有価証券報告書-第88期(平成26年4月1日-平成27年3月31日)

【提出】
2015/06/25 11:39
【資料】
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【項目】
117項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

(1) 財政状態の分析
① 流動資産について
当連結会計年度末における流動資産の残高は、前連結会計年度末に比べ114億3千万円増加し、617億5千7百万円となりました。これは主に受取手形及び売掛金残高が66億1千万円、商品及び製品が20億8千1百万円、原料及び貯蔵品が23億5千1百万円それぞれ増加したことによるものであります。
② 固定資産について
当連結会計年度末における固定資産の残高は、前連結会計年度末に比べ21億1千7百万円増加し、177億1千5百万円となりました。これは主に建物及び構築物が9億8千2百万円、機械装置及び運搬具が7億8千4百万円、退職給付に係る資産が3億4千9百万円それぞれ増加したことによるものであります。
③ 流動負債について
当連結会計年度末における流動負債の残高は、前連結会計年度末に比べ77億9千3百万円増加し、444億9千9百万円となりました。これは主に支払手形及び買掛金が10億8千6百万円、短期借入金が60億1千8百万円それぞれ増加したことによるものであります。
④ 固定負債について
当連結会計年度末における固定負債の残高は、前連結会計年度末に比べ25億1千万円増加し、116億7千6百万円となりました。これは主に長期借入金が19億7千7百万円、繰延税金負債が4億3千5百万円それぞれ増加したことによるものであります。
⑤ 純資産の部について
当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ32億4千4百万円増加し、232億9千6百万円となりました。これは主に利益剰余金が21億6千3百万円、その他有価証券評価差額金が4億6千4百万円、為替換算調整勘定が6億5千5百万円それぞれ増加したことによるものであります。
(2) 経営成績の分析
当連結会計年度における売上高は1,652億8千6百万円(前年同期比24.7%増)、売上原価は1,573億2千1百万円(前年同期比24.7%増)、販売費及び一般管理費は49億3千7百万円(前年同期比12.5%増)、営業利益は30億2千8百万円(前年同期比51.4%増)となりました。セグメント別売上高は、アルミニウム二次合金売上高は1,638億9千1百万円(前年同期比24.7%増)、その他売上高は19億1千5百万円(前年同期比42.9%増)となっております。
当連結会計年度においては、販売数量増加による運送費等の上昇が見られましたが、製品と原料の価格差が改善されたこと等の影響を受け、経常損益につきましては、29億2千8百万円(前年同期比191.9%増)の利益となり、また、子会社の資産売却等により、純損益は21億7千5百万円の利益(前年同期比850.8%増)を計上することとなりました。
(3) キャッシュ・フローの分析
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ3億6千6百万円増加し、37億4千7百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において営業活動による資金の減少は、税金等調整前当期純利益を計上しましたが、売上債権とたな卸資産が増加したことにより42億4千4百万円(前年同期は45億9千万円の減少)となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において投資活動による資金の減少は、主に有形固定資産の取得による支出により18億7千4百万円(前年同期は12億9千4百万円の減少)となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において財務活動による資金の増加は、主に短期借入金の純増減額が増加したことと長期借入れによる収入や返済による支出により63億1千2百万円(前年同期は65億3千7百万円の増加)となりました。