訂正有価証券報告書-第89期(平成30年4月1日-平成31年3月31日)

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2022/03/29 15:08
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(1)経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績およびキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態および経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国経済は、相次いだ自然災害の影響が懸念されましたが、企業収益の改善が進み、雇用・所得環境は引き続き堅調に推移しました。一方で原材料費高、米国の通商問題や英国のEU離脱問題の動向、中東・アジアでの地政学リスクの懸念など景気の先行きは不透明な状況が続いております。
中国では、雇用・所得環境が改善し、個人消費は底堅く推移しているものの、米中貿易摩擦の長期化や世界経済の停滞感により輸出が伸び悩むなど景気に減速傾向が見受けられました。
このような状況の中、当社グループにおきましては、「包装を通じて社会に奉仕します」の社是に則り、当社グループ一体でお客様の環境に則した事業活動を推進するとともに、「優秀な製品」「確実な納品」「適正な価格」の造り込みを進めてまいりました。
その結果、当連結会計年度の財政状態および経営成績は次の通りとなりました。
なお、「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 2018年2月16日)を当連結会計年度の期首から適用しており、財政状態については遡及処理後の前連結会計年度末の数値で比較を行っております。
イ 財政状態
当連結会計年度末の資産は、前連結会計年度末に比べ142百万円増加し、18,630百万円となりました。
当連結会計年度末の負債は、前連結会計年度末に比べ227百万円減少し、9,385百万円となりました。
当連結会計年度末の純資産は、前連結会計年度末に比べ369百万円増加し、9,245百万円となりました。
ロ 経営成績
当連結会計年度の売上高は16,798百万円(対前期比0.2%減)、営業利益は695百万円(対前期比10.3%増)、経常利益は705百万円(対前期比10.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は459百万円(対前期比12.2%増)となりました。
セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。
イ 日本
当社および国内連結子会社においては、売上高は13,211百万円(対前期比0.9%増)と前連結会計年度より123百万円の増加となりました。菓子食品向けおよび香粧品カートンの売上が増加しております。利益面では生産効率の改善と固定費の見直しにより、営業利益は721百万円(対前期比18.1%増)と前連結会計年度より111百万円増加しております。
ロ 中国
当社グループにおいては、セグメント間の売上高を含め売上高は4,583百万円(対前期比1.3%減)と前連結会計年度より62百万円の減少となりました。薬品向けカートンの売上の増加等により、全体では売上増になったものの、元安での為替評価による影響であります。利益面では固定費の増加が響き、営業利益は141百万円(対前期比24.2%減)と45百万円減少しております。
② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、財務活動によるキャッシュ・フローの減少等により前連結会計年度末に比べ199百万円(対前期比19.0%減)減少し、当連結会計年度末残高は846百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において営業活動による資金の増加は、835百万円となりました。これは、税金等調整前当期純利益706百万円、減価償却費578百万円、受取手形及び売掛金の増加による資金の減少277百万円、支払手形及び買掛金の増加による資金の増加200百万円等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において投資活動による資金の減少は、513百万円となりました。これは、主に有形固定資産の取得による支出419百万円を行ったこと等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において財務活動による資金の減少は、484百万円となりました。これは、長期借入金の減少71百万円、短期借入金の減少295百万円、配当金の支払額54百万円、非支配株主への配当金の支払額15百万円、リース債務の返済による支出65百万円等によるものであります。
③ 生産、受注および販売の実績
イ 生産実績
当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称生産高(千円)前期比(%)
日本11,416,8901.5
中国4,591,318△1.8
合計16,008,2080.6

(注)1 中国は台湾を含んでおります。
2 金額は販売価格によっており、セグメント間の内部振替前の数値によっております。
3 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
ロ 受注実績
当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称受注高(千円)前期比(%)受注残高(千円)前期比(%)
日本13,287,0571.21,273,6276.4
中国3,617,670△4.3344,9512.6
合計16,904,728△0.11,618,5785.6

(注)1 中国は台湾を含んでおります。
2 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
ハ 販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称販売高(千円)前期比(%)
日本13,210,5170.9
中国3,587,082△4.4
合計16,797,600△0.2

(注)1 中国は台湾を含んでおります。
2 セグメント間の取引については、相殺消去しております。
3 主な相手先別の販売実績および総販売実績に対する割合は次のとおりであります。
相手先前連結会計年度当連結会計年度
販売高(千円)割合(%)販売高(千円)割合(%)
花王株式会社3,191,29719.03,177,44718.9

