四半期報告書-第72期第3四半期(平成29年10月1日-平成29年12月31日)

【提出】
2018/02/09 14:01
【資料】
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【項目】
26項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1)業績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、雇用・所得環境の着実な改善、設備投資の緩やかな増加傾向が見られ、中国などアジア新興国においても景気の持ち直しの動きが続いているものの、米国政権の政策動向や世界的な地政学的リスクの高まり等の懸念により、原油価格や為替の方向性が定まらず、海外経済の不確実性や金融資本市場の変動の影響が懸念される状況が続いております。
このような環境のもと、当社グループは、環境対応型塗料や高機能性塗料の充実を図り、自動車補修用市場でのシェア拡大に注力するとともに大型車両や工業用などの新規市場開拓や建築用塗料の受注増加に取り組みました。
その結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は、60億円(前年同四半期比1.2%増加)となりました。また、利益面につきましては、営業利益は6億21百万円(前年同四半期比6.4%減少)、経常利益は7億84百万円(前年同四半期比5.2%減少)、親会社株主に帰属する四半期純利益は5億20百万円(前年同四半期比7.5%減少)となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
①塗料事業
売上高は59億23百万円(前年同四半期比1.2%増加)、営業利益は5億93百万円(前年同四半期比5.9%減少)であります。
②その他
売上高は77百万円(前年同四半期比0.1%増加)、営業利益は28百万円(前年同四半期比15.7%減少)であります。
(2)財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末の財政状態は、前連結会計年度末と比較して、資産は5億42百万円増加、負債は60百万円増加、純資産は4億82百万円増加しました。
資産の増加の主なものは、投資有価証券5億円、長期預金5億円、減少の主なものは有価証券6億円であります。
負債の増加の主なものは、電子記録債務1億32百万円、未払金96百万円、減少の主なものは未払法人税等1億50百万円であります。
また、純資産の増加の主なものは、利益剰余金4億5百万円となっております。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題については、重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、1億15百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究活動の状況に重要な変更はありません。