有価証券報告書-第99期(2022/04/01-2023/03/31)
(3) 【監査の状況】
① 監査役監査の状況
(a) 組織・人員
当社監査役会は、監査役5名(うち、社外監査役3名)で構成され、常勤監査役1名が議長を務めています。常勤監査役 山﨑昭雄は、当社及びグループ会社で、財務経理及び内部監査部門を経験しています。社外監査役 関口典子は、公認会計士として、企業会計に関して豊富な経験と高度な専門性、幅広い見識があります。また、企業での豊富な実務を経験しています。両氏とも財務及び会計に関する相当程度の知見を有しています。また、専任スタッフとして監査役室(4名)を設置し、監査役が監査職務を円滑に実施するためのサポート体制を敷いています。
(b) 監査役、監査役会の活動状況
監査役は、監査役会が定めた監査役会規程に則り、監査方針・監査計画と職務分担を定め、経営に対する監視・検証を行います。
各監査役は、取締役会への出席、社長、取締役や経営執行部門との対話、内部監査部門との定期的な会合、及び国内外の拠点への往査により、グループの状況を把握し、必要に応じて意見表明を行っています。また、会計監査人からの監査実施状況及び監査結果に係る定期的報告を通じて、会計監査の独立性及び相当性を監視・検証しています。
常勤監査役は、主要会議に出席するほか、重要な決裁書類等の閲覧を行い、業務及び財産の状況を調査し、内部統制システムの構築及び運用状況の監視・検証を行っています。
監査役会は、2022年度13回開催され、1回あたりの平均所用時間は1時間7分でした。監査役会では協議・決議のほか、各監査役の監査活動状況を報告・共有し、適正な監査意見の形成に努めています。なお、個々の監査役の監査役会及び取締役会への出席状況については、下表に記載のとおりです。
(注1)社外監査役 北田幹直の出席状況については、2022年6月29日に退任するまでに開催された監査役会及び取締役会を対象としています。
(注2)社外監査役 野々上尚の出席状況については、2022年6月29日の就任以降に開催された監査役会及び取締役会を対象としています。
2022年度における監査役会の主な協議事項及び決議事項は下表に記載のとおりです。
2022年度における監査役の監査活動の概要は下表に記載のとおりです。
なお、新型コロナウイルス感染対策の実施等により、予定しておりました国内外拠点へ監査に赴き、ウェブ会議システム等のデジタル技術も併用しながら適切な監査を実施しました。
② 内部監査の状況
当社の内部監査は、内部監査規程に基づいて、王子グループが遂行する業務全般を対象として、内部監査部が当社グループにおけるコンプライアンス、リスク管理に関する業務監査を実施しています。また、内部監査部は、内部統制の有効性、財務報告の信頼性を確保するため、金融商品取引法に基づく内部統制の整備状況及び運用状況の評価を実施しています。
内部監査部は、グループCEO及び取締役会に対して、内部監査及び内部統制評価計画に関する年1回の定期報告を実施、また、内部監査結果並びに内部統制の評価結果に関する年2回の定期報告を実施しています。これらは、グループ経営会議等を通じてカンパニープレジデント、グループ経営委員、各部門長に対して適宜報告がなされています。
なお、提出日現在において、内部監査部は17名で構成しています。
③ 会計監査の状況
(a) 監査法人の名称
有限責任監査法人トーマツ
(b) 継続監査期間
3年間
(c) 業務を執行した公認会計士
石井 哲也
濵口 豊
小野 洋平
(d) 監査業務に係る補助者の構成
当社の会計監査業務に係る補助者は、公認会計士29名、会計士試験合格者等8名、その他46名です。
(e) 監査法人の選定方針と理由
監査品質の維持・向上を実現するための体制を構築していること、独立性及び必要な専門性を有すること、当社の業務内容に対応して効率的な監査業務を実施できる相応の規模と海外ネットワークを持つこと等を勘案し、会計監査人の選定を判断します。
また、監査役会は、会計監査人が適切に職務を遂行することが困難と判断される等の場合には、株主総会に提出する会計監査人の解任又は不再任に関する議案の内容を決定します。
このほか、会計監査人が会社法第340条第1項各号のいずれかに該当すると認められる場合は、監査役全員の同意に基づき、会計監査人を解任します。
(f) 監査役及び監査役会による監査法人の評価
有限責任監査法人トーマツの監査遂行能力を①監査法人の品質管理、②監査チーム、③監査報酬等、④監査役とのコミュニケーション、⑤経営者等との関係、⑥グループ監査、⑦不正リスクの7項目について、監査役会が評価し、会計監査が適正に行われることを確保する体制を備えていると判断しました。
その結果、現会計監査人は当社の会計監査人の選任及び再任の基準を満たしていることから、2023年度における会計監査人は有限責任監査法人トーマツを再任することに監査役会で同意しました。
④ 監査報酬の内容等
(a) 監査公認会計士等に対する報酬
(注) 連結子会社における前連結会計年度の非監査業務の内容は、財務報告等に関するアドバイザリー業務です。
