有価証券報告書-第14期(平成30年4月1日-平成31年3月31日)

【提出】
2019/06/18 14:50
【資料】
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注記事項-作成の基礎、連結財務諸表(IFRS)

2.作成の基礎
(1)IFRSに準拠している旨
当社グループの連結財務諸表は、国際会計基準審議会によって公表されたIFRSに準拠して作成しています。
当社グループは、「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和51年大蔵省令第28号)第1条の2に掲げる「指定国際会計基準特定会社」の要件を満たしていることから、同第93条の規定を適用しています。
(2)測定の基礎
当社グループの連結財務諸表は、公正価値で測定する金融商品等を除き、取得原価を基礎として作成しています。
(3)表示通貨
当社グループの連結財務諸表は、当社の機能通貨である日本円を表示通貨としており、特に注釈の無い限り、百万円単位での四捨五入により表示しています。
(4)会計方針の変更
当社グループは、当連結会計年度から以下の基準を適用しています。
IFRS強制適用時期
(以降開始年度)
当社グループ
適用時期
新設・改訂の概要
IFRS第9号金融商品2018年1月1日2019年3月期金融資産及び金融負債の分類及び測定、減損並びにヘッジ会計に関する改訂
IFRS第15号顧客との契約から生じる収益2018年1月1日2019年3月期収益認識に関する包括的なフレームワーク

当社グループの連結財務諸表への重要な会計方針の変更の内容や影響は以下のとおりです。なお、IFRS第9号及びIFRS第15号の適用にあたり、経過措置として認められている累積的影響を適用開始日に認識する方法を採用していますが、当連結会計年度の利益剰余金期首残高への影響はありません。
IFRS第9号の適用による、当社グループの連結財務諸表への重要な影響はありません。
金融商品の会計方針は「3.重要な会計方針(14)」に記載しています。なお、IFRS第9号の適用開始日における金融資産及び金融負債の分類は以下のとおりです。
IAS第39号2018年3月31日IFRS第9号2018年4月1日
金融資産金融資産
FVTPLの金融資産
その他13,334FVTPLの金融資産13,334
貸付金及び債権
売上債権及びその他の債権344,794償却原価で測定する金融資産344,794
貸付金及びその他の金融資産24,249償却原価で測定する金融資産24,249
現金及び現金同等物331,731償却原価で測定する金融資産331,731
売却可能金融資産43,308FVTOCIの金融資産43,308
金融資産合計757,416金融資産合計757,416
金融負債金融負債
FVTPLの金融負債
為替予約取引481FVTPLの金融負債481
条件付対価54,172FVTPLの金融負債54,172
償却原価で測定する金融負債
仕入債務及びその他の債務144,424償却原価で測定する金融負債144,424
その他2,328償却原価で測定する金融負債2,328
金融負債合計201,405金融負債合計201,405

IFRS第15号の適用による、当社グループの連結財務諸表への重要な影響はありません。
売上収益の会計方針は「3.重要な会計方針(4)」に記載しています。なお、IFRS第15号の適用に伴い、当連結会計年度から、従来「引当金」として表示していた販売関連引当金の一部を、返金負債として「その他の非流動負債」及び「その他の流動負債」に含めて表示しています。
この結果、従前の会計基準を適用した場合と比べて、当連結会計年度末において「その他の非流動負債」が1,519百万円、「その他の流動負債」が127,913百万円増加するとともに、非流動負債の「引当金」が1,519百万円、流動負債の「引当金」が127,913百万円減少しています。
(5)未適用の公表済み基準及び解釈指針
連結財務諸表の承認日までに公表されている基準書及び解釈指針の新設又は改訂のうち、当社グループが早期適用していない主なものは、以下のとおりです。
IFRS強制適用時期
(以降開始年度)
当社グループ
適用時期
新設・改訂の概要
IFRS第16号リース2019年1月1日2020年3月期リースに関する会計処理の改訂

IFRS第16号の適用に伴い、過去にオペレーティング・リースに分類していたリースについて、経過措置として認められている累積的影響を適用開始日に認識する方法を採用する予定です。当社グループの連結財務諸表への主な影響は、連結財政状態計算書上、使用権資産83,061百万円及びリース負債92,315百万円が追加で認識される見込みです。