半期報告書-第101期(2024/04/01-2025/03/31)

【提出】
2024/11/13 14:27
【資料】
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【項目】
39項目
文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
世界経済の状況 -景気は停滞感が続いている。先行きは不透明-

日本は景気回復の足取りが依然鈍く、中国は内需の停滞が続いています。欧州は景気の低迷基調が続き、米国は消費が底堅く推移しながらも減速の懸念をはらんでいます。足元では中東情勢の悪化など地政学リスクが高まり、米国・日本の政治情勢が不安定化するなか、先行きの見通しは不透明となっています。
当社グループの業績 -増収増益、当第2四半期連結会計期間もモメンタムを維持-

このような状況下、当社グループの当中間連結会計期間の業績は、売上高は395,963百万円(前年同中間連結会計期間(以下、前年同期)比7.0%増)、営業利益は19,101百万円(前年同期比51.5%増)、経常利益は14,391百万円(前年同期比13.0%増)、親会社株主に帰属する中間純利益10,162百万円(前年同期比14.2%増)となりました。
不透明な需要環境下、売上高・営業利益・経常利益・中間純利益は前年同期に比べ、増収増益となりました。全体として、第1四半期連結会計期間から続く強いモメンタムを維持しています。
2025年3月期 中間連結業績 (単位:百万円)
2024年3月期
中間期
2025年3月期
中間期
前年同期比
(同増減率)
売上高370,116395,96325,846
(7.0%)
営業利益12,60619,1016,494
(51.5%)
経常利益12,74114,3911,650 (13.0%)
親会社株主に帰属する
中間純利益
8,89710,1621,264 (14.2%)

セグメント別売上高・営業利益 (単位:百万円)
売上高営業利益
2025年3月期前年同期比
(同増減率)
2025年3月期前年同期比
(同増減率)
第1
四半期
第2
四半期
中間期第1
四半期
第2
四半期
中間期
Material SU86,04283,862169,90413,430(8.6%)8,3827,69016,0733,949(32.6%)
Quality of Life SU45,05848,35493,4138,654(10.2%)4,2565,2969,5522,452(34.5%)
Health Care SU18,37218,02236,394200(0.6%)2,9922,4515,443△449(△7.6%)
Nutrition SU48,67447,13795,8123,768(4.1%)3,9032,5456,4491,873(40.9%)
その他234204438△206(△32.0%)11166178△211(△54.3%)
調整額----△9,369△9,225△18,595△1,119(-)
198,382197,580395,96325,846(7.0%)10,2768,82419,1016,494(51.5%)