(b) 監査公認会計士等と同一のネットワークに対する報酬((a)を除く)
(注) 連結子会社における前連結会計年度及び当連結会計年度の非監査業務の内容は、税務に関するアドバイザリー業務等です。
(c) その他の重要な監査証明業務に基づく報酬の内容
(前連結会計年度)
重要性が乏しいため、記載を省略しています。
(当連結会計年度)
重要性が乏しいため、記載を省略しています。
(d) 監査報酬の決定方針
該当事項はありませんが、監査報酬は会社法の定めに従い監査役会の同意を得たうえで決定しています。
(e) 監査役会が会計監査人の報酬等に同意した理由
当社監査役会は、会計監査人の監査計画の内容、前事業年度の監査計画と実績の比較、監査時間及び報酬額の推移等を確認し、検討した結果、会計監査人の報酬等の額について会社法第399条第1項及び同条第2項に基づき同意しています。
① 監査役監査の状況
(a) 組織・人員
当社監査役会は、監査役5名(うち、社外監査役3名)で構成され、常勤監査役1名が議長を務めています。常勤監査役 山﨑昭雄は、当社及びグループ会社で、財務経理及び内部監査部門を経験しています。社外監査役 関口典子は、公認会計士として、企業会計に関して豊富な経験と高度な専門性、幅広い見識があります。また、企業での豊富な実務を経験しています。両氏とも財務及び会計に関する相当程度の知見を有しています。また、専任スタッフとして監査役室(4名)を設置し、監査役が監査職務を円滑に実施するためのサポート体制を敷いています。
(b) 監査役、監査役会の活動状況
監査役は、監査役会が定めた監査役会規程に則り、監査方針・監査計画と職務分担を定め、経営に対する監視・検証を行います。
各監査役は、取締役会への出席、社長、取締役や経営執行部門との対話、内部監査部門との定期的な会合、及び国内外の拠点への往査により、グループの状況を把握し、必要に応じて意見表明を行っています。また、会計監査人からの監査実施状況及び監査結果に係る定期的報告を通じて、会計監査の独立性及び相当性を監視・検証しています。
常勤監査役は、主要会議に出席するほか、重要な決裁書類等の閲覧を行い、業務及び財産の状況を調査し、内部統制システムの構築及び運用状況の監視・検証を行っています。
監査役会は、2022年度13回開催され、1回あたりの平均所用時間は1時間7分でした。監査役会では協議・決議のほか、各監査役の監査活動状況を報告・共有し、適正な監査意見の形成に努めています。なお、個々の監査役の監査役会及び取締役会への出席状況については、下表に記載のとおりです。
区分 | 氏名 | 監査役会出席状況 | 取締役会出席状況 |
常勤監査役 | 山下 富弘 | 13回中13回 | 15回中15回 |
常勤監査役 | 大塚 伸子 | 13回中13回 | 15回中15回 |
社外監査役 | 北田 幹直 | 4回中4回 | 4回中4回 |
社外監査役 | 千森 秀郎 | 13回中13回 | 15回中15回 |
社外監査役 | 関口 典子 | 13回中13回 | 15回中14回 |
社外監査役 | 野々上 尚 | 9回中9回 | 11回中10回 |
(注1)社外監査役 北田幹直の出席状況については、2022年6月29日に退任するまでに開催された監査役会及び取締役会を対象としています。
(注2)社外監査役 野々上尚の出席状況については、2022年6月29日の就任以降に開催された監査役会及び取締役会を対象としています。
2022年度における監査役会の主な協議事項及び決議事項は下表に記載のとおりです。
具体的な協議・決議事項 | 監査方針及び監査計画の策定、監査報告書の作成、常勤監査役の選定、監査役選任議案に対する同意、会計監査人の選任に関する決定、会計監査人の監査報酬に関する同意、取締役会の在り方等 |
KAM(監査上の主要な検討事項)の議論状況 | 監査及び四半期レビュー計画説明時にKAM候補の提示及びKAM選定プロセスの説明を受け、事業リスクの認識に関して意見交換を行い、その後四半期レビュー結果報告や定例会の際に、期中の状況変化を踏まえたリスク認識に関して意見交換を行いました。 |
取締役の監督、経営状況の監視 | 取締役の職務執行状況(取締役会への出席、取締役会議長(会長)及び代表取締役社長(グループCEO)との面談、各カンパニープレジデント(取締役)へのインタビュー等)、グループ会社の経営管理状況(主要子会社社長へのインタビュー、グループ各社の本社・工場・事業所への往査、子会社監査役との情報連絡会の開催等)等 |
2022年度における監査役の監査活動の概要は下表に記載のとおりです。
監査役会、取締役会以外の参加会議と出席状況 | グループ経営会議、社外役員説明会、グループ会社の主要会議(取締役会、経営会議等)、グループ監査役連絡会等へ出席し、必要に応じて意見表明を行いました。 2022年度開催回数:グループ経営会議(58回) 社外役員説明会(28回) グループ監査役連絡会(6回) |
重点監査項目 | ①安全・防災、環境、コンプライアンス ②設備及び品質リスク ③ガバナンス(会計、体制、情報システム等) ④中期経営計画の進捗状況 |
