四半期報告書-第102期第3四半期(令和2年7月1日-令和2年9月30日)

【提出】
2020/11/13 9:18
【資料】
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注記事項-後発事象、要約四半期連結財務諸表(IFRS)

13.後発事象
取得による企業結合
Olympus Surgical Technologies Americaのノーウォーク工場の取得
当社は、当社のメディカルテクノロジー事業の連結子会社であるNissha Medical Technologies (Ohio), Inc.を通じて、Olympus Surgical Technologies America のノーウォーク工場を2020年11月2日付で取得しました。なお、IFRS第3号「企業結合」の規定を適用していますが、現時点において、当企業結合に関する企業結合時の会計処理は完了していません。
(1) 企業結合の概要
① 相手先企業の名称および取得した事業の内容
相手先企業の名称Olympus Surgical Technologies America
取得した事業の内容泌尿器・婦人科向け硬性鏡、治療機器系製品の部品などの製造

② 企業結合を行った主な理由
現在、当社グループは事業ポートフォリオの組み換え・最適化による成長を骨子とする第6次中期経営計画(3カ年)を運用しています。主力のコンシューマー・エレクトロニクス(IT)に加え、モビリティ(自動車・輸送機器)、医療機器、サステナブルパッケージ資材を重点市場と定め、バランスの取れた事業基盤の構築を図り、グローバルベースの成長戦略の実践による企業価値の向上を目指しています。
当社グループの医療機器事業を担うメディカルテクノロジー事業は、医療機器の「受託設計・製造」、患者のモニタリングや手術用の消耗品を病院向けに販売する「ヘルスケアソリューション」、消耗品をお客さまブランドの製品として販売できるようお手伝いする「プライベートブランド」の3つの分野で事業展開しています。「受託設計・製造」分野では、単回使用(シングルユース)の医療機器を、一連のプロセスで製造するノウハウを有しており、大手医療機器メーカーの信頼できるグローバル・パートナーとして、高品質な医療機器の受託設計・製造を数十年にわたって展開しています。グローバルな事業拠点の能力を活用し、お客さまの求める仕様とスケジュールにお応えしています。
今回の買収は、メディカルテクノロジー事業のグローバルな受託製造サービスの垂直統合をさらに進め、すべてのお客さまに価値を提供するものです。メディカルテクノロジー事業は金属加工分野での設計・製造能力を強化するとともに、北米における生産能力を拡充し、グローバルな事業展開と成長を実現します。
③ 取得日
2020年11月2日
④ 取得企業が支配を獲得した方法
現金を対価とする事業譲受
⑤ 結合後企業の名称
Nissha Medical Technologies (Ohio), Inc.
(2) 移転対価
現金(未払金を含む)30.0百万米ドル
移転対価合計30.0

(注) 移転対価は暫定的に算定された金額であり、今後調整される可能性があります。
なお、取得関連コスト、のれんの金額、取得した資産および引き受けた負債の認識金額ならびにプロフォーマ情報については、現在算定中であり、記載を省略しています。
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