有価証券報告書
業績等の概要
(1)業績
当連結会計年度における世界経済は、米国を中心に堅調に推移しましたが、米中の貿易摩擦の影響で、中国におけるハイテク製品の生産が減少し、日本からの半導体製造装置等の輸出は減少しました。わが国経済は、企業物価が上昇し、労働力市場は逼迫したままで実質的に完全雇用の状態にありました。当社グループ(当社及び連結子会社)の主要原材料である銅の建値は、第1四半期連結会計期間にトン当たり80万円を付けましたが、第2四半期連結累計期間以降は下落して、70万円台で推移しました。
このような経営環境のもと、当社グループは、労働力確保のため、社員待遇の改善に努めました。具体的には、残業時間の削減を目的とした中途採用による増員と、夜間勤務の削減を目的とした設備投資等を実施しました。
この結果、当連結会計年度の業績は、売上高は846億14百万円(前年同期比1.4%増加)となり、営業利益は銅相場下落に伴う相場差損の発生で49億45百万円(同18.4%減少)となりました。経常利益は50億1百万円(同15.2%減少)となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は、当社の退職給付に係る負債に対する繰延税金資産の計上等に伴い、法人税等調整額△2億73百万円を計上したため、33億18百万円(同8.8%減少)となりました。
各セグメントの業績は、次のとおりであります。
伸銅
伸銅事業では、販売量は10万5,925トン(前年同期比1.1%減少)、売上高は708億89百万円(同0.5%減少)となり、セグメント損益は31億46百万円(同38.0%減少)のセグメント利益となりました。
精密部品
精密部品事業では、売上高は43億15百万円(前年同期比5.9%増加)となり、セグメント損益は2億27百万円(同99.4%増加)のセグメント利益となりました。
配管・鍍金
配管・鍍金事業では、売上高は94億9百万円(前年同期比15.9%増加)となり、セグメント損益は13億23百万円(同89.8%増加)のセグメント利益となりました。
(2)キャッシュ・フロー
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、税金等調整前当期純利益を50億55百万円計上し、減価償却費の計上、売上債権やたな卸資産の減少による収入等があったものの、短期借入金の減少や仕入債務の減少、配当金の支払額による支出等があったため、前連結会計年度末に比べ6億35百万円増加し、当連結会計年度末には14億37百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は63億56百万円(前年同期比63億17百万円収入の増加)となりました。これは主に税金等調整前当期純利益50億55百万円、減価償却費14億18百万円、売上債権の減少額18億58百万円等があったものの、法人税等の支払額が24億81百万円等あったことによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は19億10百万円(前年同期比8億54百万円支出の増加)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出が14億64百万円(前年同期比3億29百万円の支出の増加)、投資有価証券の売却による収入が0百万円(前年同期比3億40百万円の収入の減少)であったことによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果支出した資金は38億4百万円(前年同期は10億29百万円の収入)となりました。これは主に短期借入金の返済による支出が31億40百万円(前年同期は14億50百万円の収入)、配当金の支払額が6億63百万円(前年同期比3億98百万円の支出の増加)であったことによるものです。
生産、受注及び販売の実績
(1)生産実績
当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注)1.金額は販売価格および製造原価によっており、セグメント間の内部振替前の数字によっております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(2)受注実績
当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注)1.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
2.配管・鍍金事業は見込み生産を行っているため、該当事項はありません。
(3)販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注)1.セグメント間の取引については、相殺消去しております。
2.主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合は次のとおりであります。
3.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
経営者の視点による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
(1)重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されています。この連結財務諸表の作成にあたっては、主要原材料の評価方法に先入先出法を採用することで、銅や亜鉛の市場価格の変動によるたな卸資産の含み損益を、可及的速やかに期間損益に反映させるようにしています。
