有価証券報告書-第95期(2024/01/01-2024/12/31)
(1)経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績およびキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態および経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国経済は、インバウンド需要の回復や雇用・所得環境の改善などにより緩やかな回復基調にはあるものの、物価上昇に賃金上昇が追い付かず個人消費は伸び悩みの状況で推移しました。加えて、国際情勢の不安定化や円安による原材料価格の上昇圧力、物流問題など先行きは依然として不透明な状況にあります。中国では厳しい雇用環境を背景に個人消費の低迷が懸念されます。
このような状況の中、当社グループでは、「包装を通じて社会に奉仕します」の社是に則り、「優秀な製品」「確実な納品」「適正な価格」でお客様に信頼していただける受注活動を進めております。当社グループ一体でお客様への供給責任を果たすべく、各部門で従来からの課題の解決に取り組むとともに部門相互で連携を強化しております。お客様とは個別契約による取引内容の共有を進め、設定した基準を満たす製品を生産し、確実に納品するよう徹底しております。これに加え、設計をはじめとした付加価値を生み出すサービスについてお客様に評価していただける活動を市場に先駆して進めております。
また、当社グループでは、ESGを経営の根幹に据え、事業を通じて社会的課題の解決を図るよう努めております。単に利益を求めるのみではなく、「包装を通じて社会に奉仕する」ことを愚直に追い求め、ESGを重視した経営を実践することで、更なる企業価値の向上と持続的成長を目指しております。その中で、環境への取組みとしては、包装業界の先駆者として、省資源・易廃棄などのパッケージを開発・促進し、再生利用による循環型社会に貢献するSDGs実践企業を目指して、環境方針を制定し行動しております。エネルギーと素材をより無駄なく製品化することで環境負荷を低減すべく、故紙の削減に努めております。持続可能な調達を推進するお客様の要求に応えるべく、環境に配慮したパッケージの設計を提案するとともに、森林認証紙の使用に積極的に関わっております。このほか、従業員の健康管理や安全衛生について日々情報を収集し、全社で共有しております。特に感染症に対しては、すべてのステークホルダーへの安全安心を最優先に、従業員とその家族へ感染対策の指導、職場の環境衛生対策、時差出勤など、現状に合わせて人への安全確保を第一とした各種感染症拡大防止策の励行を徹底しております。
なお、運送業務や倉庫管理業務など物流事業者のノウハウを活かして、当社グループの企業価値向上につなげることを目的として2024年4月に金剛運送株式会社の株式を追加取得し、子会社といたしました。
a.財政状態
当連結会計年度末の資産につきましては、前連結会計年度末に比べ1,637百万円増加し、20,652百万円となりました。
流動資産は前連結会計年度末に比べ573百万円増加し、9,352百万円となりました。これは、現金及び預金が169百万円増加、売掛金が335百万円増加したこと等によるものであります。
固定資産は前連結会計年度末に比べ1,065百万円増加し、11,300百万円となりました。これは、有形固定資産で設備投資等を行ったことにより591百万円増加、投資有価証券が時価上昇により424百万円増加したこと等によるものであります。
負債につきましては、前連結会計年度末に比べ845百万円増加し、10,410百万円となりました。
流動負債は前連結会計年度末に比べ201百万円増加し、8,025百万円となりました。これは、1年内返済予定の長期借入金を含む短期借入金が374百万円増加、未払金が246百万円減少したこと等によるものであります。
固定負債は前連結会計年度末に比べ644百万円増加し、2,385百万円となりました。これは、長期借入金が467百万円増加したこと等によるものであります。
純資産につきましては、前連結会計年度末に比べ792百万円増加し、10,242百万円となりました。これは、利益剰余金で185百万円増加、その他有価証券評価差額金で318百万円増加、為替換算調整勘定で135百万円増加したこと等によるものであります。
b.経営成績
当連結会計年度の売上高は18,102百万円(前年同期比1.1%増)、営業利益は189百万円(前年同期比67.9%減)、経常利益は386百万円(前年同期比44.7%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は248百万円(前年同期比43.5%減)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
a.日本
当社および国内連結子会社においては、売上高は15,130百万円(前年同期比0.5%増)となりました。生産能力の増強に向けて生産体制の刷新による設備投資を伴う受注・生産調整を経て、本稼働後も夏の気温上昇と冬の気温急落で好不調となった市場もありましたが、全体では売上高は増加いたしました。他方、セグメント利益は、原材料価格や人件費をはじめとした固定費の上昇により、115百万円(前年同期比74.1%減)となりました。