4 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
① 重要な会計方針および見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって、重要な会計方針については、「第5[経理の状況][注記事項](連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載している内容で作成しております。
② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容
a 財政状態の分析
当連結会計年度末の資産は、前連結会計年度末に比べ142百万円増加し、18,630百万円となりました。流動資産は前連結会計年度末に比べ28百万円減少し、7,734百万円となりました。これは、現金及び預金が180百万円減少、流動資産その他が54百万円減少し、受取手形及び売掛金が202百万円増加したこと等によるものであります。固定資産は前連結会計年度末に比べ173百万円増加し、10,895百万円となりました。これは、投資有価証券が時価上昇等により357百万円増加し、有形固定資産が239百万円減少したこと等によるものであります。なお、設備投資額は419百万円ですが、減価償却費571百万円の範囲内に収めております。
当連結会計年度末の負債は、前連結会計年度末に比べ227百万円減少し、9,385百万円となりました。流動負債は前連結会計年度末に比べ347百万円増加し、7,348百万円となりました。これは、支払手形及び買掛金が163百万円増加、一年内償還社債の振替が600百万円増加し、短期借入金を300百万円返済したこと等によるものであります。固定負債は前連結会計年度末に比べ574百万円減少し、2,037百万円となりました。これは、一年内償還社債への振替で600百万円減少し、繰延税金負債が投資有価証券の時価上昇等により114百万円増加したこと等によるものであります。なお、負債全体では、借入金は長短期合わせて2,620百万円、リース債務は119百万円となります。
純資産につきましては、前連結会計年度末に比べ369百万円増加し、9,245百万円となりました。これは、親会社株主に帰属する当期純利益459百万円計上、投資有価証券時価評価によるその他有価証券評価差額金246百万円増加、為替換算調整勘定130百万円減少したこと等によるものであります。
b 経営成績の分析
当連結会計年度の売上高は、既存顧客内でのシェアアップと当社との取引が可能と考える潜在顧客の発掘に向けて、取引先への訪問件数を管理し、取引開始案件への提案の増加とその進捗確認を行う受注活動を続けてまいりました。日本では菓子食品向けおよび香粧品カートンの売上が増加し、中国では薬品向けカートンの売上の増加等により、全体では売上増になったものの、元安での為替評価による影響があり、売上高は16,798百万円(対前期比0.2%減)となりました。このうち、日本の売上高は13,211百万円(対前期比0.9%増)、中国の売上高はセグメント間の売上高を含め4,583百万円(対前期比1.3%減)となりました。
当連結会計年度の売上原価、販売費及び一般管理費は、日本では、前期より日用品をはじめとして生産拠点の見直しを行い、そのための設備の増強や現有設備の維持に努めて、生産効率の改善を図るとともに、固定費の見直しも行ってまいりました。中国では、原材料費や固定費が高止まりする中、人件費高騰対策の一環として作業の一部機械化の取り組みや環境対策にも傾注してまいりました。その結果、売上原価は13,903百万円(対前期比0.6%減)、販売費及び一般管理費は2,200百万円(対前期比1.2%減)となりました。
当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純利益は、営業利益の増加に加え、受取配当金の増加や支払利息の減少による経常利益の増加をベースに、法人税等、非支配株主に帰属する当期純利益を控除し、親会社株主に帰属する当期純利益は459百万円(対前期比12.2%増)となりました。
c キャッシュ・フローの分析
当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「(1)経営成績等の状況の概況 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
d 資本の財源および資金の流動性の分析
当社グループの資本の財源および資金の流動性について、運転資金需要のうち主なものは生産費用を含む営業費用であります。投資を目的とした資金需要のうち主なものは設備投資によるものであります。当社グループは事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針とし、運転資金および設備資金は自己資本および金融機関からの借入を基本としております。なお、当連結会計年度末における借入金およびリース債務を含む有利子負債の残高は3,339百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物は846百万円となっております。
e 経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
2019年3月期の達成・進捗状況は以下の通りとなります。
売上高は802百万円減(対計画比4.6%減)となりました。これは主に、前々期から前期にかけての売上高の増加と同等の伸びを期待しておりましたが、結果として受注がそこまで伸びなかったことと中国での売上が元安での為替評価による影響によるものであります。経常利益は55百万円増(対計画比8.5%増)となりました。これは主に、売上原価率の低減と販管費の減少に加え、受取配当金の増加と支払利息の減少によるものであります。また、親会社株主に帰属する当期純利益は、経常利益から法人税等および非支配株主に帰属する当期純利益を控除した結果、39百万円増(対計画比9.3%増)となりました。
指標2018年度(計画)2018年度(実績)2018年度(計画比)
売上高17,600百万円16,798百万円802百万円減(4.6%減)
経常利益650百万円705百万円55百万円増(8.5%増)
親会社株主に帰属する
当期純利益
420百万円459百万円39百万円増(9.3%増)

f セグメントごとの財政状態および経営成績の状況に関する認識および分析・検討内容
セグメントごとの財政状態および経営成績の状況に関する認識および分析・検討内容は、「(1)経営成績等の状況の概況 ① 財政状態および経営成績の状況」に記載のとおりであります。

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