四半期報告書-第61期第1四半期(平成26年4月1日-平成26年6月30日)

【提出】
2014/08/08 10:02
【資料】
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【項目】
29項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1)業績の状況
当第1四半期連結累計期間(平成26年4月1日から平成26年6月30日まで)における世界経済情勢は、米国では実体経済面での緩やかな回復基調が持続し、欧州でも金融市場がほぼ安定し、一段の金融緩和を通じて実体経済向上への後押しがなされました。中国では引き続き経済の引締め政策がとられていますが経済成長のペースはほぼ安定しています。インド及びASEAN諸国では投資の低迷により経済成長には依然もたつきが見られます。
一方、日本経済については消費税率が引上げられましたが、金融緩和政策とそれを背景とした企業業績の回復で景況感も更に向上する状況となりました。
当社を取り巻く事業環境は、主に自動車・建設機械業界向け事業と舶用業界向け事業が堅調に推移しました。
その結果、当社グループの当第1四半期連結累計期間の連結売上高は329億21百万円(前年同期比12.5%増)、連結営業利益は35億53百万円(前年同期比14.9%増)、連結経常利益は36億68百万円(前年同期比2.3%増)、連結四半期純利益は25億79百万円(前年同期比12.8%増)となりました。
セグメント別の事業状況は次のとおりであります。
[自動車・建設機械業界向け事業]
当業界向け事業は、欧州地区の自動車向け製品が堅調に推移したことから、当セグメントの連結売上高は205億86百万円(前年同期比11.1%増)、連結営業利益は26億96万円(前年同期比42.4%増)となりました。
[一般産業機械業界向け事業]
当業界向け事業は、東南アジア地区の販売は堅調に推移しましたが、収益面では国内外共に競合激化により採算性が悪化しました。その結果、当セグメントの連結売上高は76億29百万円(前年同期比3.9%増)、連結営業利益は3億13百万円(前年同期比58.8%減)となりました。
[舶用業界向け事業]
当業界向け事業は、国内新造船の持ち直しに加え、欧州・東南アジア向け交換部品需要が堅調に推移したことから、当セグメントの連結売上高は31億12百万円(前年同期比21.8%増)、連結営業利益は6億57百万円(前年同期比27.8%増)となりました。
[航空宇宙・光工学業界向け事業]
当業界向け事業は、前第3四半期連結会計期間に光工学業界向け事業を譲り受けましたが、イメージング分野の受注低迷により、当セグメントの連結売上高は15億92百万円(前年同期比90.4%増)、連結営業損失は1億20百万円(前年同期は営業損失81百万円)となりました。
(2)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について、重要な変更はありません。
(3)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は3億23百万円であります。なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。