有価証券報告書-第83期(平成29年4月1日-平成30年3月31日)
(1) 経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 経営成績の状況
当連結会計年度における世界経済については、グローバルで投資と貿易が拡大し、先進国、新興国ともに成長局面にあります。国内経済も、個人消費の回復や企業業績の改善により、緩やかな回復が続いておりますが、世界的な保護主義の高まり、貿易摩擦懸念、地政学リスク等、先行きの不透明感は拭えない状況です。
鍛圧機械製造業界におきましては、国内向けの受注が17.6%増となった結果、当連結会計年度の受注は前連結会計年度比1.4%増の156,608百万円(一般社団法人 日本鍛圧機械工業会 プレス系機械受注額)となりました。
当社グループにおける当連結会計年度の受注高については、国内外でプレス機械の受注が大幅に増加し、年間実績としては過去最高の83,143百万円(前連結会計年度比32.7%増)となりました。また、受注残高は前連結会計年度末比26.3%増の59,321百万円となりました。売上高は、国内外で自動車関連向けを中心に売上が増加したこと等により、前連結会計年度比9.3%増の73,856百万円となりました。利益面では、原価率の上昇や100周年関連支出等により営業利益は前連結会計年度比4.6%減の6,312百万円となり、経常利益は為替差損等の影響により前連結会計年度比12.5%減の5,927百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は前連結会計年度比4.0%減の4,786百万円となりました。
セグメントごとの経営成績は以下のとおりであります。
② 財政状態の状況
(資産)
当連結会計年度末の資産は前連結会計年度末に比べて15,072百万円増加し、116,755百万円となりました。主な要因は、現金及び預金・有価証券の増加6,672百万円、たな卸資産の増加3,339百万円、有形固定資産の増加2,633百万円、積立保険の契約変更などによる保険積立金の増加751百万円、株価上昇等に伴う投資有価証券の増加1,909百万円等であります。なお、日本リライアンス株式会社及び株式会社RASの新規連結による資産の増加は7,170百万円であります。
(負債)
負債は、前連結会計年度末に比べて9,982百万円増加し、40,831百万円となりました。主な要因は、前受金の増加3,659百万円、買掛金及び電子記録債務の増加3,163百万円、退職給付に係る負債の増加1,353百万円、繰延税金負債の増加1,132百万円等であります。なお、日本リライアンス株式会社及び株式会社RASの新規連結による負債の増加は3,816百万円であります。
(純資産)
純資産は、前連結会計年度末に比べて5,089百万円増加し、75,924百万円となりました。主な要因は、利益剰余金の増加2,183百万円、その他有価証券評価差額金の増加1,169百万円、為替換算調整勘定の増加1,036百万円等であります。なお、日本リライアンス株式会社及び株式会社RASの新規連結により非支配株主持分の増加は566百万円であります。当連結会計年度末の自己資本比率は64.4%となりました。
③ キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、資金という)は、前連結会計年度末と比べ6,148百万円増加し、31,721百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は以下のとおりであります。
(イ)営業活動によるキャッシュ・フロー
営業活動により取得した資金は12,714百万円(前連結会計年度は2,400百万円の収入)となりました。主な要因は、収入として税金等調整前当期純利益6,639百万円、減価償却費2,061百万円、売上債権の減少5,776百万円、支出としてたな卸資産の増加2,190百万円、法人税等の支払額1,346百万円等であります。
(ロ)投資活動によるキャッシュ・フロー
投資活動により使用した資金は3,789百万円(前連結会計年度は3,118百万円の支出)となりました。主な要因は、支出として連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出1,749百万円、有形及び無形固定資産の取得1,636百万円等であります。
(ハ)財務活動によるキャッシュ・フロー
財務活動により使用した資金は3,668百万円(前連結会計年度は1,954百万円の支出)となりました。主な要因は、支出として配当金の支払額2,597百万円であります。
④ 生産、受注及び販売の状況
当社グループは、主に鍛圧機械とこれに付帯する装置等を製造・販売しております。
a. 生産実績
当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注) 1 金額は、販売価格によっており、セグメント間取引については、相殺消去しております。
2 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
b. 受注実績
当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注) 1 セグメント間取引については、相殺消去しております。
