有価証券報告書-第77期(平成25年6月1日-平成26年5月31日)

【提出】
2014/08/22 15:22
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財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

(1) 当連結会計年度の経営成績の分析
① 概要
当連結会計年度は、株式市場の活況を受けファイナンス案件が増加したことなどにより、通期の売上高は前連結会計年度に対し10.7%増加し、12,645百万円となりました。
② 売上高及び営業利益
売上高につきましては、「1 業績等の概要(1)業績」と「2 生産、受注及び販売の状況」に記載のとおりであります。
売上原価は、前連結会計年度より387百万円増加し、7,115百万円となり、原価率は2.6ポイント低下し、56.3%となりました。
販売費及び一般管理費は、前連結会計年度より318百万円増加し、4,243百万円となりました。
この結果、営業利益は、前連結会計年度に比べ66.4%増加し、1,286百万円となりました。
③ 営業外損益及び経常利益
営業外損益は、前連結会計年度の56百万円(純額)から179百万円(純額)となりました。これは、投資事業組合運用益を116百万円計上したことなどによるものであります。
この結果、経常利益は前連結会計年度に比べ76.7%増加し、1,465百万円となりました。
④ 特別損益及び税金等調整前当期純利益
特別損益は、前連結会計年度の△37百万円(純額)から17百万円(純額)となりました。これは、固定資産除却損が前連結会計年度の47百万円から当連結会計年度は3百万円となったことなどによるものであります。
この結果、税金等調整前当期純利益は、前連結会計年度に比べ87.2%増加し、1,483百万円となりました。
⑤ 当期純利益
当期純利益は869百万円となり、前連結会計年度に比べ、88.7%増加しました。
1株当たり当期純利益は、前連結会計年度に比べ88.7%増加し、74円56銭となりました。
(2) 当連結会計年度の財政状態の分析
資産、負債及び純資産の状況
・ 資産
流動資産は、前連結会計年度末に比べて1,147百万円(14.0%)増加し、9,364百万円となりました。これは、現金及び預金が369百万円、仕掛品が535百万円それぞれ増加したことなどによります。
固定資産は、前連結会計年度末に比べて352百万円(4.9%)増加し、7,522百万円となりました。これは、ソフトウエアが411百万円、退職給付に係る資産が111百万円それぞれ増加し、ソフトウエア仮勘定が175百万円減少したことなどによります。
この結果、総資産は、前連結会計年度末に比べて1,499百万円(9.7%)増加し、16,886百万円となりました。
・ 負債
流動負債は、前連結会計年度末に比べて609百万円(24.5%)増加し、3,094百万円となりました。これは、未払費用が217百万円、未払法人税等が154百万円それぞれ増加したことなどによります。
固定負債は、前連結会計年度末に比べて250百万円(49.0%)減少し、260百万円となりました。これは、退職給付に係る負債(前連結会計年度は退職給付引当金)が340百万円減少したことなどによります。
この結果、負債合計は、前連結会計年度末に比べて359百万円(12.0%)増加し、3,354百万円となりました。
・ 純資産
純資産合計は、前連結会計年度末に比べて1,140百万円(9.2%)増加し、13,532百万円となりました。これは、当期純利益869百万円の計上及び退職給付に係る調整累計額359百万円の計上による増加と剰余金の配当233百万円による減少によります。
(3) 当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ370百万円(7.3%)増加し、5,408百万円となりました。
営業活動の結果得られた資金は1,092百万円(前連結会計年度比5.7%増)となりました。
投資活動の結果使用した資金は385百万円(前連結会計年度比30.6%減)となりました。
財務活動の結果使用した資金は337百万円(前連結会計年度比1.7%増)となりました。
なお、キャッシュ・フローの詳細は、「1 業績等の概要 (2)キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。