好業績のモメンタムが継続しています。Material SU、Quality of Life SU、Nutrition SUは前年同期比で大幅な増益となりました。Health Care SUはMedicalが好調を継続するも、Pharmaの一部で第4四半期連結会計期間への出荷調整が発生し、減益となりました。Pharmaの販売が回復することから、Health Care SUを含めた全てのSUの成長モメンタムが強まり、第4四半期連結会計期間には100億円を超える営業利益が期待できる状況です。
先端事業群(変成シリコーンポリマー、E & I Technology、PV & Energy management、Medical、Pharma、Supplemental Nutrition)へのシフトが進み、ポートフォリオ変革が着実に前進しています。
各セグメントの状況は、次のとおりであります。
① Material Solutions Unit
当セグメントは、第1四半期連結会計期間からPerformance Polymersのモディファイヤー・変成シリコーンポリマーの強い成長モメンタムが続き、売上高は169,904百万円と前年同期と比べ13,430百万円(8.6%増)の増収となり、営業利益は16,073百万円と前年同期と比べ3,949百万円(32.6%増)の増益となりました。塩ビのアジア市況下振れがあるものの、Performance Polymersのモディファイヤー・変成シリコーンポリマーの強いモメンタムが継続し、年間では当ユニットは増益を見込んでいます。
Vinyls and Chlor-Alkaliは、前年並みの営業利益となりました。国内での塩ビの価格改定も寄与し、第4四半期連結会計期間には回復を見込んでいます。
Performance Polymersのモディファイヤーは、前年から回復した競争力を維持し、全拠点で販売が増加しました。差別化力のある非塩ビ用途およびMXも着実に販売が拡大し、収益に寄与しています。
変成シリコーンポリマーは、ベルギーの生産能力増強設備が順調に稼働を開始しました。下期も上期に続いて販売拡大・高収益のモメンタムを継続する見込みです。
生分解性バイオポリマー「Green Planet®」は、世界の大手ブランドホルダーでの大型案件採用に向けた取組みが進展しています。家電・自動車向け発泡緩衝材用途での採用が始まるなど、「Green Planet®」への関心は一層高まっています。量産実証プラントの立ち上げを着実に進めてまいります。
② Quality of Life Solutions Unit
当セグメントは、売上高は93,413百万円と前年同期と比べ8,654百万円(10.2%増)の増収となり、営業利益は9,552百万円と前年同期と比べ2,452百万円(34.5%増)の増益となりました。E & I Technologyの高収益が、当セグメント全体の大幅な増収増益を牽引しました。下期もE & I Technologyの強いモメンタムが続きます。
Foam & Residential Techsは、自動車分野や国内の農水産・建築分野での需要減、原料高の影響を受けました。下期は価格改定が進み、年間では前年並みに収益が回復する見通しです。
E & I Technologyは、ポリイミドフィルム・アクリル樹脂の高水準の販売により、大幅な増益となりました。下期もスマートフォンおよび液晶TVの強い需要により、高収益を維持する見込みです。
PV & Energy managementは、住宅向け高効率太陽電池の販売が着実に増加しています。壁・窓が発電するZEB用途での拡販、ペロブスカイトの研究開発を強化し、高付加価値製品のラインアップの拡充を急ぎます。
Performance Fibersは、頭髪製品の販売が着実に回復し、前年同期比では増益となりました。アフリカ諸国の高インフレ・通貨安や政情不安が続いていますが、新製品による需要の創出を計画しています。
③ Health Care Solutions Unit
当セグメントは、売上高は36,394百万円と前年同期と比べ200百万円(0.6%増)の増収となり、営業利益は5,443百万円と前年同期と比べ449百万円(7.6%減)の減益となりました。Medicalでの新製品の投入・拡販がさらに進み、年間では当セグメント全体の収益が拡大する見込みです。
Medicalは、血液浄化器の北海道新プラント(苫東工場)が順調に稼働を開始しました。血液浄化器・カテーテルともに販売が順調に拡大しています。また、今般同工場でのカテーテル新プラントの建設を決定しました。グローバルな需要拡大に対応し、業容の飛躍的な伸長を目指します。
Pharmaは、一部で第4四半期連結会計期間への出荷調整が発生し、販売減となりました。第3四半期連結会計期間には出荷調整の影響が残るものの、第4四半期連結会計期間は新規大型案件の集中出荷により、収益は回復する見通しです。
④ Nutrition Solutions Unit
当セグメントは、Supplemental Nutrition・Foods & Agrisともに堅調な業績を継続し、売上高は95,812百万円と前年同期と比べ3,768百万円(4.1%増)の増収となり、営業利益は6,449百万円と前年同期と比べ1,873百万円(40.9%増)の増益となりました。下期も好調を維持し、年間では大幅な増益を計画しています。
Supplemental Nutritionでは、還元型Q10が米国向けで第1四半期連結会計期間の集中出荷の反動を受け、第2四半期連結会計期間は在庫調整となりました。下期はグローバル市場での拡販が進み、収益は着実に伸長する見込みです。
Foods & Agrisは、高付加価値品へのシフトとスプレッドの改善が進み、強い増益モメンタムを継続しています。「B2C」事業については、「わたしのチカラQ10ヨーグルト」などの新規機能性食品のラインナップ拡充、「Q10果実グミ」の拡販、有機乳製品の市場投入など、特徴ある高付加価値品の販売が拡大しています。下期も高付加価値品へのシフト・新製品の拡販が進み、好業績を維持していく見通しです。
⑤ その他
当セグメントの売上高は438百万円と前年同期と比べ206百万円(32.0%減)の減収となり、営業利益は178百万円と前年同期と比べ211百万円(54.3%減)の減益となりました。
当中間連結会計期間末の総資産は、売上債権の減少等により、前連結会計年度末に比べ12,698百万円減の857,506百万円となりました。負債は、仕入債務の減少等により13,234百万円減の382,587百万円となりました。また、純資産は、配当支払い及び自己株式の増加の一方、利益剰余金の増加等により536百万円増の474,919百万円となりました。この結果、自己資本比率は53.0%となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
当中間連結会計期間の営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前中間純利益や減価償却費等による収入により23,023百万円の収入(前年同期比1,005百万円減)となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得による支出等により30,432百万円の支出(前年同期比209百万円減)となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローは、社債償還や自己株式取得による支出の一方、借入金の増加による収入等により1,553百万円の収入(前年同期比8,320百万円減)となりました。
この結果、当中間連結会計期間末における現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末に比べ5,205百万円減少し、38,073百万円となりました。
(3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当中間連結会計期間において、当社グループの「経営方針、経営環境及び対処すべき課題」については、重要な変更又は新たな発生はありません。
(4) 研究開発活動
当中間連結会計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は19,322百万円であります。

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