三様監査のコミュニケーション状況 | 会計監査人(16回)、内部監査部門との定例会(12回)の開催により、緊密な相互連携を通じて当社の状況を適時適切に把握し、情報交換及び意見交換を実施しました。また、内部監査部門からグループ経営会議等を通じて管掌役員及びグループCEOへ報告されている内容についても、適宜報告を受けました。 |
なお、新型コロナウイルス感染対策の実施等により、予定しておりました国内外拠点へ監査に赴き、ウェブ会議システム等のデジタル技術も併用しながら適切な監査を実施しました。
② 内部監査の状況
当社の内部監査は、内部監査規程に基づいて、王子グループが遂行する業務全般を対象として、内部監査部が当社グループにおけるコンプライアンス、リスク管理に関する業務監査を実施しています。また、内部監査部は、内部統制の有効性、財務報告の信頼性を確保するため、金融商品取引法に基づく内部統制の整備状況及び運用状況の評価を実施しています。
内部監査部は、グループCEO及び取締役会に対して、内部監査及び内部統制評価計画に関する年1回の定期報告を実施、また、内部監査結果並びに内部統制の評価結果に関する年2回の定期報告を実施しています。これらは、グループ経営会議等を通じてカンパニープレジデント、グループ経営委員、各部門長に対して適宜報告がなされています。
なお、提出日現在において、内部監査部は17名で構成しています。
③ 会計監査の状況
(a) 監査法人の名称
有限責任監査法人トーマツ
(b) 継続監査期間
3年間
(c) 業務を執行した公認会計士
石井 哲也
濵口 豊
小野 洋平
(d) 監査業務に係る補助者の構成
当社の会計監査業務に係る補助者は、公認会計士29名、会計士試験合格者等8名、その他46名です。
(e) 監査法人の選定方針と理由
監査品質の維持・向上を実現するための体制を構築していること、独立性及び必要な専門性を有すること、当社の業務内容に対応して効率的な監査業務を実施できる相応の規模と海外ネットワークを持つこと等を勘案し、会計監査人の選定を判断します。
また、監査役会は、会計監査人が適切に職務を遂行することが困難と判断される等の場合には、株主総会に提出する会計監査人の解任又は不再任に関する議案の内容を決定します。
このほか、会計監査人が会社法第340条第1項各号のいずれかに該当すると認められる場合は、監査役全員の同意に基づき、会計監査人を解任します。
(f) 監査役及び監査役会による監査法人の評価
有限責任監査法人トーマツの監査遂行能力を①監査法人の品質管理、②監査チーム、③監査報酬等、④監査役とのコミュニケーション、⑤経営者等との関係、⑥グループ監査、⑦不正リスクの7項目について、監査役会が評価し、会計監査が適正に行われることを確保する体制を備えていると判断しました。
その結果、現会計監査人は当社の会計監査人の選任及び再任の基準を満たしていることから、2023年度における会計監査人は有限責任監査法人トーマツを再任することに監査役会で同意しました。
④ 監査報酬の内容等
(a) 監査公認会計士等に対する報酬
区 分 | 前連結会計年度 | 当連結会計年度 | ||
監査証明業務に基づく 報酬(百万円) | 非監査業務に基づく 報酬(百万円) (注) | 監査証明業務に基づく 報酬(百万円) | 非監査業務に基づく 報酬(百万円) | |
提出会社 | 121 | ― | 165 | ― |
連結子会社 | 179 | 0 | 178 | ― |
計 | 301 | 0 | 343 | ― |
(注) 連結子会社における前連結会計年度の非監査業務の内容は、財務報告等に関するアドバイザリー業務です。
(b) 監査公認会計士等と同一のネットワークに対する報酬((a)を除く)
区 分 | 前連結会計年度 | 当連結会計年度 | ||
監査証明業務に基づく 報酬(百万円) | 非監査業務に基づく 報酬(百万円) (注) | 監査証明業務に基づく 報酬(百万円) | 非監査業務に基づく 報酬(百万円) (注) | |
提出会社 | ― | ― | ― | ― |
連結子会社 | 88 | 13 | 125 | 21 |
計 | 88 | 13 | 125 | 21 |
(注) 連結子会社における前連結会計年度及び当連結会計年度の非監査業務の内容は、税務に関するアドバイザリー業務等です。
(c) その他の重要な監査証明業務に基づく報酬の内容
(前連結会計年度)
重要性が乏しいため、記載を省略しています。
(当連結会計年度)
重要性が乏しいため、記載を省略しています。
(d) 監査報酬の決定方針
該当事項はありませんが、監査報酬は会社法の定めに従い監査役会の同意を得たうえで決定しています。
(e) 監査役会が会計監査人の報酬等に同意した理由
当社監査役会は、会計監査人の監査計画の内容、前事業年度の監査計画と実績の比較、監査時間及び報酬額の推移等を確認し、検討した結果、会計監査人の報酬等の額について会社法第399条第1項及び同条第2項に基づき同意しています。