有価証券報告書

【提出】
2018/06/21 14:01
【資料】
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【項目】
110項目
業績等の概要
(1)業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、世界経済が穏やかな回復を続け、日銀が金融緩和政策を継続したため、生産や輸出が堅調に推移し、緩やかな成長を続けました。労働市場は逼迫し、実質的な完全雇用の状態にありました。また、当社グループ(当社及び連結子会社)の主要原材料である銅の相場価格は、上昇しました。
このような経営環境のもと、当社グループは、人材確保のため、継続的な中途採用と、賞与の増額など社員待遇の改善に努めました。また、工場等で使用する電力について、比較購買を開始しました。さらに、取引や求人における知名度、ブランド力及び信用力を向上させるため、平成30年3月に東京証券取引所市場第一部へ上場しました。
この結果、当連結会計年度の業績は、前連結会計年度に比べて銅相場が平均的に高い水準で推移したため、売上高は834億21百万円(前年同期比22.4%増加)となり、営業利益は銅相場上昇に伴う相場差益の発生で60億58百万円(同38.3%増加)となりました。経常利益はデリバティブ損失3億16百万円(前年同期はデリバティブ損失5億74百万円)を計上したため、58億97百万円(同48.3%増加)となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は、36億36百万円(同47.8%増加)となりました。売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益は、いずれも過去最高を更新しています。
各セグメントの業績は、次のとおりであります。
伸銅
伸銅事業では、販売量は10万7,065トン(前年同期比0.0%減少)、売上高は712億29百万円(同24.9%増加)となり、セグメント損益は50億70百万円(同30.1%増加)のセグメント利益となりました。
精密部品
精密部品事業では、売上高は40億73百万円(前年同期比9.9%増加)となり、セグメント損益は1億14百万円のセグメント利益(前年同期はセグメント損失62百万円)となりました。
配管・鍍金
配管・鍍金事業では、売上高は81億18百万円(前年同期比9.6%増加)となり、セグメント損益は6億97百万円(同58.9%増加)のセグメント利益となりました。
(2)キャッシュ・フロー
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、税金等調整前当期純利益を59億79百万円計上し、減価償却費の計上、短期借入金の増加や仕入債務の増加による収入等があったものの、売上債権やたな卸資産の増加による支出等があったため、前連結会計年度末に比べ48百万円増加し、当連結会計年度末には8億1百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は39百万円(前年同期比69百万円収入の減少)となりました。これは主に税金等調整前当期純利益59億79百万円、減価償却費14億79百万円の計上等があったものの、売上債権の増加額49億5百万円、たな卸資産の増加額24億54百万円等があったことによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は10億55百万円(前年同期比10億50百万円支出の減少)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出が11億35百万円(前年同期比9億43百万円の支出の減少)であったことによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果獲得した資金は10億29百万円(前年同期比1億46百万円収入の増加)となりました。これは主に長期借入金の返済による支出が3億54百万円あったものの、短期借入金の純増減額が14億50百万円であったことによるものです。
生産、受注及び販売の状況
(1)生産実績
当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称金額(百万円)前年増減率(%)
伸銅74,28924.8
精密部品4,22113.0
配管・鍍金6,3428.9
合計84,85322.8

(注)1.金額は販売価格および製造原価によっており、セグメント間の内部振替前の数字によっております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(2)受注状況
当連結会計年度における受注状況をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称受注高(百万円)前年増減率(%)受注残高(百万円)前年増減率(%)
伸銅71,44922.15,9483.8
精密部品4,0887.45022.9
合計75,53721.26,4503.8

(注)1.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
2.配管・鍍金事業は見込み生産を行っているため、該当事項はありません。
(3)販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称金額(百万円)前年増減率(%)
伸銅71,22924.9
精密部品4,0739.9
配管・鍍金8,1189.6
合計83,42122.4

(注)1.セグメント間の取引については、相殺消去しております。
2.主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合は次のとおりであります。
前連結会計年度当連結会計年度
金額(百万円)割合(%)金額(百万円)割合(%)
東泉産業株式会社8,86713.012,32614.8

3.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
経営者の視点による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。
(1)重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されています。この連結財務諸表の作成にあたっては、主要原材料の評価方法に先入先出法を採用することで、銅や亜鉛の市場価格の変動によるたな卸資産の含み損益を、可及的速やかに期間損益に反映させるようにしています。
(2)当連結会計年度の経営成績の分析
当連結会計年度の経営成績の分析につきましては、「業績等の概要」に記載しております。
(3)経営成績に重要な影響を与える要因について
当社グループは、国際相場商品である銅や亜鉛を主要原材料として使用しています。このため、銅や亜鉛の相場が下がり局面にある場合は、保有原材料や工程内仕掛品などのたな卸資産等に含み損が発生するため、棚卸資産評価損の計上を要したり、製品販売価格が下落して売上高が減少したりする可能性があります。
(4)戦略的現状と見通し
当社グループといたしましては、これらの現状を踏まえて、当社グループが原料相場に影響されないような企業体質を確立するため、高付加価値製品の開発・生産・販売に注力しています。
(5)資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社グループの資金状況は、営業活動によるキャッシュ・フローでは、前連結会計年度より69百万円少ない39百万円のキャッシュを得ています。これは主に税金等調整前当期純利益59億79百万円、減価償却費14億79百万円の計上等があったものの、売上債権の増加額49億5百万円、たな卸資産の増加額24億54百万円等があったことによるものです。投資活動によるキャッシュ・フローでは、主に有形固定資産の取得等により、10億55百万円のキャッシュを使用しました。また、財務活動によるキャッシュ・フローでは、主に短期借入金の増加により、10億29百万円のキャッシュを得ました。当社グループの自己資本比率は51.8%であり、なお十分な資金調達余力を保有しております。
(6)経営者の問題認識と今後の方針について
当社グループの経営陣は、現在の事業環境及び入手可能な情報に基づき、最善の経営方針を立案するよう努めていますが、未だ収益力と成長力が不足しています。今後はより一層、新製品の開発と新市場の開拓に注力して行く所存です。
(7)キャッシュ・フローの状況
キャッシュ・フローの状況につきましては、「業績等の概要」に記載しております。

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