四半期報告書-第59期第3四半期(平成30年7月1日-平成30年9月30日)

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2018/11/07 9:05
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文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
また、コア営業利益は、売上総利益から販売費及び一般管理費を控除した利益であり、IFRSで定義されている指標ではありませんが、当社グループの経常的な事業業績を測る指標として有用な情報であると考えられるため、自主的に開示しております。
(1)業績の状況
当第3四半期連結累計期間(2018年1月1日~2018年9月30日)における当社グループをとりまく経営環境は、海外におきましては、米国の金利引き上げや多くの新興国での通貨安など不安定要因がありながらも、中国、インドネシア、タイ、インドなどの主要参入国において堅調な成長がみられるなか、当社グループは、消費者ニーズに合わせたパーソナルケア関連商品の販売活動を積極的に実施し、持続的な成長の実現に努めてまいりました。
一方、国内におきましては、原材料価格の上昇や、米国との通商問題、相次いでいる自然災害など経済への影響がありながらも、景気回復基調が持続し、個人消費も持ち直しの動きがみられるなか、引き続き高付加価値パーソナルケア関連商品の需要を喚起するための新価値提案を実施した結果、安定的な成長を実現いたしました。
このような経営環境のなか、当社グループは、“世界中の全ての人々のために、快適と感動と喜びを与えるような、世界初・世界No.1の商品とサービスを提供しつづけます”の基本方針に基づき、独自の不織布加工・成形技術と消費者ニーズを捉えた商品の開発に努め、あらゆる世代の人々がお互いに負担を感じることなく、その人らしさを尊重し合いながら暮らせる「共生社会」の実現に向けて取り組んでまいりました。
この結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高498,115百万円(前年同四半期比7.0%増)、コア営業利益75,808百万円(前年同四半期比13.8%増)、税引前四半期利益73,905百万円(前年同四半期比10.4%増)、四半期利益52,475百万円(前年同四半期比8.9%増)、親会社の所有者に帰属する四半期利益47,086百万円(前年同四半期比7.9%増)となりました。
セグメントの業績を示すと次のとおりであります。
①パーソナルケア
●ベビーケア関連商品
海外では、安心・安全ニーズに応える日本からの高付加価値輸入商品の需要が高い中国におきまして、引き続きインターネット販売での取り組みを強化し、コーポレートブランドと『ムーニー』ブランドの認知拡大と、パンツ型紙おむつの普及促進に努めたほか、『Baby Love』、『Fitti』及び『PetPet』ブランドを保有しているDSG (Cayman) Limitedの株式を取得し、東南アジア地域、特にタイ及びマレーシアにおける高成長の実現に向けた取り組みを開始いたしました。また、新興国のなかでも紙おむつの普及率が未だ低いインドにおきましては、パンツ型紙おむつで普及促進を図りながら販売エリアとシェアの拡大に努めたほか、ベトナムにおきましては、地方エリアでの配荷拡大により『Bobby』ブランドのシェア拡大に努めてまいりました。
国内では、“ふんわりぴたりでモレ安心”の『ムーニー』ブランドにおいて、『ムーニーマン エアフィット』L・ビッグサイズと、紙おむつの表面シートにオーガニックコットンを配合した赤ちゃんのお肌に安心な『Natural moonyman(ナチュラル ムーニーマン)』L・ビッグサイズに乳幼児特有のぽっこりおなかにしっかりフィットする特許技術※「すっぽりハイウエスト」を採用し、おへそまですっぽりカバーすることでズレ下がらず、モレずに安心な商品にリニューアルしてまいりました。また、全ての赤ちゃんが健やかに育ち、いつでも笑顔でいてほしいという願いから、日本ディベロップメンタルケア研究会と連携し、低出生体重(2,500g未満)の赤ちゃんを応援する活動「ちいさないのち応援プロジェクト」キャンペーンを通じて年々増加する低出生体重の赤ちゃんにとって最適な環境づくりをサポートしたほか、ディズニーキャラクターのかわいいデザインとたっぷり吸収の『マミーポコ』ブランドや、夜専用の『オヤスミマン』ブランドなどのサブカテゴリー商品とともにリレーションの強化と、笑顔あふれる育児生活の実現に取り組んでまいりました。
※ ウエスト端部は伸縮不織布のみ、股下部材のウエスト側端部では伸縮不織布と糸ゴムが重なる構成
●フェミニンケア関連商品
海外では、中国におきまして、若年層から品質の高さとデザインのかわいらしさに対して引き続き高いご支持を頂いているほか、インドネシアやタイ、ベトナム、インドといった新興国におきましても、消費者ニーズに合わせた商品で販売エリアとさらなるシェアの拡大に努めてまいりました。
