有価証券報告書-第117期(2022/01/01-2022/12/31)
② 戦略
気候変動により平均気温が4℃上昇することは、社会に非常に大きな影響を及ぼすことから、世界全体が気温上昇を1.5℃に抑えることを目指していることに意味ある貢献をすることが、重要であると認識しています。
花王は1.5℃、2℃、4℃シナリオでシナリオ分析を実施しています。なお、1.5℃と2℃シナリオにおいては、リスク・機会の傾向は同じですが、1.5℃の方が2℃よりそのスピードが早くなり、活動レベルが高くなると認識しています。
(主な事業リスクと機会)
気候変動により平均気温が4℃上昇することは、社会に非常に大きな影響を及ぼすことから、世界全体が気温上昇を1.5℃に抑えることを目指していることに意味ある貢献をすることが、重要であると認識しています。
花王は1.5℃、2℃、4℃シナリオでシナリオ分析を実施しています。なお、1.5℃と2℃シナリオにおいては、リスク・機会の傾向は同じですが、1.5℃の方が2℃よりそのスピードが早くなり、活動レベルが高くなると認識しています。
(主な事業リスクと機会)
| 1.5℃/2℃ | 4℃ | 花王グループの戦略 | ||
| 移行 | 炭素税の導入・引き上げ | 炭素税が世界中で導入され、負担コストが上昇 | 炭素税の導入はほとんど進まない | 1.5℃シナリオに沿った、Scope1+2 CO2排出削減量目標を設定 |
| プラスチック規制の導入 | 再生プラスチック需要増により再生プラスチック単価が上昇し、調達コスト増 | 再生プラスチック需要は大きく増加しない | プラスチック循環型社会に向けた活動を継続・強化 | |
| 原材料価格の上昇 | 化石由来原材料の使用が制限され調達コスト増 | 化石由来原材料需要が増加し、調達コスト増 | 化石由来原材料の使用量の最少化を継続・強化、売価への転嫁 | |
| 生物多様性の保全 | 新規農地開発の制限、認証品調達規制等によりパーム油やパルプの調達コスト増 | 過剰な農薬・化学肥料による水質・土壌汚染の浄化等によりパーム油やパルプの調達コスト増 | 生物由来原料の使用量の最少化を継続・強化、売価への転嫁 | |
| 消費行動の変化 | エシカル製品の需要が全世代で拡大し、売上増 | エシカル製品の需要が一部世代で拡大し、売上増 | エシカル製品を開発・上市、生活者への啓発 | |
| 物理 | 自然災害 | 被害が大きくなる | 被害が甚大化する | 拠点リスク調査と対策 |
| 気温上昇 | 夏物製品の需要期間が長くなり、売上増 | 夏物製品の需要期間がより長くなり、売上増 | 夏物製品開発の強化 |