四半期報告書-第67期第2四半期(平成28年7月1日-平成28年9月30日)

【提出】
2016/11/14 11:46
【資料】
PDFをみる
【項目】
34項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1) 業績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善が続く中、景気は緩やかな回復基調で推移しておりますが、中国を始めとするアジア新興国の景気減速や英国のEU離脱問題に伴う海外経済への下振れ懸念等から、景気を下押しする不安要因もあり、依然として先行き不透明な状況で推移いたしました。
このような状況のもと、当社グループは、前期までのゴルフ事業の抜本的改革が一巡し、利益体質を確実なものとすべく、全社で生産効率の向上、受注の拡大に努めるとともに、一層のコストの低減に取り組んでまいりました。
この結果、当第2四半期連結累計期間における売上高は61億79百万円(前年同期比9.9%減)となりました。利益面につきましては、ゴルフ事業の構造改革の成果が現れ、コスト低減や効率化が進んだことに加え、為替レートが円高に推移し輸入コストの低減等から、営業利益8億円(同68.0%増)、経常利益8億30百万円(同73.2%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益6億48百万円(前年同期は46百万円の親会社株主に帰属する四半期純利益)と大幅な増益となりました。
セグメント別の業績は、次のとおりであります。
①ゴルフ事業
ゴルフ事業につきましては、前期のメタルウッドヘッド工場の合理化から、メタルウッドヘッドの受注数は減少したものの、アイアンヘッドの追加受注があったこと、またコスト低減が進んだことや、円高による輸入コスト低減等で、売上高26億81百万円(同16.8%増)、営業利益4億19百万円(前年同期は1億9百万円の営業損失)となりました。
②ステンレス事業
ステンレス事業につきましては、新規販路の取引増加、生産性の向上・製造原価の低減等に取り組みましたが、OA機器市場の低迷から取引先の在庫調整による受注数の減少等で、売上高6億33百万円(前年同期比28.6%減)、営業利益2億37百万円(同32.3%減)となりました。
③鍛造事業
鍛造事業につきましては、依然としてタイ国の自動車産業の回復が鈍い中、生産効率向上等の改善活動や徹底したコスト削減等に努め、売上高28億65百万円(同22.1%減)、営業利益3億78百万円(同4.6%減)となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
営業活動によるキャッシュ・フローは、5億98百万円(前年同期比28.1%減)の収入となりました。これは主に、売上債権の増加8億54百万円、税金等調整前四半期純利益8億30百万円等によるものであります。
投資活動によるキャッシュ・フローは、95百万円(前年同期は1億87百万円の支出)の収入となりました。これは主に、定期預金の減少1億57百万円等によるものであります。
財務活動によるキャッシュ・フローは、3億35百万円(前年同期比34.7%減)の支出となりました。これは主に、長期借入金の返済による支出1億31百万円、短期借入金の純減額1億30百万円等によるものであります。
この結果、当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物は52億23百万円となり、前連結会計年度末に比べ2億14百万円減少いたしました。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、94百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(5) 従業員数
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの従業員数について著しい変動はありません。
(6) 生産、受注及び販売の実績
当第2四半期連結累計期間において、生産、受注及び販売実績について著しい変動はありません。
(7) 主要な設備
当第2四半期連結累計期間において、主要な設備に重要な異動はありません。