b.中国
当社グループにおいては、セグメント間の売上高を含め売上高は4,111百万円(前年同期比0.2%減)となりました。前年のコロナ明け特需が一服し、生産調整・縮小された得意先もあるなど、既存取引先の受注量は減少傾向にありました。一方、新規得意先への受注活動により下支えを進めております。セグメント利益は採算の改善活動を継続しているものの売上高の減少が響き、233百万円(前年同期比23.5%減)となりました。
② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、営業活動によるキャッシュ・フローの増加等により前連結会計年度末に比べ58百万円増加し、当連結会計年度末は1,911百万円となりました。
各キャッシュ・フローの状況は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において営業活動により獲得した資金は、393百万円(前年同期比40.1%減)となりました。これは、税金等調整前当期純利益431百万円、減価償却費643百万円、売上債権の増加による資金の減少259百万円、仕入債務の減少による資金の減少198百万円等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において投資活動により使用した資金は、1,024百万円(前年同期比11.4%増)となりました。これは、有形固定資産の取得による支出1,138百万円、投資有価証券の売却による収入131百万円等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において財務活動により獲得した資金は、609百万円(前年同期比16.2%増)となりました。これは、借入金の増加額719百万円、配当金の支払額56百万円等によるものであります。
③ 生産、受注および販売の実績
a.生産実績
当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注)1 中国は台湾を含んでおります。
2 金額は販売価格によっており、セグメント間の内部振替前の数値によっております。
b.受注実績
当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注)中国は台湾を含んでおります。
c.販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注)1 中国は台湾を含んでおります。
2 セグメント間の取引については、相殺消去しております。
3 主な相手先別の販売実績および総販売実績に対する割合は次のとおりであります。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
① 財政状態および経営成績の状況に関する認識および分析・検討内容
a.財政状態の分析
当連結会計年度の財政状態の分析につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ① 財政状態および経営成績の状況 a.財政状態」に記載のとおりであります。
b.経営成績の分析
当連結会計年度の販売に関して、当社グループ一体でお客様への供給責任を果たすべく、各部門で従来からの課題の解決に取り組むとともに部門相互で連携を強化しております。お客様とは個別契約による取引内容の共有を進め、設定した基準を満たす製品を生産し、確実に納品するよう徹底しております。これに加え、設計をはじめとした付加価値を生み出すサービスについてお客様に評価していただける活動を市場に先駆して進めております。このような中、日本では、インバウンド需要の回復や雇用・所得環境の改善などにより緩やかな回復基調にはあるものの、物価上昇に賃金上昇が追い付かず個人消費は伸び悩みの状況で推移しました。そうした中で、生産能力の増強に向けて生産体制の刷新による設備投資を伴う受注・生産調整を経て、本稼働後も夏の気温上昇と冬の気温急落で好不調となった市場もありましたが、全体では売上高は増加いたしました。一方で中国では、前年のコロナ明け特需が一服し、生産調整・縮小された得意先もあるなど、既存取引先の受注量は減少傾向にありましたが新規得意先への受注活動により下支えを進めております。その結果、売上高は18,102百万円(前年同期比1.1%増)となりました。このうち、日本の売上高は15,130百万円(前年同期比0.5%増)、中国の売上高はセグメント間の売上高を含め4,111百万円(前年同期比0.2%減)となりました。
