有価証券報告書-第68期(平成25年4月1日-平成26年3月31日)

【提出】
2014/06/27 13:20
【資料】
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【項目】
109項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1)重要な会計方針および見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して作成しております。なお、この連結財務諸表作成に当たりましては、引当金の計上など一部に将来の見積りに基づいているものがありますが、これらの見積りは当社グループにおける過去の実績等を勘案し、「退職給付に関する会計基準」「税効果会計に係る会計基準」「金融商品に関する会計基準」などに準拠しております。
(2)経営成績の分析
当社グループの当連結会計年度の経営成績は「第一部 企業情報 第2 事業の状況 1 業績等の概要」に記載のとおりであります。これは主として次のような要因によるものと考えております。
当社の主力事業の自動車補修用塗料分野の国内市場が停滞している環境において、環境保全の法規制などにより、塗料の低溶剤化・水性化を推進することが不可欠となるなど、事業環境は厳しい状況が続いております。そうした環境のもと、積極的な営業活動を展開いたしました結果、売上高は前連結会計年度比3.3%増加の83億77百万円となりました。
また、製品の統廃合や原価低減に取り組んだものの原材料価格上昇の影響もあり、営業利益は前連結会計年度比3.9%減少の8億53百万円となりましたが、連結対象会社増加の影響により、当期純利益は前連結会計年度比16.3%増加の7億53百万円となりました。
(3)財政状態の分析
当連結会計年度末の資産は、前連結会計年度末と比べ5億85百万円増加して161億48百万円となりました。
増加の主なものは長期預金12億70百万円、投資有価証券2億28百万円、建物及び構築物2億19百万円、減少の主なものは現金及び預金10億88百万円であります。
当連結会計年度末の負債は、前連結会計年度末に比べ3百万円増加して38億71百万円となりました。
増加の主なものは支払手形及び買掛金1億10百万円、減少の主なものは長期借入金52百万円であります。
当連結会計年度末の純資産は、前連結会計年度に比べ5億82百万円増加して122億78百万円となりました。
増加の主なものは利益剰余金が6億52百万円、自己株式が1億27百万円であります。
以上の結果、自己資本比率は1.0ポイント上がり、74.1%となりました。
(4)キャッシュ・フローの分析
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ1億62百万円増加し、20億35百万円(前連結会計年度末18億73百万円)にはとなりました。
営業活動による資金の増加は、9億70百万円となりました。
投資活動による資金の減少は、4億76百万円となりました。
財務活動による資金の減少は、3億32百万円となりました。
なお、詳細は「第一部 企業情報 第2 事業の状況 1 業績等の概要 (2)キャッシュ・フローの状況」に記載しております。