四半期報告書-第158期第3四半期(平成30年10月1日-平成30年12月31日)

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2019/02/08 9:01
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四半期連結財務諸表注記事項(IFRS)

1.報告企業
日本精工株式会社(以下「当社」という。)は、日本に所在する企業であり、東京証券取引所に株式を上場しています。
当第3四半期連結累計期間の要約四半期連結財務諸表は、当社及びその子会社(以下「当社グループ」という。)、並びに関連会社及びジョイント・ベンチャーに対する持分により構成されています。現在、当社グループ並びに関連会社及びジョイント・ベンチャーは、産業機械事業、自動車事業を行っています。産業機械事業については、一般産業向けの軸受、精密機器関連製品の製造・販売を行っています。自動車事業については、自動車及び自動車部品メーカー向けの軸受、ステアリング及び自動変速機用部品等の製造・販売を行っています。
当要約四半期連結財務諸表は、2019年2月8日に代表執行役社長内山俊弘によって承認されています。
2.作成の基礎
(1) IFRSに準拠している旨
当社グループの要約四半期連結財務諸表は、四半期連結財務諸表規則第1条の2に掲げる「指定国際会計基準特定会社」の要件を満たすことから、同第93条の規定によりIAS第34号に準拠して作成されています。なお、要約四半期連結財務諸表は年度の連結財務諸表で要求されている全ての情報が含まれていないため、前連結会計年度の連結財務諸表と併せて利用されるべきものです。
(2) 測定の基礎
要約四半期連結財務諸表は、公正価値で測定される金融商品等を除き、資産及び負債は取得原価を基礎としています。
(3) 機能通貨及び表示通貨
当社グループの各企業が作成する財務諸表に含まれている項目は、その会社が事業活動を行う主要な経済環境における通貨である「機能通貨」を用いて測定しています。本報告書の要約四半期連結財務諸表は、当社の機能通貨である日本円で表示しています。日本円で表示しているすべての財務情報は、百万円未満を切り捨てて記載しています。
(4) 見積り及び判断の利用
当社グループの要約四半期連結財務諸表を作成するにあたり、会計方針の適用、資産・負債及び収益・費用の報告額に影響を及ぼす判断、見積り及び仮定の設定を行っています。実際の業績は、これらの見積りとは異なる場合があります。なお、これらの見積りや仮定は継続して見直しています。会計上の見積りの変更による影響は、見積りを変更した会計期間及び将来の会計期間において認識されます。
当要約四半期連結財務諸表の金額に重要な影響を与える見積り及び判断は、前連結会計年度の連結財務諸表と同様です。
3.重要な会計方針の要約
要約四半期連結財務諸表において適用する重要な会計方針は、以下を除いて、前連結会計年度に係る連結財務諸表において適用した会計方針と同一です。
なお、当第3四半期連結累計期間の法人所得税費用は、見積平均年次実効税率を基に算定しています。
基準書基準名新設・改訂の概要
IFRS第15号顧客との契約から生じる収益収益認識に関する会計処理及び開示の改訂

