有価証券報告書-第68期(平成29年4月1日-平成29年12月31日)

【提出】
2018/03/28 14:43
【資料】
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【項目】
112項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

(1)重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成に当たりまして、決算日における資産・負債の報告数値、当連結会計年度の収入・費用等の報告数値に影響を与える見積り等は当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。しかしながら、実際の結果は見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。
当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載のとおりであります。
(2)当連結会計年度の財政状態の分析
①資産の部
当連結会計年度末における資産合計は、184億71百万円となり、前連結会計年度末に比べ7億52百万円増加いたしました。
流動資産は111億22百万円となり、前連結会計年度末に比べ1億5百万円減少いたしました。この主な要因は、現金及び預金が減少したこと等によるものであります。
固定資産は73億49百万円となり、前連結会計年度末に比べ8億58百万円増加いたしました。この主な要因は、建物及び構築物、建設仮勘定が増加したこと等によるものであります。
②負債の部
当連結会計年度末における負債合計は、36億8百万円となり、前連結会計年度末に比べ1億47百万円減少いたしました。
流動負債は21億12百万円となり、前連結会計年度末に比べ98百万円減少いたしました。この主な要因は、1年以内償還予定の社債が減少したこと等によるものであります。
固定負債は14億95百万円となり、前連結会計年度末に比べ48百万円減少いたしました。この主な要因は、長期借入金が減少したこと等によるものであります。
③純資産の部
当連結会計年度末における純資産合計は、148億62百万円となり、前連結会計年度末に比べ9億円増加いたしました。この主な要因は、為替換算調整勘定が増加したこと等によるものであります。
(3)資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社グループの資金状況につきましては、「第2 事業の状況 1 業績等の概要 (2)キャッシュ・フロー」に記載のとおりであります。
(4)当連結会計年度の経営成績の分析
当連結会計年度の業績は、売上高85億32百万円となりました。利益面につきましては、コストの低減や生産性の向上等から、営業利益5億47百万円、経常利益6億30百万円、親会社株主に帰属する当期純利益2億9百万円となりました。
①売上高
ゴルフ事業につきましては、主要取引先の主力モデルの受注獲得に努めたこと等により、売上高は31億69百万円となりました。
ステンレス事業につきましては、OA機器市場の伸び悩みの中、受注拡大の強化、高付加価値製品の供給等に取り組んだこと等により、売上高は8億59百万円となりました。
鍛造事業につきましては、タイ国自動車産業で一部に明るい兆しが見られる中、主要取引先に対し積極的な受注獲得の取り組みの強化等により、売上高は45億3百万円となりました。
②営業利益
ゴルフ事業につきましては、生産リードタイムの短縮や製造コストの低減に取り組む等により、営業利益は1億3百万円となりました。
ステンレス事業につきましては、生産性の向上、製品開発力の強化に努めたこと等により、営業利益は1億51百万円となりました。
鍛造事業につきましては、生産効率の向上、コスト低減の取り組みの強化等により、営業利益は6億88百万円となりました。
③営業外損益、経常利益
営業外損益、経常利益につきましては、営業利益が上記のとおり推移したこと等により、経常利益は6億30百万円となりました。
④親会社株主に帰属する当期純利益
親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、ゴルフ事業で固定資産の減損損失を計上したこと等により、親会社株主に帰属する当期純利益2億9百万円となりました。
(注)当連結会計年度は決算日変更の経過期間により、9ヶ月間の変則決算につき、前年同期比は記載しておりません。
(5)経営成績に重要な影響を与える要因について
「4 事業等のリスク」に記載のとおりであります。
(6)戦略的見通し
当社グループといたしましては、生産性の向上・改善等の製造コスト低減を推し進めることにより、一層の競争力を高める一方、開発・技術部門を強化し、高付加価値製品の供給に努め、また、新市場への領域拡大を図ってまいります。