2 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
c. 販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注) 1 セグメント間取引については、相殺消去しております。
2 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
3 売上割合が10%以上の主要な販売先がありませんので、相手先別の記載を省略しております。
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
① 重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づいて作成されております。この財務諸表の作成にあたっては、当連結会計年度における財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を与えるような見積り、予測を必要としております。当社グループは過去の実績値や経験を踏まえ合理的と判断される前提に基づき、継続的に見積り、予測を行っております。そのため、見積り等は不確実性を伴うため、実際の結果と異なる場合があります。
② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
経営成績の分析
セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容は、「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①経営成績の状況」に記載のとおりであります。
(売上高)
当連結会計年度における売上高は、前連結会計年度に比べ6,309百万円増加し、73,856百万円(前年同期比9.3%増)となりました。これは主に、国内外で自動車関連向けにプレス機の売上の増加と、日本リライアンス株式会社及び株式会社RASの新規連結によるものです。事業区分別では、「プレス機械」が中・大型プレス機械の工事進行基準機の売上と高速プレス機の売上の増加により56,300百万円(同6.8%増)となりました。「サービス」は株式会社RASを新規連結影響等により15,430百万円(同5.1%増)となり、「その他」については日本リライアンス株式会社の新規連結影響等により2,126百万円(同1225.3%増)となりました。
(利益)
当連結会計年度の売上総利益は、戦略案件対応や原材料コスト増加等の減益要因を増収効果等で吸収し、前年同期比0.9%増加の15,930百万円となりました。
当連結会計年度の営業利益は、ドイツにおける新会社設立に伴う費用及び創立100周年記念事業関連支出による費用の増加により、6,312百万円(同4.6%減)となりました。
当連結会計年度における経常利益は、前連結会計年度の養老保険の満期償還益・解約返戻金の剥落、海外外貨資産の為替評価損計上額増加等により営業外費用が増加し、5,927百万円(同12.5%減)となりました。
当連結会計年度における親会社株主に帰属する当期純利益は、積立保険の契約変更に伴う評価益等により特別利益が増加したことで、4,786百万円(同4.0%減)となりました。
財政状態の状況の分析
当連結会計年度の財政状態の状況につきましては、「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ②財政状態の状況」に記載のとおりであります。前年度対比で、資産は15,072百万円増加し負債は9,982百万円増加しましたが、日本リライアンス㈱と㈱RASの新規連結による影響が、資産で7,170百万円、負債で3,816百万円含まれています。それ以外の主な増加要因は受注の増加に伴い、負債サイドで前受金や買掛金が増加し、資産サイドで現預金と棚卸資産が増加したものであります。
キャッシュ・フローの状況の分析
当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。この要因は、次の「資本の財源及び資金の流動性についての分析」に記載しております。なお、当連結会計年度のキャッシュ・フロー関連の指標は、時価ベース自己資本比率は68.0%(前年同期は59.9%)、キャッシュ・フロー対有利子負債比率は32.3%(同186.2%)、インタレスト・カバレッジ・レシオは283.3倍(同57.9倍)であります。
資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社グループの運転資金は、主に原材料や部品調達及び外注加工等の製造費用や、販売費及び一般管理費等に費消されております。また、設備投資資金は、主に生産体制の構築に支出されており、これらの必要資金は主に自己資金で賄うことを基本方針としております。
当連結会計年度におきましては、日本リライアンス株式会社の株式取得のほか、主にアメリカ・イタリア・中国の連結子会社の生産設備取得に資金を使用しましたが、新規受注増加に伴い前受金が増加したこと、大口案件の売掛金の回収が増加したこと等により当連結会計年度末における当社グループの現金及び現金同等物の残高は前期末比6,148百万円増加し31,721百万円となりました。
