有価証券報告書-第56期(平成25年3月1日-平成26年2月28日)

【提出】
2014/05/23 13:02
【資料】
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【項目】
122項目

対処すべき課題

当社グループにおきましては、コア技術である「特殊ツーリング」を活用した以下のテーマを経営戦略に掲げ、その実現に取り組んでおります。
「特殊工具のオンリーワン・カンパニーとなる」
特殊工具の市場規模は縮小傾向にあり、同業他社においては、特殊工具や採算性に問題のあるアイテムを手離すケースも出てきておりますが、特殊工具のニーズ自体は今後も継続することが予想されます。
こうした状況に鑑み、当社グループといたしましては、特定のアイテムについては当社グループがその製作を一手に担いうる「特殊工具のオンリーワン・カンパニー」たる存在をめざし、市場の要請に応じてまいります。
「加工点まわりのトータル・エンジニアリング・カンパニーとなる」
自動車産業界における技術者不足は、依然として解消されておらず、これを補完するというニーズは継続的に存在しております。
当社グループといたしましては、これまで取り組んできたFTE事業を以下のような観点から強化することによって、「加工点まわりのトータル・エンジニアリング・カンパニー」たる存在感を示し、顧客の要請に応じてまいります。
・新興国市場や自動車産業以外の業界に対しても、今まで取り組んできた「寄せ止め工具の提案」「工具・治具のセット販売」「治具・設備載せ換えのセット販売」を展開する。
・新興国市場を中心にFTSビジネス(工具管理業務)を継続展開し、客先との長期にわたる関係を築く。
・さらに機械加工分野の上流部分を取り込むため、「試作」分野(切削・金型)を強化する。