有価証券報告書-第123期(2022/01/01-2022/12/31)

【提出】
2023/03/24 14:59
【資料】
PDFをみる
【項目】
138項目

経営上の重要な契約等

(プロフェッショナル事業における会社分割および承継会社の株式譲渡)
当社は、当社のプロフェッショナル事業(以下「対象事業」という。)を譲渡することを決定しました。この決定を受けて、会社分割(吸収分割)により、当社が日本国内で保有する対象事業の関連資産を当社から当社の100%子会社である資生堂プロフェッショナル株式会社(以下「SPI」という。)に承継させることを前提に、SPIの株式の80%をHenkel AG & Co. KGaA(以下「ヘンケル」という。)の子会社であるHenkel Nederland B.V.に譲渡するとともに、海外における対象事業の子会社株式および関連資産・負債をヘンケルグループ会社に譲渡することに関して、2022年2月9日付けで法的拘束力を有する正式契約を締結しました。なお、事業譲渡の手続きは当連結会計年度において完了しています。詳細につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 連結財務諸表注記」の「36.主要な子会社」に記載しています。
(パーソナルケア製品の生産事業譲渡に伴う会社分割および承継会社の株式譲渡)
当社は、資生堂久喜工場(埼玉県久喜市 以下「久喜工場」という。)および資生堂ベトナム工場(ベトナム ドンナイ省ビエンホア市 以下「ベトナム工場」という。)において営むパーソナルケア製品の生産事業を譲渡することを決定しました。
具体的には、当社が久喜工場において営む事業を会社分割(吸収分割)により、当社から当社が新たに設立する株式会社(以下「新会社」という。)に対して承継させることを前提として、新会社の株式をCVC Capital Partnersが投資助言を行うファンドが直接または間接に出資をしている法人であるOriental Beauty Holding (HK) Limitedの子会社である㈱Asian Personal Care Holding(現、㈱ファイントゥデイホールディングス)に譲渡すること、および、当社の完全子会社であり、ベトナム工場を運営するShiseido Vietnam Inc.の出資持分のすべてを㈱ファイントゥデイホールディングスに譲渡すること等に関して、2022年8月1日付けで法的拘束力を有する正式契約を締結しました。
2021年7月のパーソナルケア事業の譲渡後、㈱ファイントゥデイ(東京都港区 2023年1月1日付けで㈱ファイントゥデイ資生堂より社名変更)が好調なスタートを切り安定した経営が実現している状況下、同社独自の生産インフラの確保ならびに生産と販売の一体化を目的としています。