有価証券報告書-第41期(平成25年1月1日-平成25年12月31日)

【提出】
2014/03/31 10:12
【資料】
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【項目】
129項目

業績等の概要

(1)業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、欧州経済の低迷や、中国及び新興国の景気減速があったものの、政府の経済対策、日銀の金融緩和政策及び米国経済の回復もあり、企業業績に明るい兆しがみられるなど、景気は緩やかな回復基調で推移いたしました。
当社企業グループの属するクリエイティブサービス業界におきましては、従来型の印刷サービスの需要は減少傾向にあります。また、印刷用紙以外への印刷、付加価値印刷、電子書籍やスマートフォン向けデジタルコンテンツ制作など、お客様の需要は一層多様化しております。
このような環境下において、当社企業グループはオンデマンド印刷、サインディスプレイ、付加価値印刷、オフセット印刷、3DCG・映像制作などのサービスに、3D立体造形出力サービスを加え、広範・豊富な商品ラインナップとワンストップ製造、各種付帯サービスを拡充し、市場対応に努めております。
また、M&Aによる販売力の増強やグループ商材の強化を行ってまいりました。
その結果、当連結会計年度の業績は、売上高206億41百万円(前期比3.5%増)、営業利益6億77百万円(前期比2.2%減)、経常利益7億62百万円(前期比3.1%増)、当期純利益4億96百万円(前期比40.8%減)となりました。当期純利益の減少は、前期において負ののれん発生益による利益の押し上げがあったことによるものです。
なお、当社企業グループの事業は単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。
(2)キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末より18億90百万円増加し、34億81百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フローの状況)
営業活動の結果得られた資金は16億52百万円(前期比60百万円増加)となりました。
主な要因は、税金等調整前当期純利益8億21百万円、減価償却費6億73百万円及びソフトウエア償却費1億60百万円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フローの状況)
投資活動の結果使用した資金は28億95百万円(前期比7億28百万円増加)となりました。
主な要因は、有形固定資産の売却による収入5億54百万円がありましたが、有形固定資産の取得による支出28億31百万円、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出2億61百万円及び資産除去債務の履行による支出1億72百万円があったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フローの状況)
財務活動の結果得られた資金は31億32百万円(前期比23億97百万円増加)となりました。
主な要因は、短期借入金の純減少額3億円、長期借入金の返済による支出7億42百万円及び配当金の支払額2億68百万円がありましたが、長期借入れによる収入43億36百万円があったことによるものです。