当連結会計年度の世界経済は、新型コロナウイルス感染症の世界的な大流行により、世界各地において経済・社会活動が制限され、第1四半期に景気が大幅に悪化しました。第2四半期以降は、景気は総じて回復傾向で推移したものの、新型コロナウイルス感染症の再拡大によって経済・社会活動に再び制限を受ける地域もあり、一部で弱さが残る状況となっております。
当社グループを取り巻く事業環境につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響による自動車生産の減少や通信・電力関連工事の遅延のほか、光ファイバの価格低下もあり、上半期を中心に厳しいものとなりました。このような環境のもと、当連結会計年度の連結決算は、売上高は、2,918,580百万円(前連結会計年度3,107,027百万円、6.1%減)と前連結会計年度比で減収となりました。利益面では、不急の費用の圧縮、設備投資の抑制などの徹底したコスト削減対策に取り組みましたが、売上減少の影響を吸収しきれず、営業利益は113,926百万円(前連結会計年度127,216百万円、10.4%減)と前連結会計年度に比べ減益、営業利益率は3.9%(前連結会計年度4.1%、0.2ポイント低下)となりました。営業外収益は、持分法による投資利益の増加などにより1,686百万円増の28,683百万円、営業外費用は、休止固定資産減価償却費の増加などにより4,822百万円増の28,537百万円となり、経常利益は114,072百万円(前連結会計年度130,498百万円、12.6%減)と前連結会計年度に比べ減益となりました。特別利益では投資有価証券売却益16,772百万円を計上しました。特別損失では、固定資産除却損2,980百万円、減損損失9,238百万円に加え、事業構造改善費用8,286百万円を計上し、合計では20,504百万円となりました。この結果、税金等調整前当期純利益は110,340百万円となりました。ここから法人税等41,552百万円及び非支配株主に帰属する当期純利益12,444百万円を差し引いた結果、親会社株主に帰属する当期純利益は56,344百万円(前連結会計年度72,720百万円、22.5%減)と前連結会計年度に比べ減益となりました。なお、下半期につきましては、売上高は1,679,293百万円、営業利益は125,340百万円、経常利益は138,115百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は98,216百万円となり、自動車生産の急回復により自動車向けの需要が高水準で推移したことに加え、全社を挙げたコスト削減対策の効果もあり、前年同期比で増収・増益、売上高と利益の各項目はいずれも下半期としては過去最高となりました。
セグメントごとの経営成績は次のとおりです。
2021/06/25 15:16