有価証券報告書-第70期(平成28年4月1日-平成29年3月31日)

【提出】
2017/06/29 11:31
【資料】
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【項目】
109項目

業績等の概要

(1) 業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、中国や欧州経済など世界経済の減速懸念に加え、英国のEU離脱問題から金融及び株式市場に大きな不安を与え、円高・株安基調を招く等、先行き不透明な状況にあります。
当社グループの当連結会計年度の経営成績は、売上高は170億82百万円(前年同期比2.3%増)と前年同期と比し増収となったものの、販売費及び一般管理費の上昇の影響から、営業利益は3億8百万円(前年同期比19.2%減)、経常利益は3億64百万円(前年同期比11.9%減)、と前年同期と比し減益となりました。親会社株主に帰属する当期純利益につきましては2億38百万円(前年同期は1億79百万円の親会社株主に帰属する当期純利益)となりました。
セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。
① 業務用厨房関連事業
業務用厨房関連事業につきましては、売上高は167億48百万円と前年同期に比し2.3%の増収、営業利益は7億27百万円と前年同期に比し6.4%の減益となりました。
② 不動産賃貸事業
不動産賃貸事業につきましては、売上高は3億34百万円と前年同期に比し0.2%の減収、営業利益は2億9百万円と前年同期に比し3.3%の増益となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は前連結会計年度末より4億24百万円増加し、当連結会計年度末には43億26百万円(前年同期比10.9%増)となりました。
① 営業活動によるキャッシュ・フロー
営業活動の結果得た資金は、6億42百万円(前年同期は8億56百万円の増加)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益の計上額4億1百万円、たな卸資産の減少額1億65百万円及び売上債権の減少額1億28百万円等の増加要因と厚生年金基金解散損失引当金の減少額1億11百万円、法人税等の支払額1億41百万円及び仕入債務の減少額75百万円等の減少要因が相殺されたものです。
② 投資活動によるキャッシュ・フロー
投資活動の結果使用した資金は、1億24百万円(前年同期は17百万円の減少)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出88百万円及び投資有価証券の取得による支出29百万円等によるものです。
③ 財務活動によるキャッシュ・フロー
財務活動の結果使用した資金は、92百万円(前年同期は92百万円の減少)となりました。これは配当金の支払額92百万円によるものです。