四半期報告書-第90期第3四半期(令和1年10月1日-令和1年12月31日)

【提出】
2020/02/13 10:05
【資料】
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【項目】
44項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間の世界経済は、米中貿易摩擦をはじめとする通商問題の長期化などにより中国経済の減速が続き、国内経済は、輸出が引き続き弱含むなかで生産が一段と弱さを増しており、不透明な状況で推移しております。
このような環境のもと、当社グループにおきましては、2016年度よりスタートしました第4次中期5ヵ年経営計画の方針(「事業の新陳代謝」や「真のグローバル化」など)に沿った重点施策を進め、事業の拡大や収益性の向上、事業開発の促進に注力してまいりました。しかしながら、業績面では、電子部品向け材料の一部で需要に回復の兆しがあるものの、需要環境の悪化が継続していることによる販売数量の減少が収益に影響しました
その結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は551億11百万円(前年同期比9.0%減)、営業利益は20億73百万円(同33.0%減)、経常利益は23億86百万円(同31.3%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は15億4百万円(同57.5%減)となりました。
セグメントの業績は次のとおりであります。なお、セグメント区分の売上高はセグメント間の内部売上高を含んでおりません。また、報告セグメントに含まれないその他事業は、売上高は2億25百万円(前年同期比3.4%増)、セグメント利益は26百万円(同17.1%増)となりました。
① 製紙薬品事業
製紙業界は、eコマース市場(電子商取引)の世界的な成長に伴い、段ボール原紙など板紙の需要は堅調に推移したものの、国内では輸出の減少や天候の影響による需要不振がありました。このような環境のもと、当事業におきましては、国内では板紙向け紙力増強剤などの販売が減少しました。利益面では、海外での収益性の改善により増益となりました。
その結果、売上高は144億93百万円(前年同期比9.2%減)、セグメント利益は3億80百万円(同24.8%増)となりました。
② コーティング事業
電機・精密機器関連業界は、車載向け電子部品やスマートフォン向けの需要が引き続き低調でした。また、印刷インキ業界では出版・広告分野で市場の縮小が続いております。このような環境のもと、当事業におきましては、機能性コーティング材料用の熱硬化型樹脂の販売は堅調に推移しました。一方、主力の光硬化型樹脂は大幅に減少しましたが、一部で需要に回復の兆しがありました。
その結果、売上高は121億6百万円(前年同期比12.5%減)、セグメント利益は7億19百万円(同17.9%減)となりました。
③ 粘接着事業
粘着・接着剤業界は、世界的に紙おむつ向け接着剤の需要増加が継続しており、粘着性付与剤の供給能力も増強されています。このような環境のもと、当事業におきましては、水素化石油樹脂は、生産拠点を置くドイツのコンビナートが再度停止したことに伴う原材料コスト上昇や、定期修理での生産停止が重なったことに加え、市場における需給バランスの軟化もあり、収益が悪化しました。
その結果、売上高は195億87百万円(前年同期比7.7%減)、セグメント利益は9億73百万円(同37.7%減)となりました。
④ 機能性材料事業
電子工業業界は、長期化する米中貿易摩擦の影響などにより電子部品やスマートフォンの需要が引き続き低調でした。このような環境のもと、当事業におきましては、電子材料用配合製品および精密研磨剤、スマートフォン関連の販売は減少しました。
その結果、売上高は86億97百万円(前年同期比6.6%減)、セグメント利益は3億28百万円(同51.5%減)となりました。
当第3四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べ29億70百万円増加し、951億45百万円となりました。主な要因は、受取手形及び売掛金が16億93百万円、たな卸資産が16億88百万円減少した一方、有形固定資産が52億60百万円増加したことによります。
負債は、支払手形及び買掛金が11億94百万円、未払法人税等が4億55百万円、賞与引当金が6億38百万円減少した一方、社債が50億円増加したことなどにより、前連結会計年度末に比べ37億42百万円増加し、395億90百万円となりました。
純資産は、自己株式を取得したことなどにより、前連結会計年度末に比べ7億72百万円減少し、555億54百万円となりました。
(2) 資本の財源及び資金の流動性に係る情報
短期運転資金は自己資金および金融機関からの短期借入を基本としており、設備投資等の長期的な資金需要に関しては、金融機関からの長期借入や社債の発行により調達しております。
また、グループ会社の資金調達につきましては、当社において一元管理しております。
なお、当社は格付を取得しており、本報告書提出日時点において、株式会社日本格付研究所「A-」となっております。また、金融機関には充分な借入枠を有しており、当社グループの事業の維持・拡大、設備資金の調達は今後も可能であると考えております。
(3) 経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた問題はありません。
(5) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は22億41百万円であります。
(6) 経営成績に重要な影響を与える要因
当第3四半期連結累計期間において、「第2 事業の状況 1 事業等のリスク」に記載したとおり、当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因に、重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(7)主要な設備
前連結会計年度末に計画中であった主要な設備の新設等について、当第3四半期連結累計期間において著しい変動があったのもは次のとおりであります。
会社名
(所在地)
セグメント
の名称
設備の内容投資予定額資金調達
方法
着手年月完了予定
年月
完成後の
増加能力
(トン/年)
総額
(百万円)
既支払額
(百万円)
千葉アルコン製造㈱
(千葉県市原市)
粘接着水素化石油樹脂
の製造
8,545自己資金
借入金
社債
2019年
7月
2021年
3月期
20,000

(注) 1 上記の金額に消費税等は含まれておりません。
2 契約当事者間の合意により、秘密保持義務を負担している情報が含まれているため、投資予定総額については非開示としております。
3 完了予定年月につきましては、2021年3月期中の完成を予定しており、月は未定であります。

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