経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
「(2)目標とする経営指標」に記載の通り、当社グループでは2017年度よりスタートした中期経営計画において、当該期間中に売上高は800億円を、営業利益率は安定的に10%以上を確保することを目標に掲げています。初年度の2017年度においては、売上高は73,856百万円と当初計画の720億円を達成しましたが、営業利益率については原材料コストの増加や戦略案件対応に係る負担が当初想定を上回ったこと等により、前年度対比1.3ポイント減の8.5%となりました。2018年度については、日本リライアンス株式会社等の連結効果に加え、前年度以降の受注が堅調に推移していることから、売上については5.6%増の780億円を予想しております。収益面では引き続き原材料や外注コストの増加が見込まれますが、戦略案件負担の減少や製品ミックスの改善等によりこれを吸収することにより、営業利益を68億円に伸ばし営業利益率を8.7%に改善させる見込みです。引き続き「(4)対処すべき課題の内容等」に記載の通り、中期経営計画における重点施策を着実に遂行することで更に売上を伸ばすとともに収益性を改善し、当中期経営計画の最終年度となる来年度に当該経営指標を達成することを目指してまいります。
当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 経営成績の状況
当連結会計年度における世界経済については、グローバルで投資と貿易が拡大し、先進国、新興国ともに成長局面にあります。国内経済も、個人消費の回復や企業業績の改善により、緩やかな回復が続いておりますが、世界的な保護主義の高まり、貿易摩擦懸念、地政学リスク等、先行きの不透明感は拭えない状況です。
鍛圧機械製造業界におきましては、国内向けの受注が17.6%増となった結果、当連結会計年度の受注は前連結会計年度比1.4%増の156,608百万円(一般社団法人 日本鍛圧機械工業会 プレス系機械受注額)となりました。
当社グループにおける当連結会計年度の受注高については、国内外でプレス機械の受注が大幅に増加し、年間実績としては過去最高の83,143百万円(前連結会計年度比32.7%増)となりました。また、受注残高は前連結会計年度末比26.3%増の59,321百万円となりました。売上高は、国内外で自動車関連向けを中心に売上が増加したこと等により、前連結会計年度比9.3%増の73,856百万円となりました。利益面では、原価率の上昇や100周年関連支出等により営業利益は前連結会計年度比4.6%減の6,312百万円となり、経常利益は為替差損等の影響により前連結会計年度比12.5%減の5,927百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は前連結会計年度比4.0%減の4,786百万円となりました。
セグメントごとの経営成績は以下のとおりであります。
| 日 本: | 自動車関連向けプレス機械の売上増加や日本リライアンス株式会社等の新規連結の影響等により、売上高は46,398百万円(前連結会計年度比12.7%増)となったものの、セグメント利益は原価率の上昇や100周年関連支出等の影響により3,459百万円(同1.8%減)となりました。 |
| アジア: | 中国における自動車関連向けプレス機械やサービス売上の増加等により、売上高は15,822百万円(前連結会計年度比3.7%増)となり、セグメント利益はマレーシア工場の利益増加等により1,628百万円(同7.2%増)となりました。 |
| 米 州: | 自動車関連向け中・大型プレス機械の工事進行基準売上の増加や為替影響等により、売上高は前連結会計年度比0.9%増の18,926百万円となったものの、セグメント利益は原価率の上昇等により、前連結会計年度比19.4%減の1,206百万円となりました。 |
| 欧 州: | 自動車関連向け中・大型プレス機械の工事進行基準売上の増加や為替影響等により、売上高は前連結会計年度比14.0%増の14,069百万円となり、セグメント利益は粗利率の改善等により125百万円となりました(前連結会計年度は65百万円のセグメント損失)。 |
② 財政状態の状況
(資産)
当連結会計年度末の資産は前連結会計年度末に比べて15,072百万円増加し、116,755百万円となりました。主な要因は、現金及び預金・有価証券の増加6,672百万円、たな卸資産の増加3,339百万円、有形固定資産の増加2,633百万円、積立保険の契約変更などによる保険積立金の増加751百万円、株価上昇等に伴う投資有価証券の増加1,909百万円等であります。なお、日本リライアンス株式会社及び株式会社RASの新規連結による資産の増加は7,170百万円であります。
(負債)
負債は、前連結会計年度末に比べて9,982百万円増加し、40,831百万円となりました。主な要因は、前受金の増加3,659百万円、買掛金及び電子記録債務の増加3,163百万円、退職給付に係る負債の増加1,353百万円、繰延税金負債の増加1,132百万円等であります。なお、日本リライアンス株式会社及び株式会社RASの新規連結による負債の増加は3,816百万円であります。