当連結会計年度の売上原価、販売費及び一般管理費に関して、当社グループでは継続してESGを経営の根幹に据え、事業を通じて社会的課題の解決を図るよう努め、エネルギーと素材をより無駄なく製品化することで環境負荷を低減すべく、また故紙の削減にも努めることで、コスト削減を進めました。このような中、日本では原材料価格や人件費をはじめとした固定費の上昇が影響しました。中国では採算の改善活動を継続しているものの売上高の減少が響きました。その結果、売上原価は15,441百万円、販売費及び一般管理費は2,472百万円となり、営業利益は189百万円(前年同期比67.9%減)となりました。なお、EBITDA(注)では1,055百万円(前年同期は1,158百万円)で前年同期比8.9%減となりました。
(注) EBITDA=税金等調整前当期純利益+特別損益+減価償却費+支払利息
当連結会計年度の営業外収益は受取配当金に加え政策保有株式等の投資有価証券売却益104百万円等により318百万円、営業外費用は支払利息等により121百万円となり、経常利益は386百万円(前年同期比44.7%減)となりました。
当連結会計年度の特別利益は当社土地の一部を交換したことで固定資産売却益73百万円、金剛運送株式会社の株式を追加取得して子会社としたことで段階取得に係る差益2百万円および負ののれん発生益35百万円により109百万円、特別損失は固定資産圧縮損により64百万円となり、親会社株主に帰属する当期純利益は248百万円(前年同期比43.5%減)となりました。
c.セグメントごとの財政状態および経営成績の状況に関する認識および分析・検討内容
セグメントごとの財政状態および経営成績の状況に関する認識および分析・検討内容は、「(1)経営成績等の状況の概要 ① 財政状態および経営成績の状況」に記載のとおりであります。
② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容ならびに資本の財源および資金の流動性に係る情報
当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「(1)経営成績等の状況の概況 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
当社グループの資本の財源および資金の流動性につきまして、運転資金需要のうち主なものは生産費用を含む営業費用であります。投資を目的とした資金需要のうち主なものは設備投資によるものであります。当社グループは事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針とし、運転資金および設備資金は自己資本および金融機関からの借入を基本としております。不測の資金需要に備えるため、手元流動性を厚くして経営の安全性を高めております。なお、当連結会計年度末における借入金およびリース債務を含む有利子負債の残高は3,638百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物は1,911百万円となっております。
③ 重要な会計上の見積りおよび当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この作成には経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債および収益・費用の報告金額および開示に影響を与える見積りを必要としております。経営者はこれらの見積りについて過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。
④ 経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当連結会計年度の達成・進捗状況は以下のとおりとなります。
売上高は計画比298百万円減(1.6%減)となりました。これは主に、日本での生産能力の増強に向けて生産体制の刷新による設備投資を伴う受注・生産調整を経て、本稼働後も夏の気温上昇と冬の気温急落で好不調となった市場があった中、受注が計画を下回る水準で推移したことによるものであります。経常利益は計画比36百万円増(10.2%増)となりました。これは主に、売上高の未達により利益が目減りする中、政策保有株式等の投資有価証券売却益を計上できたことによるものであります。また、親会社株主に帰属する当期純利益は、計画比28百万円増(12.9%増)となりました。
当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績およびキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態および経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国経済は、インバウンド需要の回復や雇用・所得環境の改善などにより緩やかな回復基調にはあるものの、物価上昇に賃金上昇が追い付かず個人消費は伸び悩みの状況で推移しました。加えて、国際情勢の不安定化や円安による原材料価格の上昇圧力、物流問題など先行きは依然として不透明な状況にあります。中国では厳しい雇用環境を背景に個人消費の低迷が懸念されます。
