有価証券報告書-第21期(2025/04/01-2026/03/31)
30.引当金
引当金の内訳及び増減は、以下のとおりです。
前連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)
当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)
(注) 1 当連結会計年度において、新たにリストラクチャリング引当金を計上しております。これに伴い、前連結会計年度に工場閉鎖関連損失引当金として表示していた金額のうち、リストラクチャリング引当金として集計すべき金額について、表示区分を見直し、リストラクチャリング引当金に組み替えて表示しております。この結果、前連結会計年度において、2025年3月31日残高の「工場閉鎖関連損失引当金」に表示していた10,108百万円は、「リストラクチャリング引当金」8,630百万円、「その他」1,478百万円として組み替えております。
2 当連結会計年度において、当社の連結子会社であった田辺三菱製薬㈱(現 田辺ファーマ㈱)及びその子会社等の事業の譲渡影響をその他に含めております。
資産除去債務
当社グループが使用する賃借不動産に対する原状回復義務等に備えて、過去の実績に基づき将来支払うと見込まれる金額を計上しております。これらの費用は主に1年以上経過した後に支払われることが見込まれておりますが、将来の事業計画等により影響を受けます。
訴訟損失等引当金
訴訟における今後の和解金等の支払いや将来発生する可能性のある支出に備えるため、当該支出見積額を計上しております。主な訴訟損失等引当金は、以下のとおりです。
(1) HIV訴訟健康管理手当等引当金
HIV感染被害損害賠償請求訴訟における今後の発症者健康管理手当の支払いに備えて、将来支出すべき見積額を計上しております。
1996年3月締結の和解に関する確認書に基づき、和解に至ったエイズ発症患者を対象に現在までの支給実績を基準として算出した将来支出すべき見積額の現在価値相当額を計上しております。
(2) スモン訴訟健康管理手当等引当金
スモン訴訟における和解成立原告に対する健康管理手当及び介護費用の生涯支払見込額を計上しております。
(3) HCV訴訟損失引当金
HCV(C型肝炎ウイルス)感染被害による損害賠償請求訴訟の解決に向け公布・施行された「特定フィブリノゲン製剤及び特定血液凝固第Ⅸ因子製剤によるC型肝炎感染被害者を救済するための給付金の支給に関する特別措置法」に基づき、将来発生する損失に備えて、給付金支給対象者及び給付金額等の見積りを基準として、当社の負担に帰する見積額を計上しております。
リストラクチャリング引当金
当社グループは、リストラクチャリングに関する詳細な公式計画を有し、かつ、当該計画の実施を開始するか、又は当該計画が影響を受ける関係者に対して発表された時点で、当該計画に係る費用等を合理的に見積もり、リストラクチャリング引当金を認識しております。
主に、三菱ケミカル㈱において、コークス及び炭素材事業の撤退を決定したことに関連して、設備撤去費用及び特別退職金等を当該リストラクチャリングに関する計画に基づき59,683百万円計上しております。これらの費用は主に2028年3月31日に終了する連結会計年度の生産停止以降に支払われることが見込まれておりますが、リストラクチャリング計画の進捗状況により影響を受けます。
なお、リストラクチャリング引当金の主要な部分を占める設備撤去費用は、撤去対象資産の重量、面積、基数等に対して、それぞれの単位当たりの将来の撤去工事の単価を見積もり、それらを乗じて計算しております。主要な仮定について、経営者は妥当と判断しておりますが、将来の不確実な経済条件の変動の結果によって影響を受ける可能性があり、前提とした状況が変化すれば引当金の見積額の算定結果が異なる可能性があります。
医薬品に係る売上割戻引当金
ファーマセグメントの子会社において計上した、米国での医療制度に関するリベート等に係るものであり、契約の条件及び過去の実績等に基づいて算出した見積額を計上しております。
これらの費用は1年以内に支払われることが見込まれております。
引当金の内訳及び増減は、以下のとおりです。
前連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)
| (単位:百万円) | ||||||
| 資産除去債務 | 訴訟損失等 引当金 | リストラクチャリング引当金 (注1) | 医薬品に係る 売上割戻 引当金 | その他 | 合計 | |
| 2024年4月1日残高 | 16,940 | 9,167 | 14,546 | 15,664 | 11,312 | 67,629 |
| 期中増加額 | 1,226 | 4 | 770 | 39,470 | 26,790 | 68,260 |
| 割引計算による 期間利息費用 | 583 | 9 | 220 | - | - | 812 |
| 目的使用による 減少額 | △700 | △969 | △5,149 | △32,054 | △20,894 | △59,766 |
| 戻入による減少額 | △434 | △706 | △1,838 | △7,262 | △865 | △11,105 |
| 在外営業活動体の 換算差額 | △220 | △8 | △84 | △273 | △56 | △641 |
| その他 | △1,986 | △1 | 165 | - | 20 | △1,802 |
| 2025年3月31日残高 | 15,409 | 7,496 | 8,630 | 15,545 | 16,307 | 63,387 |
| 流動負債 | 534 | 820 | 8,468 | 15,545 | 12,860 | 38,227 |
