四半期報告書-第106期第1四半期(2024/01/01-2024/03/31)

【提出】
2024/05/10 14:07
【資料】
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【項目】
37項目
9.売上高
(1) 顧客との契約から認識した収益
前第1四半期連結累計期間および当第1四半期連結累計期間の要約四半期連結損益計算書に計上している「売上高」42,430百万円および46,719百万円は、主に「顧客との契約から認識した収益」です。それ以外の源泉から認識した収益は、貸手としてのリース(オペレーティング・リース取引、ファイナンス・リース取引)に係るものであり、その金額に重要性がないため、(2)の収益の分解に含めて開示しています。
(2) 収益の分解
当社グループは、注記「4.事業セグメント」に記載のとおり、産業資材、ディバイス、メディカルテクノロジーの3つを報告セグメントとしています。また、売上高は製品群別に分解しています。これらの分解した売上高と各報告セグメントの売上高との関係は次のとおりです。
(単位:百万円)
セグメント製品群前第1四半期連結累計期間
(自 2023年1月1日
至 2023年3月31日)
当第1四半期連結累計期間
(自 2024年1月1日
至 2024年3月31日)
産業資材加飾(モビリティ)4,9915,757
加飾(家電その他)4,1574,662
サステナブル資材(蒸着紙など)7,9257,421
小計17,07317,841
ディバイスタブレット向け7,56511,465
スマートフォン向け2,132294
ゲーム機・業務用端末(物流関連)・モビリティ向け、ガスセンサーなど5,1094,809
小計14,80716,569
メディカルテクノロジー医療機器(CDMO)4,2835,403
医療機器(自社ブランド)1,8432,179
ビジネスメディア2,3982,486
小計8,52510,069
その他2,0242,238
合計42,43046,719

① 産業資材
産業資材事業は、さまざまな素材の表面に付加価値を与える独自技術を有するセグメントです。プラスチックの成形と同時に加飾や機能の付与を行うIMD、IMLおよびIMEは、グローバル市場でモビリティ、家電製品などに広く採用されています。また、金属光沢と印刷適性を兼ね備えた蒸着紙は、飲料品や食品向けのサステナブル資材としてグローバルベースで業界トップのマーケットシェアを有しています。
② ディバイス
ディバイス事業は、精密で機能性を追求した部品・モジュール製品を提供するセグメントです。主力製品であるフィルムタッチセンサーはグローバル市場でタブレット、業務用端末(物流関連)、モビリティ、ゲーム機などに幅広く採用されています。このほか、気体の状態を検知するガスセンサーなどを提供しています。
③ メディカルテクノロジー
メディカルテクノロジー事業は、医療機器やその関連市場において高品質で付加価値の高い製品を提供し、人々の健康で豊かな生活に貢献することを目指すセグメントです。幅広い診療領域で使われる低侵襲医療用の手術機器や医療用ウェアラブルセンサーなどの製品を手がけており、現在は欧米中心に大手医療機器メーカー向けの開発製造受託(CDMO)を展開するとともに、医療機関向けに自社ブランド品を製造・販売しています。