(2)当連結会計年度の経営成績の分析
当連結会計年度の経営成績の分析につきましては、「業績等の概要」に記載しております。
(3)経営成績に重要な影響を与える要因について
当社グループは、国際相場商品である銅や亜鉛を主要原材料として使用しています。このため、銅や亜鉛の相場が下がり局面にある場合は、保有原材料や工程内仕掛品などのたな卸資産等に含み損が発生するため、棚卸資産評価損の計上を要したり、製品販売価格が下落して売上高が減少したりする可能性があります。
(4)戦略的現状と見通し
当社グループといたしましては、これらの現状を踏まえて、当社グループが原料相場に影響されないような企業体質を確立するため、高付加価値製品の開発・生産・販売に注力しています。
(5)資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社グループの資金状況は、営業活動によるキャッシュ・フローでは、前連結会計年度より63億17百万円多い63億56百万円のキャッシュを得ています。これは主に税金等調整前当期純利益50億55百万円、減価償却費14億18百万円、売上債権の減少額18億58百万円等があったものの、法人税等の支払額が24億81百万円等あったことによるものです。投資活動によるキャッシュ・フローでは、主に有形固定資産の取得等により、19億10百万円のキャッシュを使用しました。また、財務活動によるキャッシュ・フローでは、主に短期借入金の返済により、38億4百万円のキャッシュを使用しました。当社グループの自己資本比率は57.1%であり、なお十分な資金調達余力を保有しております。
(6)経営者の問題認識と今後の方針について
当社グループの経営陣は、現在の事業環境及び入手可能な情報に基づき、最善の経営方針を立案するよう努めていますが、未だ収益力と成長力が不足しています。今後はより一層、新製品の開発と新市場の開拓に注力して行く所存です。
(7)キャッシュ・フローの状況
キャッシュ・フローの状況につきましては、「業績等の概要」に記載しております。
(1)業績
当連結会計年度における世界経済は、米国を中心に堅調に推移しましたが、米中の貿易摩擦の影響で、中国におけるハイテク製品の生産が減少し、日本からの半導体製造装置等の輸出は減少しました。わが国経済は、企業物価が上昇し、労働力市場は逼迫したままで実質的に完全雇用の状態にありました。当社グループ(当社及び連結子会社)の主要原材料である銅の建値は、第1四半期連結会計期間にトン当たり80万円を付けましたが、第2四半期連結累計期間以降は下落して、70万円台で推移しました。
このような経営環境のもと、当社グループは、労働力確保のため、社員待遇の改善に努めました。具体的には、残業時間の削減を目的とした中途採用による増員と、夜間勤務の削減を目的とした設備投資等を実施しました。
この結果、当連結会計年度の業績は、売上高は846億14百万円(前年同期比1.4%増加)となり、営業利益は銅相場下落に伴う相場差損の発生で49億45百万円(同18.4%減少)となりました。経常利益は50億1百万円(同15.2%減少)となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は、当社の退職給付に係る負債に対する繰延税金資産の計上等に伴い、法人税等調整額△2億73百万円を計上したため、33億18百万円(同8.8%減少)となりました。
各セグメントの業績は、次のとおりであります。
伸銅
伸銅事業では、販売量は10万5,925トン(前年同期比1.1%減少)、売上高は708億89百万円(同0.5%減少)となり、セグメント損益は31億46百万円(同38.0%減少)のセグメント利益となりました。
精密部品
精密部品事業では、売上高は43億15百万円(前年同期比5.9%増加)となり、セグメント損益は2億27百万円(同99.4%増加)のセグメント利益となりました。
配管・鍍金
配管・鍍金事業では、売上高は94億9百万円(前年同期比15.9%増加)となり、セグメント損益は13億23百万円(同89.8%増加)のセグメント利益となりました。
(2)キャッシュ・フロー
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、税金等調整前当期純利益を50億55百万円計上し、減価償却費の計上、売上債権やたな卸資産の減少による収入等があったものの、短期借入金の減少や仕入債務の減少、配当金の支払額による支出等があったため、前連結会計年度末に比べ6億35百万円増加し、当連結会計年度末には14億37百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は63億56百万円(前年同期比63億17百万円収入の増加)となりました。これは主に税金等調整前当期純利益50億55百万円、減価償却費14億18百万円、売上債権の減少額18億58百万円等があったものの、法人税等の支払額が24億81百万円等あったことによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は19億10百万円(前年同期比8億54百万円支出の増加)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出が14億64百万円(前年同期比3億29百万円の支出の増加)、投資有価証券の売却による収入が0百万円(前年同期比3億40百万円の収入の減少)であったことによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果支出した資金は38億4百万円(前年同期は10億29百万円の収入)となりました。これは主に短期借入金の返済による支出が31億40百万円(前年同期は14億50百万円の収入)、配当金の支払額が6億63百万円(前年同期比3億98百万円の支出の増加)であったことによるものです。