| 非流動負債 | 14,875 | 6,676 | 162 | - | 3,447 | 25,160 |
| 合計 | 15,409 | 7,496 | 8,630 | 15,545 | 16,307 | 63,387 |
当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)
| (単位:百万円) | ||||||
| 資産除去債務 | 訴訟損失等 引当金 | リストラクチャリング引当金 (注1) | 医薬品に係る 売上割戻 引当金 | その他 | 合計 | |
| 2025年4月1日残高 | 15,409 | 7,496 | 8,630 | 15,545 | 16,307 | 63,387 |
| 期中増加額 | 10,065 | - | 66,773 | 7,911 | 20,376 | 105,125 |
| 割引計算による 期間利息費用 | 65 | - | - | - | - | 65 |
| 目的使用による 減少額 | △154 | △1,031 | △3,144 | △7,905 | △7,123 | △19,357 |
| 戻入による減少額 | △905 | - | △1,507 | - | △2,785 | △5,197 |
| 在外営業活動体の 換算差額 | 576 | 108 | 543 | △432 | 399 | 1,194 |
| その他 (注2) | △1,447 | △6,573 | - | △15,119 | △5,702 | △28,841 |
| 2026年3月31日残高 | 23,609 | - | 71,295 | - | 21,472 | 116,376 |
| 流動負債 | 462 | - | 9,231 | - | 16,148 | 25,841 |
| 非流動負債 | 23,147 | - | 62,064 | - | 5,324 | 90,535 |
| 合計 | 23,609 | - | 71,295 | - | 21,472 | 116,376 |
(注) 1 当連結会計年度において、新たにリストラクチャリング引当金を計上しております。これに伴い、前連結会計年度に工場閉鎖関連損失引当金として表示していた金額のうち、リストラクチャリング引当金として集計すべき金額について、表示区分を見直し、リストラクチャリング引当金に組み替えて表示しております。この結果、前連結会計年度において、2025年3月31日残高の「工場閉鎖関連損失引当金」に表示していた10,108百万円は、「リストラクチャリング引当金」8,630百万円、「その他」1,478百万円として組み替えております。
2 当連結会計年度において、当社の連結子会社であった田辺三菱製薬㈱(現 田辺ファーマ㈱)及びその子会社等の事業の譲渡影響をその他に含めております。
資産除去債務
当社グループが使用する賃借不動産に対する原状回復義務等に備えて、過去の実績に基づき将来支払うと見込まれる金額を計上しております。これらの費用は主に1年以上経過した後に支払われることが見込まれておりますが、将来の事業計画等により影響を受けます。
訴訟損失等引当金
訴訟における今後の和解金等の支払いや将来発生する可能性のある支出に備えるため、当該支出見積額を計上しております。主な訴訟損失等引当金は、以下のとおりです。
(1) HIV訴訟健康管理手当等引当金
HIV感染被害損害賠償請求訴訟における今後の発症者健康管理手当の支払いに備えて、将来支出すべき見積額を計上しております。
1996年3月締結の和解に関する確認書に基づき、和解に至ったエイズ発症患者を対象に現在までの支給実績を基準として算出した将来支出すべき見積額の現在価値相当額を計上しております。
(2) スモン訴訟健康管理手当等引当金
スモン訴訟における和解成立原告に対する健康管理手当及び介護費用の生涯支払見込額を計上しております。
(3) HCV訴訟損失引当金
HCV(C型肝炎ウイルス)感染被害による損害賠償請求訴訟の解決に向け公布・施行された「特定フィブリノゲン製剤及び特定血液凝固第Ⅸ因子製剤によるC型肝炎感染被害者を救済するための給付金の支給に関する特別措置法」に基づき、将来発生する損失に備えて、給付金支給対象者及び給付金額等の見積りを基準として、当社の負担に帰する見積額を計上しております。
リストラクチャリング引当金
当社グループは、リストラクチャリングに関する詳細な公式計画を有し、かつ、当該計画の実施を開始するか、又は当該計画が影響を受ける関係者に対して発表された時点で、当該計画に係る費用等を合理的に見積もり、リストラクチャリング引当金を認識しております。
主に、三菱ケミカル㈱において、コークス及び炭素材事業の撤退を決定したことに関連して、設備撤去費用及び特別退職金等を当該リストラクチャリングに関する計画に基づき59,683百万円計上しております。これらの費用は主に2028年3月31日に終了する連結会計年度の生産停止以降に支払われることが見込まれておりますが、リストラクチャリング計画の進捗状況により影響を受けます。
なお、リストラクチャリング引当金の主要な部分を占める設備撤去費用は、撤去対象資産の重量、面積、基数等に対して、それぞれの単位当たりの将来の撤去工事の単価を見積もり、それらを乗じて計算しております。主要な仮定について、経営者は妥当と判断しておりますが、将来の不確実な経済条件の変動の結果によって影響を受ける可能性があり、前提とした状況が変化すれば引当金の見積額の算定結果が異なる可能性があります。
医薬品に係る売上割戻引当金
ファーマセグメントの子会社において計上した、米国での医療制度に関するリベート等に係るものであり、契約の条件及び過去の実績等に基づいて算出した見積額を計上しております。
これらの費用は1年以内に支払われることが見込まれております。