このような状況の中、当社グループでは、「包装を通じて社会に奉仕します」の社是に則り、「優秀な製品」「確実な納品」「適正な価格」でお客様に信頼していただける受注活動を進めております。当社グループ一体でお客様への供給責任を果たすべく、各部門で従来からの課題の解決に取り組むとともに部門相互で連携を強化しております。お客様とは個別契約による取引内容の共有を進め、設定した基準を満たす製品を生産し、確実に納品するよう徹底しております。これに加え、設計をはじめとした付加価値を生み出すサービスについてお客様に評価していただける活動を市場に先駆して進めております。
また、当社グループでは、ESGを経営の根幹に据え、事業を通じて社会的課題の解決を図るよう努めております。単に利益を求めるのみではなく、「包装を通じて社会に奉仕する」ことを愚直に追い求め、ESGを重視した経営を実践することで、更なる企業価値の向上と持続的成長を目指しております。その中で、環境への取組みとしては、包装業界の先駆者として、省資源・易廃棄などのパッケージを開発・促進し、再生利用による循環型社会に貢献するSDGs実践企業を目指して、環境方針を制定し行動しております。エネルギーと素材をより無駄なく製品化することで環境負荷を低減すべく、故紙の削減に努めております。持続可能な調達を推進するお客様の要求に応えるべく、環境に配慮したパッケージの設計を提案するとともに、森林認証紙の使用に積極的に関わっております。このほか、従業員の健康管理や安全衛生について日々情報を収集し、全社で共有しております。特に感染症に対しては、すべてのステークホルダーへの安全安心を最優先に、従業員とその家族へ感染対策の指導、職場の環境衛生対策、時差出勤など、現状に合わせて人への安全確保を第一とした各種感染症拡大防止策の励行を徹底しております。
なお、運送業務や倉庫管理業務など物流事業者のノウハウを活かして、当社グループの企業価値向上につなげることを目的として2024年4月に金剛運送株式会社の株式を追加取得し、子会社といたしました。
a.財政状態
当連結会計年度末の資産につきましては、前連結会計年度末に比べ1,637百万円増加し、20,652百万円となりました。
流動資産は前連結会計年度末に比べ573百万円増加し、9,352百万円となりました。これは、現金及び預金が169百万円増加、売掛金が335百万円増加したこと等によるものであります。
固定資産は前連結会計年度末に比べ1,065百万円増加し、11,300百万円となりました。これは、有形固定資産で設備投資等を行ったことにより591百万円増加、投資有価証券が時価上昇により424百万円増加したこと等によるものであります。
負債につきましては、前連結会計年度末に比べ845百万円増加し、10,410百万円となりました。
流動負債は前連結会計年度末に比べ201百万円増加し、8,025百万円となりました。これは、1年内返済予定の長期借入金を含む短期借入金が374百万円増加、未払金が246百万円減少したこと等によるものであります。
固定負債は前連結会計年度末に比べ644百万円増加し、2,385百万円となりました。これは、長期借入金が467百万円増加したこと等によるものであります。
純資産につきましては、前連結会計年度末に比べ792百万円増加し、10,242百万円となりました。これは、利益剰余金で185百万円増加、その他有価証券評価差額金で318百万円増加、為替換算調整勘定で135百万円増加したこと等によるものであります。
b.経営成績
当連結会計年度の売上高は18,102百万円(前年同期比1.1%増)、営業利益は189百万円(前年同期比67.9%減)、経常利益は386百万円(前年同期比44.7%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は248百万円(前年同期比43.5%減)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
a.日本
当社および国内連結子会社においては、売上高は15,130百万円(前年同期比0.5%増)となりました。生産能力の増強に向けて生産体制の刷新による設備投資を伴う受注・生産調整を経て、本稼働後も夏の気温上昇と冬の気温急落で好不調となった市場もありましたが、全体では売上高は増加いたしました。他方、セグメント利益は、原材料価格や人件費をはじめとした固定費の上昇により、115百万円(前年同期比74.1%減)となりました。
b.中国
当社グループにおいては、セグメント間の売上高を含め売上高は4,111百万円(前年同期比0.2%減)となりました。前年のコロナ明け特需が一服し、生産調整・縮小された得意先もあるなど、既存取引先の受注量は減少傾向にありました。一方、新規得意先への受注活動により下支えを進めております。セグメント利益は採算の改善活動を継続しているものの売上高の減少が響き、233百万円(前年同期比23.5%減)となりました。
② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、営業活動によるキャッシュ・フローの増加等により前連結会計年度末に比べ58百万円増加し、当連結会計年度末は1,911百万円となりました。
