有価証券報告書-第68期(平成29年4月1日-平成29年12月31日)

【提出】
2018/03/28 14:43
【資料】
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【項目】
112項目

業績等の概要

当社は、平成29年6月28日開催の定時株主総会で「定款一部変更の件」が承認され、平成29年度より決算日を3月31日から12月31日に変更しました。この結果、前連結会計年度の連結損益計算書は、3月決算会社については、平成28年4月1日から平成29年3月31日までの損益を、12月決算会社については、平成28年1月1日から平成28年12月31日までの損益を基礎として連結していましたが、当連結会計年度の連結損益計算書は、すべての連結対象会社について平成29年4月1日から平成29年12月31日までの損益を連結しています。
このため、当連結会計年度は前連結会計年度と対象期間が異なるため、前年同期間との比較分析は行っておりません。
(1)業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、企業収益や雇用・所得環境の改善から、景気は緩やかな回復基調で推移しておりますが、海外経済の不確実性に対する下振れ懸念等の不安要因もあり、依然として先行き不透明な状況で推移いたしました。
このような状況のもと、当社グループは、更なる成長のための積極的な設備投資計画のもと、ゴルフ事業で海外生産工場の移転集約や、業容拡大のためゴルフ事業、ステンレス事業で一部本社工場の移転整備を行う一方、全社で受注獲得の取り組みを強化するとともに、生産効率の向上、一層のコスト低減に取り組んでまいりました。
この結果、当連結会計年度の業績は、売上高85億32百万円となりました。利益面につきましては、コストの低減や生産性の向上等から、営業利益5億47百万円、経常利益6億30百万円、親会社株主に帰属する当期純利益2億9百万円となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
(ゴルフ事業)
ゴルフ事業につきましては、主要取引先の主力モデルの受注獲得に努めるとともに、生産リードタイムの短縮や製造コストの低減に取り組む等により、売上高31億69百万円、営業利益1億3百万円となりました。
(ステンレス事業)
ステンレス事業につきましては、OA機器市場の伸び悩みの中、受注拡大の強化、高付加価値製品の供給等に取り組むとともに、生産性の向上、製品開発力の強化に努めたこと等により、売上高8億59百万円、営業利益1億51百万円となりました。
なお、平成30年1月1日より、従来の「ステンレス事業」から「メタルスリーブ事業」にセグメント名称を変更しております。
(鍛造事業)
鍛造事業につきましては、タイ国自動車産業で一部に明るい兆しが見られる中、主要取引先に対し積極的な受注獲得の取り組みや生産効率の向上、コスト低減の取り組みの強化等により、売上高45億3百万円、営業利益6億88百万円となりました。
(2)キャッシュ・フロー
営業活動によるキャッシュ・フローは、5億36百万円の収入となりました。この主な要因は、減価償却費6億34百万円、税金等調整前当期純利益4億48百万円、売上債権の増加額3億33百万円等によるものであります。
投資活動によるキャッシュ・フローは、10億16百万円の支出となりました。この主な要因は、有形固定資産の取得による支出9億8百万円等によるものであります。
財務活動によるキャッシュ・フローは、7億40百万円の支出となりました。この主な要因は、社債の償還による支出5億円、長期借入金の返済による支出1億64百万円等によるものであります。
この結果、当連結会計年度末における現金及び現金同等物は59億92百万円となり、前連結会計年度末に比べ7億11百万円減少いたしました。