生産、受注及び販売の実績
(1)生産実績
当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 金額(百万円) | 前年増減率(%) |
| 伸銅 | 72,207 | △2.8 |
| 精密部品 | 4,245 | 0.6 |
| 配管・鍍金 | 6,775 | 6.8 |
| 合計 | 83,228 | △1.9 |
(注)1.金額は販売価格および製造原価によっており、セグメント間の内部振替前の数字によっております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(2)受注実績
当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 受注高(百万円) | 前年増減率(%) | 受注残高(百万円) | 前年増減率(%) |
| 伸銅 | 70,085 | △1.9 | 5,144 | △13.5 |
| 精密部品 | 4,241 | 3.8 | 429 | △14.6 |
| 合計 | 74,326 | △1.6 | 5,573 | △13.6 |
(注)1.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
2.配管・鍍金事業は見込み生産を行っているため、該当事項はありません。
(3)販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 金額(百万円) | 前年増減率(%) |
| 伸銅 | 70,889 | △0.5 |
| 精密部品 | 4,315 | 5.9 |
| 配管・鍍金 | 9,409 | 15.9 |
| 合計 | 84,614 | 1.4 |
(注)1.セグメント間の取引については、相殺消去しております。
2.主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合は次のとおりであります。
| 前連結会計年度 | 当連結会計年度 | |||
| 金額(百万円) | 割合(%) | 金額(百万円) | 割合(%) | |
| 東泉産業株式会社 | 12,326 | 14.8 | 12,889 | 15.2 |
3.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
経営者の視点による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
(1)重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されています。この連結財務諸表の作成にあたっては、主要原材料の評価方法に先入先出法を採用することで、銅や亜鉛の市場価格の変動によるたな卸資産の含み損益を、可及的速やかに期間損益に反映させるようにしています。
(2)当連結会計年度の経営成績の分析
当連結会計年度の経営成績の分析につきましては、「業績等の概要」に記載しております。
(3)経営成績に重要な影響を与える要因について
当社グループは、国際相場商品である銅や亜鉛を主要原材料として使用しています。このため、銅や亜鉛の相場が下がり局面にある場合は、保有原材料や工程内仕掛品などのたな卸資産等に含み損が発生するため、棚卸資産評価損の計上を要したり、製品販売価格が下落して売上高が減少したりする可能性があります。
(4)戦略的現状と見通し
当社グループといたしましては、これらの現状を踏まえて、当社グループが原料相場に影響されないような企業体質を確立するため、高付加価値製品の開発・生産・販売に注力しています。
(5)資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社グループの資金状況は、営業活動によるキャッシュ・フローでは、前連結会計年度より63億17百万円多い63億56百万円のキャッシュを得ています。これは主に税金等調整前当期純利益50億55百万円、減価償却費14億18百万円、売上債権の減少額18億58百万円等があったものの、法人税等の支払額が24億81百万円等あったことによるものです。投資活動によるキャッシュ・フローでは、主に有形固定資産の取得等により、19億10百万円のキャッシュを使用しました。また、財務活動によるキャッシュ・フローでは、主に短期借入金の返済により、38億4百万円のキャッシュを使用しました。当社グループの自己資本比率は57.1%であり、なお十分な資金調達余力を保有しております。
(6)経営者の問題認識と今後の方針について
当社グループの経営陣は、現在の事業環境及び入手可能な情報に基づき、最善の経営方針を立案するよう努めていますが、未だ収益力と成長力が不足しています。今後はより一層、新製品の開発と新市場の開拓に注力して行く所存です。
(7)キャッシュ・フローの状況
キャッシュ・フローの状況につきましては、「業績等の概要」に記載しております。