四半期報告書-第79期第3四半期(平成29年10月1日-平成29年12月31日)

【提出】
2018/02/09 15:31
【資料】
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【項目】
28項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1) 業績
当第3四半期連結累計期間における業績は、売上高1,216億91百万円(前年同期比21.5%増)、営業利益75億95百万円、経常利益87億20百万円、純利益59億円となりました。
当第3四半期連結累計期間の連結受注は1,536億51百万円(前年同期比32.9%増)となりました。
第3四半期の連結受注は560億15百万円(前年同期比36.1%増)でした。アジアを中心に受注が伸びました。
第3四半期における報告セグメント別の受注状況(現地通貨ベース)は以下のとおりです。
(当社報告セグメントはグループの販売体制をもとに構成しています。詳細については第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)を参照ください。)
セグメントⅠ (「個別」および国内連結子会社 )
牧野フライス製作所の国内受注は、前年同期を下回りました。
前年同期には工作機械見本市があったことや、設備投資減税への駆け込み等があったためです。
半導体製造装置やロボット等の部品加工向けは好調が続くと見られ、金型向け新製品の効果も加わり、第4四半期は前年同期を上回る見通しです。
セグメントⅡ ( MAKINO ASIA PTE LTD )
アジアは前年同期を上回りました。
中国では、スマートフォンの金型関連が好調に推移したほか、自動車の金型向けが増加しました。
半導体製造装置の部品加工向けも増加しました。自動車の部品加工向けは堅調に推移しました。
インドでは自動車、二輪の部品加工向けが増加しました。
第4四半期は前年同期を上回ると見ています。
セグメントⅢ ( MAKINO INC. )
北米は前年同期を上回りました。
半導体製造装置、医療の部品加工向けにまとまった受注がありました。自動車向けは小口案件を中心に継続しています。
航空機向けは若干増加しました。
第4四半期は前年同期並みになると見ています。
セグメントⅣ ( MAKINO Europe GmbH )
欧州は前年同期を上回りました。
イタリア、ドイツを中心に、自動車と産業機械の部品加工向けが伸びました。
第4四半期は前年同期並みになると見ています。
報告セグメント別の当第3四半期連結累計期間の外部顧客に対する売上高は次のとおりです。
セグメントⅠ:358億99百万円(前年同期比3.7%増)
セグメントⅡ:374億6百万円(前年同期比40.6%増)
セグメントⅢ:366億7百万円(前年同期比16.6%増)
セグメントⅣ:117億77百万円(前年同期比56.5%増)
(2) 財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末における総資産は,前連結会計年度末に比べ190億3百万円増加し,2,666億10百万円となりました。主な増減としては,棚卸資産146億25百万円の増加、受取手形及び売掛金60億34百万円の減少、投資有価証券51億67百万円の増加などが挙げられます。
負債につきましては、1年内償還予定の転換社債型新株予約権付社債90億60百万円の減少、仕入債務47億32百万円の増加などにより、前連結会計年度末に比べ4億81百万円減少し、1,199億34百万円となりました。
また、純資産につきましては、自己株式51億67百万円の減少、利益剰余金41億40百万円の増加、その他有価証券評価差額金37億5百万円の増加などにより、前連結会計年度末に比べ194億85百万円増加し、1,466億76百万円となりました。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は45億34百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。