四半期報告書-第94期第2四半期(平成27年7月1日-平成27年9月30日)

【提出】
2015/11/06 9:59
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【項目】
25項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

(1)経営成績
当第2四半期連結累計期間における当社グループを取りまく日本経済の環境は、円安基調の継続、原油安の影響もあって緩やかな回復基調が続いておりますが、一方、欧州金融不安に加え、中国をはじめ新興国等の景気減速への警戒感等もあり、先行きは不透明な状況となっております。また、設備投資については、好調な企業業績を背景
に増加傾向にありますが、停滞感が出てきており、いまだ力強さに欠ける状況となっております。
こうした環境下にあって、鋳鋼・鋳鉄品については大型鉱山機械用の鋳鋼品及び油井管圧延用鋳鋼品の需要が引き続き低調だったものの、LEX(低熱膨張鋼)等半導体向け鋳鋼品の増加により、受注はほぼ前年同期並み、売上高は前年同期比5.9%の減少となりました。一方の公共投資関連は、橋梁部品、柱脚等の受注が好調であり、前年同
期に比べ31.7%増加し、売上高は前年同期に比べほぼ横ばいで推移しました。
これらの影響でグループ全体としての連結売上高は5,056百万円と、前年同期に比べ、0.9%の微減となりまし
た。利益につきましては、鋳鋼・鋳鉄品では、売上高が低調であることから、固定費負担を回収できず、さらに、原油安に伴う油井管圧延用鋳鋼品の需要減により大幅な減益、一方、公共投資関連では、売上高はまだ低水準ではありますが、橋梁部品、柱脚等に利益率の改善が見られ、グループ全体の収益は第2四半期会計期間で黒字化したものの、第2四半期累計期間では56百万円の経常損失となり、44百万円の親会社株主に帰属する四半期純損失とな
りました。
(2)財政状態
総資産は投資有価証券の減少により、前連結会計年度末に比べ194百万円減少し、18,050百万円となりました。負債は支払手形及び買掛金の増加により116百万円増加し7,920百万円となりました。また純資産は配当金の支払及
び親会社株主に帰属する四半期純損失により10,130百万円となり、自己資本比率は56.1%となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期末における現金及び現金同等物は35百万円となり前年同四半期末に比べ149百万円の減少となりま
した。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは20百万円の収入となり、前年同期に比べ380百万円の収入の減少となりま
した。
その主な要因は営業債権・営業債務の増減に伴う収入の減少によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは134百万円の支出となり、前年同期に比べ4百万円の支出の増加となりまし
た。
その主な要因は無形固定資産の取得による支出が増加したことによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは116百万円の支出となり、前年同期に比べ110百万円の支出の減少となりま
した。
その主な要因は借入金の返済による支出が減少したことによるものです。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、17百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。