各キャッシュ・フローの状況は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において営業活動により獲得した資金は、393百万円(前年同期比40.1%減)となりました。これは、税金等調整前当期純利益431百万円、減価償却費643百万円、売上債権の増加による資金の減少259百万円、仕入債務の減少による資金の減少198百万円等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において投資活動により使用した資金は、1,024百万円(前年同期比11.4%増)となりました。これは、有形固定資産の取得による支出1,138百万円、投資有価証券の売却による収入131百万円等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において財務活動により獲得した資金は、609百万円(前年同期比16.2%増)となりました。これは、借入金の増加額719百万円、配当金の支払額56百万円等によるものであります。
③ 生産、受注および販売の実績
a.生産実績
当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 当連結会計年度 (自 2024年1月1日 至 2024年12月31日) | 前年同期比(%) |
| 日本 (千円) | 13,031,309 | △0.3 |
| 中国 (千円) | 4,049,741 | △0.2 |
| 合計 (千円) | 17,081,051 | △0.3 |
(注)1 中国は台湾を含んでおります。
2 金額は販売価格によっており、セグメント間の内部振替前の数値によっております。
b.受注実績
当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 受注高(千円) | 前年同期比(%) | 受注残高(千円) | 前年同期比(%) |
| 日本 | 15,132,220 | 0.9 | 1,112,468 | 0.2 |
| 中国 | 2,954,279 | 2.9 | 230,330 | △7.2 |
| 合計 | 18,086,498 | 1.2 | 1,342,798 | △1.1 |
(注)中国は台湾を含んでおります。
c.販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 当連結会計年度 (自 2024年1月1日 至 2024年12月31日) | 前年同期比(%) |
| 日本 (千円) | 15,129,943 | 0.5 |
| 中国 (千円) | 2,972,028 | 3.8 |
| 合計 (千円) | 18,101,971 | 1.1 |
(注)1 中国は台湾を含んでおります。
2 セグメント間の取引については、相殺消去しております。
3 主な相手先別の販売実績および総販売実績に対する割合は次のとおりであります。
| 相手先 | 前連結会計年度 (自 2023年1月1日 至 2023年12月31日) | 当連結会計年度 (自 2024年1月1日 至 2024年12月31日) | ||
| 金額(千円) | 割合(%) | 金額(千円) | 割合(%) | |
| 花王株式会社 | 3,133,449 | 17.5 | 2,668,242 | 14.7 |
| レンゴー・リバーウッド・パッケージング株式会社 | 1,934,283 | 10.8 | 2,068,827 | 11.4 |
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
① 財政状態および経営成績の状況に関する認識および分析・検討内容
a.財政状態の分析
当連結会計年度の財政状態の分析につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ① 財政状態および経営成績の状況 a.財政状態」に記載のとおりであります。
b.経営成績の分析
当連結会計年度の販売に関して、当社グループ一体でお客様への供給責任を果たすべく、各部門で従来からの課題の解決に取り組むとともに部門相互で連携を強化しております。お客様とは個別契約による取引内容の共有を進め、設定した基準を満たす製品を生産し、確実に納品するよう徹底しております。これに加え、設計をはじめとした付加価値を生み出すサービスについてお客様に評価していただける活動を市場に先駆して進めております。このような中、日本では、インバウンド需要の回復や雇用・所得環境の改善などにより緩やかな回復基調にはあるものの、物価上昇に賃金上昇が追い付かず個人消費は伸び悩みの状況で推移しました。そうした中で、生産能力の増強に向けて生産体制の刷新による設備投資を伴う受注・生産調整を経て、本稼働後も夏の気温上昇と冬の気温急落で好不調となった市場もありましたが、全体では売上高は増加いたしました。一方で中国では、前年のコロナ明け特需が一服し、生産調整・縮小された得意先もあるなど、既存取引先の受注量は減少傾向にありましたが新規得意先への受注活動により下支えを進めております。その結果、売上高は18,102百万円(前年同期比1.1%増)となりました。このうち、日本の売上高は15,130百万円(前年同期比0.5%増)、中国の売上高はセグメント間の売上高を含め4,111百万円(前年同期比0.2%減)となりました。
