク用途のガーゼ生地販売の需要はありましたが、カジュアル向け販売は低調に推移し、減収となりました。海外においても、通常販売生地の落ち込みにより、大幅な減収となりました。
これらの結果、テキスタイル販売部門の売上高は1,590百万円(前年同期比36.7%減、923百万円減)となりました。
b.縫製品販売事業
縫製品販売事業は、量販店向け販売は低調に推移しましたが、ガーゼ・不織布マスクの販売、当社の加工技術を活かしたユニフォームマスク、光触媒マスク(抗菌・抗ウイルス)、医療従事者用防護服の提案・販売を実施した結果、売上高は594百万円(前年同期比16.3%増、83百万円増)、営業利益は16百万円(前年同期比4.4%増、0百万円増)となりました。
c.保育サービス事業
保育サービス事業は、新型コロナウイルス感染症の影響により、イベント関係の中止や利用者の利用控えから売上は減少しました。企業内保育を中心に徐々に売上増加の傾向にはありますが、新規拠点開設やエリア拡大のための費用を計上した結果、売上高は2,611百万円(前年同期比1.5%減、39百万円減)、営業利益は62百万円(前年同期比37.0%減、36百万円減)となりました。
d.倉庫事業
倉庫事業は、ニット製品等の荷扱量減少はあったものの、新規客先の獲得や各種費用の見直しにより、売上高は214百万円(前年同期比14.4%減、36百万円減)、営業利益は10百万円(前年同期比189.9%増、6百万円増)となりました。
e.機械販売事業
機械販売事業は、コロナ禍にて海外向け染色加工関連設備の売上が減少、売上高は151百万円(前年同期比26.6%減、55百万円減)、営業利益は20百万円(前年同期比32.3%減、9百万円減)となりました。
f.洗濯事業
洗濯事業は、新型コロナウイルス感染症の影響からインバウンド需要が壊滅的な影響を受け、ホテルリネンが大幅に減少するなど厳しい状況が続いており、売上高は64百万円(前年同期比51.3%減、67百万円減)、営業損失は48百万円(前年同期は営業損失19百万円)となりました。
g.その他事業
当セグメントには、システム事業、不動産賃貸事業が含まれており、売上高は98百万円(前年同期比12.2%減、13百万円減)、営業利益は79百万円(前年同期比14.3%減、13百万円減)となりました。
②キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末の現金及び現金同等物は、営業活動により319百万円の増加、投資活動により359百万円の減少、財務活動により114百万円の減少となった結果、前連結会計年度末と比べ、192百万円減少し2,134百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
税金等調整前当期純損失43百万円、減価償却費424百万円、売上債権の減少711百万円、退職給付に係る負債の減少110百万円、たな卸資産の減少89百万円、仕入債務の減少449百万円、法人税の支払89百万円等により319百万円の収入(前期は1,118百万円の収入)となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
有形固定資産の取得による支出477百万円、投資有価証券の売却による収入113百万円等により、359百万円の支出(前期は742百万円の支出)となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
長期借入れによる収入1,100百万円、長期借入金の返済による支出765百万円、短期借入金の純減少額150百万円、リース債務の返済による支出152百万円、配当金の支払64百万円等により114百万円の支出(前期は10百万円の収入)となりました。
③生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
当連結会計年度における染色加工事業の生産実績を示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 当連結会計年度 (自 2020年4月1日 至 2021年3月31日) | 前年同期比(%) |
| 染色加工事業 (千円) | 6,362,473 | △31.4 |
(注)1 金額は販売価格によっております。
2 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
b.受注実績
当連結会計年度における染色加工事業の受注実績を示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 受注高(千円) | 前年同期比(%) | 受注残高(千円) | 前年同期比(%) |
| 染色加工事業 | 7,169,045 | △30.9 | 505,525 | △22.1 |
(注) 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
c.販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 当連結会計年度 (自 2020年4月1日 至 2021年3月31日) | 前年同期比(%) |
| 染色加工事業 | ||
| 加工料部門 (千円) | 5,682,935 | △30.8 |
| テキスタイル販売部門 (千円) | 1,590,313 | △36.7 |
| 染色加工事業 計 (千円) | 7,273,248 | △32.2 |
| 縫製品販売事業 (千円) | 594,653 | 16.3 |
| 保育サービス事業 (千円) | 2,611,207 | △1.5 |
