有価証券報告書-第101期(平成26年4月1日-平成27年3月31日)

【提出】
2015/06/23 11:03
【資料】
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【項目】
107項目

研究開発活動

平成26年度の研究開発活動目標は次のとおりであります。
①ニーズに基づくスピードある開発
・グループ販社、他部門からの依頼(受託含む)に対し、開発スケジュールを遵守。
・600bpmライン稼働率向上に対応する製品開発に注力。
②医療用医薬品の開発
③新規製剤技術の確立
滑川工場の600bpmライン稼働率向上対応製品として30ml・50ml製品の開発を継続して行っております。本年発売された30mlドリンクの上位品である製品に関しましても、3月にバリデーションが終了し、平成27年9月の発売に向けてスケジュール通り進捗しております。さらに、上記以外の600bpm対応ミニドリンク開発に関しましては、受託開発および日本薬剤向けPB・SB製品の開発を行っております。
液剤開発においては、上記ミニドリンク以外にも100mlドリンクおよび漢方製剤内服液に関しまして、既製品のバージョン追加およびリニューアルを進め、下半期には4品目の製造販売承認を申請し、6品目の承認を取得しました。
固形剤開発におきましては、昨年度から継続して開発を進めてきた総合ビタミン剤(糖衣錠)について、承認を取得し、平成27年1月より発売を開始しました。その他自社開発2品目の工業化検討が終了し、平成27年度上半期の発売を予定しております。また、大手医薬品メーカーからの受託開発2品目の製剤化検討も継続して進めております。下半期には、2品目の製造販売承認を申請し、1品目の承認を取得しました。
医療用医薬品に関しましては、下半期には、承認申請に向けた書類の整備を行い、平成27年2月に承認申請しました。当該品目に関しましては、平成27年度中(平成28年2月)の承認取得を予定しております。また、次の開発品目に関しましても、品目の選定から製剤化検討を行っております。
新規製剤技術の確立について、チュアブル錠の解熱鎮痛剤に関して、平成27年5月の発売を予定しております。また、製剤技術研究会や各種セミナーの参加による情報収集を行いました。
当連結会計年度におけるグループ全体の研究開発費は、340,626千円であります。