当連結会計年度の売上原価、販売費及び一般管理費に関して、当社グループでは継続してESGを経営の根幹に据え、事業を通じて社会的課題の解決を図るよう努め、エネルギーと素材をより無駄なく製品化することで環境負荷を低減すべく、また故紙の削減にも努めることで、コスト削減を進めました。このような中、日本では原材料価格や人件費をはじめとした固定費の上昇が影響しました。中国では採算の改善活動を継続しているものの売上高の減少が響きました。その結果、売上原価は15,441百万円、販売費及び一般管理費は2,472百万円となり、営業利益は189百万円(前年同期比67.9%減)となりました。なお、EBITDA(注)では1,055百万円(前年同期は1,158百万円)で前年同期比8.9%減となりました。
(注) EBITDA=税金等調整前当期純利益+特別損益+減価償却費+支払利息
当連結会計年度の営業外収益は受取配当金に加え政策保有株式等の投資有価証券売却益104百万円等により318百万円、営業外費用は支払利息等により121百万円となり、経常利益は386百万円(前年同期比44.7%減)となりました。
当連結会計年度の特別利益は当社土地の一部を交換したことで固定資産売却益73百万円、金剛運送株式会社の株式を追加取得して子会社としたことで段階取得に係る差益2百万円および負ののれん発生益35百万円により109百万円、特別損失は固定資産圧縮損により64百万円となり、親会社株主に帰属する当期純利益は248百万円(前年同期比43.5%減)となりました。
c.セグメントごとの財政状態および経営成績の状況に関する認識および分析・検討内容
セグメントごとの財政状態および経営成績の状況に関する認識および分析・検討内容は、「(1)経営成績等の状況の概要 ① 財政状態および経営成績の状況」に記載のとおりであります。
② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容ならびに資本の財源および資金の流動性に係る情報
当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「(1)経営成績等の状況の概況 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
当社グループの資本の財源および資金の流動性につきまして、運転資金需要のうち主なものは生産費用を含む営業費用であります。投資を目的とした資金需要のうち主なものは設備投資によるものであります。当社グループは事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針とし、運転資金および設備資金は自己資本および金融機関からの借入を基本としております。不測の資金需要に備えるため、手元流動性を厚くして経営の安全性を高めております。なお、当連結会計年度末における借入金およびリース債務を含む有利子負債の残高は3,638百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物は1,911百万円となっております。
③ 重要な会計上の見積りおよび当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この作成には経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債および収益・費用の報告金額および開示に影響を与える見積りを必要としております。経営者はこれらの見積りについて過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。
④ 経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当連結会計年度の達成・進捗状況は以下のとおりとなります。
売上高は計画比298百万円減(1.6%減)となりました。これは主に、日本での生産能力の増強に向けて生産体制の刷新による設備投資を伴う受注・生産調整を経て、本稼働後も夏の気温上昇と冬の気温急落で好不調となった市場があった中、受注が計画を下回る水準で推移したことによるものであります。経常利益は計画比36百万円増(10.2%増)となりました。これは主に、売上高の未達により利益が目減りする中、政策保有株式等の投資有価証券売却益を計上できたことによるものであります。また、親会社株主に帰属する当期純利益は、計画比28百万円増(12.9%増)となりました。
| 指標 | 2024年度(計画) | 2024年度(実績) | 2024年度(計画比) |
| 売上高 | 18,400百万円 | 18,102百万円 | 298百万円減( 1.6%減) |
| 経常利益 | 350百万円 | 386百万円 | 36百万円増(10.2%増) |
| 親会社株主に帰属する 当期純利益 | 220百万円 | 248百万円 | 28百万円増(12.9%増) |