| 倉庫事業 (千円) | 214,618 | △14.4 |
| 機械販売事業 (千円) | 151,734 | △26.6 |
| 洗濯事業 (千円) | 64,500 | △51.3 |
| その他事業 (千円) | 98,170 | △12.2 |
| 小計 (千円) | 11,008,133 | △24.6 |
| セグメント間取引 (千円) | △383,569 | - |
| 合計 (千円) | 10,624,564 | △24.2 |
(注)1 主な相手先の販売実績については、総販売実績に対する割合がいずれも100分の10未満のため、記載を省略しております。
2 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループ経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は以下のとおりであります。
文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
a.経営成績の分析
(連結業績)
当社グループは、ROE(自己資本当期純利益率)10%以上を経営上の目標達成状況を判断する客観的な指標としておりますが、当連結会計年度においては、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響により国内、海外とも受注が大幅に減少したことで、当連結会計年度のROEは△2.9%(前連結会計年度は△8.3%)となりました。
売上高10,624百万円(5期連続の減収)、営業損失は148百万円、経常損失は69百万円、親会社株主に帰属する当期純損失174百万円と各利益段階で損失となりました。
(売上高)
当連結会計年度における売上高は、10,624百万円(前期比24.2%減、3,385百万円減)となりました。
要因は染色加工事業(前期比3,454百万円減)の減収であります。
売上高の68.5%を占める染色加工事業のうち、主力の加工料部門にて、国内においては新型コロナウイルス感染拡大防止のための店舗休業や営業自粛に伴い受注が大幅に減少し、海外では社会活動制限により市況が低迷したことで前期比2,531百万円の大幅な減収となりました。
セグメント別売上高につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載しております。
(売上総利益)
当連結会計年度における売上総利益は、1,365百万円(前期比42.1%減、994百万円減)となりました。また、売上総利益率は前連結会計年度に比べ3.9ポイント減少し、12.9%となりました。
売上原価にて、人員削減や徹底的なコスト削減、その他製造現場における原価低減活動を実施いたしましたが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い、削減効果を上回る収入の減少により、売上総利益は前期比大幅減少となりました。
(営業利益)
当連結会計年度における営業損失は、148百万円(前年同期は営業利益617百万円)となりました。
b.財政状態の分析
<資産>資産合計は12,907百万円で、前連結会計年度末比1,019百万円の減少となりました。
流動資産は5,443百万円で、前連結会計年度末比1,040百万円の減少であり、現金及び預金の減少198百万円、受取手形及び売掛金の減少746百万円が主な要因であります。
固定資産は7,464百万円で、前連結会計年度末比21百万円の増加となりました。これはリース資産の減少192百万円、投資有価証券の増加241百万円が主な要因であります。
<負債>負債合計は6,047百万円で、前連結会計年度末比684百万円の減少となりました。
流動負債は3,075百万円で、前連結会計年度末比900百万円の減少であり、これは支払手形及び買掛金の減少344百万円、電子記録債務の減少134百万円、短期借入金の減少65百万円、未払費用の減少81百万円が主な要因であります。
固定負債は2,971百万円で、前連結会計年度末比216百万円の増加であり、これは長期借入金の増加250百万円、退職給付に係る負債の減少138百万円、繰延税金負債の増加137百万円が主な要因であります。
<純資産>純資産合計は6,860百万円で、前連結会計年度末比335百万円の減少となりました。これは親会社株主に帰属する当期純損失の計上による減少174百万円、配当金支払による減少64百万円、投資有価証券の時価評価に伴うその他有価証券評価差額金の増加207百万円、非支配株主持分の減少224百万円、為替換算調整勘定の減少85百万円が主な要因であります。
②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
キャッシュ・フローの分析については、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載しております。
当社グループの資本の財源及び資金の流動性につきましては、次のとおりです。
当社グループの運転資金需要の主なものは、染料、薬品などの原材料のほか、製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、主に設備投資によるものであります。
当社グループは、事業運営上必要な資金を安定的に確保することを基本としております。
資金調達につきましては、自己資金及び金融機関からの借り入れを基本としております。
③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載されているとおりであります。