国内では、“はばたけ、わたし!”の想いを込めた『ソフィ』ブランドにおいて、女子中高生のライフスタイルや感性に合わせ「おしゃねこ※」デザインを採用した“かわいくてモレ安心”な『ソフィ センターイン ハッピーキャッチ』シリーズに、『ソフィ センターイン ハッピーキャッチ 特に多い昼用26cm』を新発売し、文化祭や修学旅行などの学校行事でも昼の長い時間安心して使用して頂けるよう、ラインアップを拡充してまいりました。また、2008年から実施している「ピンクリボン活動」を今年も11年連続で応援するなど、独自の不織布技術を活かした高付加価値商品の提案や、全ての女性が自分らしく、健やかに毎日を過ごせる取り組みを通じて、女性の体と心の仕組みを科学的に捉えながら、女性の物理的・精神的な束縛からの解放に取り組んでまいりました。
※ 「おしゃれでかわいいねこ」の意味
●ヘルスケア関連商品
海外では、日本以上のスピードで台湾やタイ、インドネシア、中国といったアジア地域でも高齢化が進み、大人用排泄ケア用品の需要が本格化することから、日本で確立したケアモデルをアジア地域に普及させる準備を進めてまいりました。タイにおきましては、大人用紙おむつ市場において優位なポジションを築き、『Certainty』ブランドを保有しているDSG (Cayman) Limitedの株式を取得し、普及加速の実現に向けた取り組みを開始いたしました。
高齢者人口の増加により拡大が続く国内市場におきましては、今までどおり自分らしく生活が送れるようサポートする商品の普及活動に取り組んでまいりました。軽い尿もれ専用品では、“ズボンにしみない、目立たない”工夫をした男性用尿もれ専用品『ライフリー さわやかパッド』シリーズと、吸水ケアを通じて笑顔ある毎日を応援する『チャームナップ』ブランドにおいて、“軽い尿もれ”は誰にでもあることとして抵抗感を払拭する活動を継続して実施してまいりました。大人用紙おむつ・尿もれ専用品『ライフリー』ブランドでは、24時間365日排泄ケアに関するお問い合わせに対応できるよう、大人用紙おむつ業界で初めて人工知能(Artificial Intelligence)チャットボット※1を採用した「大人用おむつNAVI」などで心と体の健康をサポートしてまいりました。また、高齢化の進行に伴う「閉じこもり」や「認知症」といった社会問題の改善に寄与するため、目的を持って社会と触れ合い誰でも取り組める形にした認知症予防ライフリー「ソーシャル・ウォーキング※2」体験会の継続的な開催や、テレビコマーシャル、ウェブサイト、店頭でのカウンセリングや日常生活動作に合わせた売り場づくりを通じて販売促進にも積極的に取り組み、排泄ケア市場をリードしてまいりました。
日々の健康を守り、安心で快適な暮らしをサポートする『超快適』ブランドにおいては、園児や小学校低学年のお子様のマスク利用の浸透に伴い、園児・低学年時期の小さなお顔にぴったりフィットするこども専用マスク『超快適 マスク 園児専用』と、『超快適 マスク 低学年専用』を新発売し、お子様から大人まで一年を通して快適に使用できるマスクのご提案と市場の活性化に努めてまいりました。
※1 人間の代わりに対話するプログラム(もしくは、それを含むシステム全体)のこと
※2 「社会参加&歩行」の造語で、人と関わり、楽しみながら歩くことを誰もが取り組みやすい形にした認知症予防のためのウォーキング(地方独立行政法人 東京都健康長寿医療センター研究所の監修のもと、当社考案)
●クリーン&フレッシュ関連商品
クリーン&フレッシュ国内市場におきましては、住環境やライフスタイルの変化に伴い、リビング周りをいつも清潔に、家中を限られた時間で簡単にお掃除したいというお客様が増えているなか、“片手でポン!ですぐキレイ”のボックス型ウェットティッシュ『シルコット ウェットティッシュ』シリーズや、“家中まるごと、これ一本!”のお掃除用品『ウェーブ』ブランドとともに、日常生活を快適に過ごして頂くための提案に努めてまいりました。また、毎日変化するお肌を健やかに保ち、日々のお手入れを気楽に効果的にする『シルコット コットン』シリーズでは、2分の1の化粧水でも驚くほどうるおう※1『シルコット うるうるコットン スポンジ仕立て』や、日本初の極細長繊維※2でミクロ汚れまですっきりふきとる“ふきとり用コットン”『シルコット ふきとりコットン シルキー仕立て』とともにキャンペーンを実施し、多様化する化粧用コットン市場を活性化したほか、訪日外国人によるインバウンド需要に対しても積極的に取り組み、販売促進に努めてまいりました。
※1 当社従来品比
※2 パフを覆うシートが二層構造。肌に接する外側層は10μm以下の極細長繊維で、内側が粗いセルロース繊維で形成されている構造。日本における主要ブランドの化粧綿対象。(2015年10月ユニ・チャーム㈱調べ)
この結果、パーソナルケアの売上高は434,760百万円(前年同四半期比7.6%増)、セグメント利益(コア営業利益)は68,791百万円(前年同四半期比14.6%増)となりました。
②ペットケア
人とペットがともに長生きし豊かな生活が送れる「共生社会」と「健康長寿社会」の実現に向け、衛生用品からフードまでペットの生活を総合的にサポートする商品の開発と市場創造に努めてまいりました。