(純資産)
純資産は、前連結会計年度末に比べて5,089百万円増加し、75,924百万円となりました。主な要因は、利益剰余金の増加2,183百万円、その他有価証券評価差額金の増加1,169百万円、為替換算調整勘定の増加1,036百万円等であります。なお、日本リライアンス株式会社及び株式会社RASの新規連結により非支配株主持分の増加は566百万円であります。当連結会計年度末の自己資本比率は64.4%となりました。
③ キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、資金という)は、前連結会計年度末と比べ6,148百万円増加し、31,721百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は以下のとおりであります。
(イ)営業活動によるキャッシュ・フロー
営業活動により取得した資金は12,714百万円(前連結会計年度は2,400百万円の収入)となりました。主な要因は、収入として税金等調整前当期純利益6,639百万円、減価償却費2,061百万円、売上債権の減少5,776百万円、支出としてたな卸資産の増加2,190百万円、法人税等の支払額1,346百万円等であります。
(ロ)投資活動によるキャッシュ・フロー
投資活動により使用した資金は3,789百万円(前連結会計年度は3,118百万円の支出)となりました。主な要因は、支出として連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出1,749百万円、有形及び無形固定資産の取得1,636百万円等であります。
(ハ)財務活動によるキャッシュ・フロー
財務活動により使用した資金は3,668百万円(前連結会計年度は1,954百万円の支出)となりました。主な要因は、支出として配当金の支払額2,597百万円であります。
④ 生産、受注及び販売の状況
当社グループは、主に鍛圧機械とこれに付帯する装置等を製造・販売しております。
a. 生産実績
当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 生産高(百万円) | 前年同期比(%) |
| 日本 | 30,790 | 1.6 |
| アジア | 10,867 | 16.0 |
| 米州 | 4,049 | △33.1 |
| 欧州 | 5,471 | △1.2 |
| 合計 | 51,177 | △0.2 |
(注) 1 金額は、販売価格によっており、セグメント間取引については、相殺消去しております。
2 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
b. 受注実績
当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 受注高 (百万円) | 前年同期比 (%) | 受注残高 (百万円) | 前年同期比 (%) |
| 日本 | 33,592 | 49.5 | 24,421 | 47.5 |
| アジア | 17,493 | 41.2 | 13,000 | 52.2 |
| 米州 | 17,653 | △2.2 | 11,201 | △6.1 |
| 欧州 | 14,404 | 47.8 | 10,697 | 7.4 |
| 合計 | 83,143 | 32.7 | 59,321 | 26.3 |
(注) 1 セグメント間取引については、相殺消去しております。
2 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
c. 販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 販売高(百万円) | 前年同期比(%) |
| 日本 | 28,911 | 19.2 |
| アジア | 13,032 | 0.5 |
| 米州 | 18,481 | 0.1 |
| 欧州 | 13,431 | 13.2 |
| 合計 | 73,856 | 9.3 |
(注) 1 セグメント間取引については、相殺消去しております。
2 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
3 売上割合が10%以上の主要な販売先がありませんので、相手先別の記載を省略しております。
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
① 重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づいて作成されております。この財務諸表の作成にあたっては、当連結会計年度における財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を与えるような見積り、予測を必要としております。当社グループは過去の実績値や経験を踏まえ合理的と判断される前提に基づき、継続的に見積り、予測を行っております。そのため、見積り等は不確実性を伴うため、実際の結果と異なる場合があります。
② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
経営成績の分析
セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容は、「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①経営成績の状況」に記載のとおりであります。
(売上高)
当連結会計年度における売上高は、前連結会計年度に比べ6,309百万円増加し、73,856百万円(前年同期比9.3%増)となりました。これは主に、国内外で自動車関連向けにプレス機の売上の増加と、日本リライアンス株式会社及び株式会社RASの新規連結によるものです。事業区分別では、「プレス機械」が中・大型プレス機械の工事進行基準機の売上と高速プレス機の売上の増加により56,300百万円(同6.8%増)となりました。「サービス」は株式会社RASを新規連結影響等により15,430百万円(同5.1%増)となり、「その他」については日本リライアンス株式会社の新規連結影響等により2,126百万円(同1225.3%増)となりました。
(利益)
当連結会計年度の売上総利益は、戦略案件対応や原材料コスト増加等の減益要因を増収効果等で吸収し、前年同期比0.9%増加の15,930百万円となりました。
当連結会計年度の営業利益は、ドイツにおける新会社設立に伴う費用及び創立100周年記念事業関連支出による費用の増加により、6,312百万円(同4.6%減)となりました。
当連結会計年度における経常利益は、前連結会計年度の養老保険の満期償還益・解約返戻金の剥落、海外外貨資産の為替評価損計上額増加等により営業外費用が増加し、5,927百万円(同12.5%減)となりました。
当連結会計年度における親会社株主に帰属する当期純利益は、積立保険の契約変更に伴う評価益等により特別利益が増加したことで、4,786百万円(同4.0%減)となりました。
財政状態の状況の分析
当連結会計年度の財政状態の状況につきましては、「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ②財政状態の状況」に記載のとおりであります。前年度対比で、資産は15,072百万円増加し負債は9,982百万円増加しましたが、日本リライアンス㈱と㈱RASの新規連結による影響が、資産で7,170百万円、負債で3,816百万円含まれています。それ以外の主な増加要因は受注の増加に伴い、負債サイドで前受金や買掛金が増加し、資産サイドで現預金と棚卸資産が増加したものであります。
キャッシュ・フローの状況の分析
当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。この要因は、次の「資本の財源及び資金の流動性についての分析」に記載しております。なお、当連結会計年度のキャッシュ・フロー関連の指標は、時価ベース自己資本比率は68.0%(前年同期は59.9%)、キャッシュ・フロー対有利子負債比率は32.3%(同186.2%)、インタレスト・カバレッジ・レシオは283.3倍(同57.9倍)であります。
資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社グループの運転資金は、主に原材料や部品調達及び外注加工等の製造費用や、販売費及び一般管理費等に費消されております。また、設備投資資金は、主に生産体制の構築に支出されており、これらの必要資金は主に自己資金で賄うことを基本方針としております。
当連結会計年度におきましては、日本リライアンス株式会社の株式取得のほか、主にアメリカ・イタリア・中国の連結子会社の生産設備取得に資金を使用しましたが、新規受注増加に伴い前受金が増加したこと、大口案件の売掛金の回収が増加したこと等により当連結会計年度末における当社グループの現金及び現金同等物の残高は前期末比6,148百万円増加し31,721百万円となりました。
経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
「(2)目標とする経営指標」に記載の通り、当社グループでは2017年度よりスタートした中期経営計画において、当該期間中に売上高は800億円を、営業利益率は安定的に10%以上を確保することを目標に掲げています。初年度の2017年度においては、売上高は73,856百万円と当初計画の720億円を達成しましたが、営業利益率については原材料コストの増加や戦略案件対応に係る負担が当初想定を上回ったこと等により、前年度対比1.3ポイント減の8.5%となりました。2018年度については、日本リライアンス株式会社等の連結効果に加え、前年度以降の受注が堅調に推移していることから、売上については5.6%増の780億円を予想しております。収益面では引き続き原材料や外注コストの増加が見込まれますが、戦略案件負担の減少や製品ミックスの改善等によりこれを吸収することにより、営業利益を68億円に伸ばし営業利益率を8.7%に改善させる見込みです。引き続き「(4)対処すべき課題の内容等」に記載の通り、中期経営計画における重点施策を着実に遂行することで更に売上を伸ばすとともに収益性を改善し、当中期経営計画の最終年度となる来年度に当該経営指標を達成することを目指してまいります。