四半期報告書-第65期第2四半期(平成26年7月1日-平成26年9月30日)

【提出】
2014/11/13 13:42
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【項目】
30項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1) 業績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、雇用情勢、所得環境の改善が見られ、景気は緩やかな回復基調が続いておりますが、海外景気の減速や円安による原材料価格の上昇等、国内景気を下押しする要因の懸念から、依然として先行きは不透明な状況で推移いたしました。
このような状況のもと、当社グループは開発力を高め、高付加価値製品の供給、販路の拡大に努める一方、ゴルフ事業において、市場変化に対応しつつ業績改善を具現化していくため、本社及びタイ国連結子会社の生産機能を再編することとし、本社工場からゴルフヘッドのサンプル製作・量産品の金型・治具の製造工程等全ての量産工程のタイ工場移管を順次進める等、生産の一元化による一層の効率化に向けて取り組んでまいりました。
この結果、当第2四半期連結累計期間の業績は、ゴルフ事業で収益性の見直しを図った影響等で、売上高は66億13百万円(前年同期比23.1%減)となりました。利益面につきましては、生産工程の改善、製造原価の低減等、利益率の改善を図り、営業損失2百万円(前年同期は2億40百万円の営業損失)、経常損失25百万円(前年同期は1億21百万円の経常損失)となりました。また、上記のとおり、子会社への製造工程移管予定に伴い、希望退職者を募集したことによる事業再編損を特別損失に計上したこと等で、四半期純損失4億22百万円(前年同期は3億56百万円の四半期純損失)となりました。
セグメント別の業績は、次のとおりであります。
①ゴルフ事業
ゴルフ事業につきましては、収益性の見直しを図ることで、受注数は減少したものの、高付加価値製品の提案営業やタイ工場の効率化、製造原価の低減等で利益率の改善を図り、売上高25億20百万円(前年同期比36.4%減)、営業損失4億9百万円(前年同期は7億14百万円の営業損失)となりました。
②ステンレス事業
ステンレス事業につきましては、技術開発による差別化製品の供給に努め、新規取引先との取引の増加等で、売上高7億37百万円(前年同期比20.9%増)、営業利益2億27百万円(同96.2%増)となりました。
③鍛造事業
鍛造事業につきましては、生産効率の向上に努めましたが、タイ国自動車産業の回復が鈍いこと等から、売上高33億55百万円(同16.8%減)、営業利益3億97百万円(同32.0%減)となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
営業活動によるキャッシュ・フローは、2億89百万円(前年同期比74.7%減)の収入となりました。これは主に、売上債権の増加7億3百万円、減価償却費4億30百万円、仕入債務の増加2億58百万円等によるものであります。
投資活動によるキャッシュ・フローは、1億84百万円(同13.8%減)の支出となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出3億8百万円等によるものであります。
財務活動によるキャッシュ・フローは、1億88百万円(同7.2%増)の収入となりました。これは主に、私募債発行による収入5億円等によるものであります。
この結果、当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物は44億81百万円となり、前連結会計年度末に比べ2億42百万円増加いたしました。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、2億20百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(5) 従業員数
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの従業員数について著しい変更はありません。
(6) 生産、受注及び販売の実績
当第2四半期連結累計期間において、生産、受注及び販売実績について著しい変更はありません。
(7) 主要な設備
当第2四半期連結累計期間において、主要な設備に重要な異動はありません。