有価証券報告書-第70期(平成27年4月1日-平成28年3月31日)

【提出】
2016/06/29 13:04
【資料】
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【項目】
103項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1)重要な会計方針および見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して作成しております。なお、この連結財務諸表作成に当たりましては、引当金の計上など一部に将来の見積りに基づいているものがありますが、これらの見積りは当社グループにおける過去の実績等を勘案し、「退職給付に関する会計基準」「税効果会計に係る会計基準」「金融商品に関する会計基準」などに準拠しております。
(2)経営成績の分析
当社グループの当連結会計年度の経営成績は「第一部 企業情報 第2 事業の状況 1 業績等の概要」に記載のとおりであります。これは主として次のような要因によるものと考えております。
当社の主力事業の自動車補修用塗料分野の国内市場が停滞している環境において、環境保全の法規制などにより、塗料の低溶剤化・水性化を推進することが不可欠となるなど、事業環境は厳しい状況が続いております。そうした環境のもと、積極的な営業活動を展開いたしました結果、売上高は前連結会計年度比1.3%減少の81億11百万円となりました。
また、製品の統廃合や原価低減に取り組んだものの、営業利益は前連結会計年度比0.5%減少の7億16百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は前連結会計年度比6.0%増加の5億70百万円となりました。
(3)財政状態の分析
当連結会計年度末の資産は、前連結会計年度末と比べ2億16百万円増加して169億15百万円となりました。
資産の増加の主なものは、長期預金5億80百万円、投資有価証券5億円、商品及び製品1億5百万円、有価証券1億円、減少の主なものは現金及び預金8億5百万円であります。
当連結会計年度末の負債は、前連結会計年度末に比べ2億8百万円減少して36億13百万円となりました。
負債の増加の主なものは、電子記録債務10億64百万円、減少の主なものは支払手形及び買掛金10億90百万円であります。
当連結会計年度末の純資産は、前連結会計年度末に比べ4億24百万円増加して133億1百万円となりました。
増加の主なものは利益剰余金が4億74百万円であります。
以上の結果、自己資本比率は1.5ポイント上がり、76.7%となりました。
(4)キャッシュ・フローの分析
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ3億34百万円減少し、20億55百万円(前連結会計年度末23億89百万円)となりました。
営業活動による資金の増加は、6億33百万円となりました。
投資活動による資金の減少は、7億90百万円となりました。
財務活動による資金の減少は、1億78百万円となりました。
なお、詳細は「第一部 企業情報 第2 事業の状況 1 業績等の概要 (2)キャッシュ・フローの状況」に記載しております。