国内ペットトイレタリーにおきましては、近年、愛猫と一緒に過ごす時間を長くとりたいとの思いから、室内に猫用のトイレを設置する飼い主様や、2匹以上の猫を飼育する「多頭飼い」の増加により、猫用のトイレに使用するトイレシートの使用枚数も増加傾向となるなか、『デオトイレ』ブランドに、『デオトイレ 消臭・抗菌シート 大容量20枚入り』と、『デオトイレ 消臭・抗菌シート ふんわり香るナチュラルガーデンの香り 大容量20枚入り』を新発売し、飼い主様の大容量ニーズに応えてまいりました。
国内ペットフードにおきましては、犬用では、良質素材を彩り良く使い、味、食感、栄養バランスの全てにこだわった『グラン・デリ』ブランドに、おいしさと健康を考えた国産鶏肉100%を調理したドッグフード『グラン・デリ 国産鶏ささみ入りパウチ ブロッコリー入り×かぼちゃ入り』ほぐしタイプと、ジュレタイプを新発売したほか、森永製菓㈱と共同開発※した“カリッ”とした食感を楽しめる犬専用おやつ『グラン・デリ ワンちゃん専用おっとっと』シリーズに、はじめてのフルーツ味『グラン・デリ ワンちゃん専用 おっとっと バナナ&りんご味』を新発売し、ワンちゃんと一緒におやつの時間を楽しみたいというニーズに応えてまいりました。
猫用では、猫の大好きな良質なお魚をたっぷり使い、最後の一口まで夢中になる美味しさに仕上げた『銀のスプーン』ブランドの「子ねこ」用と、15歳が近づく頃の「高齢ねこ」用のそれぞれに、「まぐろ・かつお・ささみ」をブレンドした『銀のスプーン パウチ2種のアソートパック』を新発売し、栄養バランスや健康維持を重視した商品のラインアップを充実してまいりました。
北米市場におきましては、日本の技術を搭載した犬用シート、猫用ウェットタイプ副食の販売が引き続き堅調に推移したほか、今後のさらなる成長に向け、近年台頭が著しいインターネット販売やペット専門店・米国特有のDollar store(均一価格店)業態への取り組みを強化してまいりました。
※ ユニ・チャーム㈱と森永製菓㈱が初めてペット用に共同開発した犬専用のおやつ
この結果、ペットケアの売上高は58,251百万円(前年同四半期比2.1%増)、セグメント利益(コア営業利益)は6,950百万円(前年同四半期比4.0%増)となりました。
③その他
不織布・吸収体の加工・成形技術を活かした業務用商品分野におきまして、産業用資材を中心に販売を進めてまいりました。
この結果、その他の売上高は5,104百万円(前年同四半期比9.3%増)、セグメント利益(コア営業利益)は67百万円(前年同四半期はセグメント利益(コア営業利益)△86百万円)となりました。
(2)財政状態の分析
(資産)
当第3四半期連結会計期間末における資産合計は788,950百万円(前連結会計年度比7.1%増)となりました。主な増加は、無形資産49,975百万円、棚卸資産13,275百万円、有形固定資産13,075百万円、投資有価証券等のその他の金融資産11,178百万円、主な減少は、現金及び現金同等物40,510百万円によるものです。
(負債)
当第3四半期連結会計期間末における負債は281,756百万円(前連結会計年度比0.7%減)となりました。主な増加は、仕入債務及びその他の債務7,176百万円、未払費用等のその他の流動負債6,819百万円、繰延税金負債1,274百万円、主な減少は、社債及び借入金17,268百万円によるものです。
(資本)
当第3四半期連結会計期間末における資本合計は507,194百万円(前連結会計年度比12.0%増)となりました。主な増加は、親会社の所有者に帰属する四半期利益47,086百万円、自己株式の減少20,724百万円、主な減少は、親会社の所有者への配当金の支払い13,585百万円によるものです。
(親会社所有者帰属持分比率)
当第3四半期連結会計期間末における親会社所有者帰属持分比率は56.3%となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第3四半期連結累計期間における連結キャッシュ・フローの状況につきましては、営業活動によるキャッシュ・フローは79,564百万円のプラス(前年同四半期比15,644百万円のプラス)、投資活動によるキャッシュ・フローは連結範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出などにより100,616百万円のマイナス(前年同四半期比62,931百万円のマイナス)、財務活動によるキャッシュ・フローは親会社の所有者への配当金の支払額などにより17,209百万円のマイナス(前年同四半期比11,932百万円のプラス)となりました。その結果、現金及び現金同等物の当第3四半期連結会計期間末残高は129,393百万円と前連結会計年度末に比べ40,510百万円減少しております。
(4)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(6)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は、4,849百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

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