当社グループは、IFRS第15号「顧客との契約から生じる収益」(2014年5月公表)及び「IFRS第15号の明確化」(2016年4月公表)(併せて以下「IFRS第15号」という。)を第1四半期連結会計期間から適用しています。IFRS第15号の適用にあたっては、経過措置として認められている、本基準の適用による累積的影響を適用開始日に認識する方法を採用しています。
IFRS第15号の適用に伴い、IFRS第9号「金融商品」に基づく利息及び配当収益等を除き、顧客との契約について以下の5ステップを適用することにより収益を認識しています。
ステップ1:顧客との契約を識別する
ステップ2:契約における履行義務を識別する
ステップ3:取引価格を算定する
ステップ4:取引価格を契約における履行義務に配分する
ステップ5:企業が履行義務の充足時に収益を認識する
当社グループは、一般産業向けの軸受、精密機器関連製品、自動車及び自動車部品メーカー向けの軸受、ステアリング及び自動変速機用部品等の製造・販売を行っています。このような物品販売による収益は、物品の引渡時点において顧客が当該物品に対する支配を獲得することから、履行義務が充足されると判断しており、当該物品の引渡時点で収益を認識しています。また、収益は顧客との契約において約束された対価から、値引き、リベート及び返品などを控除した金額で測定しています。
IFRS第15号の適用が当社グループの要約四半期連結財務諸表に与える影響は軽微です。
4.セグメント情報
(1)報告セグメントの概要
当社グループは本社に顧客産業別の事業本部を置き、各事業本部は取り扱う製品について日本及び海外の包括的な戦略を立案し事業活動を展開していることから、その構成単位である「産業機械事業」・「自動車事業」の二つを報告セグメントとしています。
(2)セグメントごとの売上高及び業績
前第3四半期連結累計期間(自 2017年4月1日 至 2017年12月31日)
(単位:百万円)
報告セグメントその他
(注1)
合計調整額
(注2)
連結
産業機械自動車
売上高
外部顧客への売上高195,465539,962735,42722,242757,669-757,669
セグメント間の売上高---19,63019,630△19,630-
195,465539,962735,42741,873777,300△19,630757,669
セグメント利益
(営業利益)
18,31449,83668,1514,10472,256△1,57470,681
金融収益・費用合計△240
税引前四半期利益70,441

(注) 1 「その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、鋼球の製造・販売事業及び
機械設備製造事業等を含んでいます。
2 セグメント利益の調整額△1,574百万円には、セグメント間取引消去237百万円、各報告セグメントに
配分していないその他の営業費用△1,811百万円が含まれています。
当第3四半期連結累計期間(自 2018年4月1日 至 2018年12月31日)
(単位:百万円)
報告セグメントその他
(注1)
合計調整額
(注2)
連結
産業機械自動車
売上高
外部顧客への売上高204,029529,203733,23224,420757,653-757,653
セグメント間の売上高---23,66523,665△23,665-
204,029529,203733,23248,086781,318△23,665757,653
セグメント利益
(営業利益)
24,95838,52963,4874,82768,315△2,04966,265
金融収益・費用合計28
税引前四半期利益66,294

(注) 1 「その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、鋼球の製造・販売事業及び
機械設備製造事業等を含んでいます。
2 セグメント利益の調整額△2,049百万円には、セグメント間取引消去△101百万円、各報告セグメントに
配分していないその他の営業費用△1,948百万円が含まれています。
5.売上高
当社グループの事業は、産業機械事業、自動車事業により構成されており、当社の取締役会が経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものです。
なお、売上高はこれらの報告セグメントを以下のとおり地域別に分解しています。
当第3四半期連結累計期間(自 2018年4月1日 至 2018年12月31日)
(単位:百万円)
報告セグメントその他合計
産業機械自動車
日本68,273196,500264,77315,791280,564
米州27,40989,825117,234630117,864
欧州32,80058,96791,7684,38496,153
中国46,891106,327153,2191,987155,206
その他アジア28,65477,581106,2351,628107,864
合計204,029529,203733,23224,420757,653

(注) 1 売上高は顧客の所在地を基礎とし、国又は地域に分類しています。
2 国又は地域の分類は、地域的近接度によっています。
3 日本及び中国以外の分類に属する主な国又は地域
米州:米国、カナダ、メキシコ、ブラジル等
欧州:英国、ドイツ、ポーランド等欧州諸国等
その他アジア:日本及び中国を除いた東アジア、東南アジア諸国、インド及びオーストラリア等
4 「その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、鋼球の製造・販売事業及び機械設備製造事業等を含んでいます。
産業機械事業は、一般産業向けの軸受、精密機械関連製品を製造・販売しており、自動車事業は、自動車及び自動車部品メーカー向けの軸受、ステアリング及び自動変速機用部品等を製造・販売しています。このような販売については、物品の支配が顧客に移転したとき、すなわち物品を顧客の指定した場所へ配送し引き渡した時点で収益を認識しています。
当社グループは、各顧客との取引開始時点で物品の取引価格を決定していますが、一定期間の取引数量等に応じた割戻しを行うものがあり、これらの変動対価の金額は契約条件等に基づき取引価格を調整しています。
6.金融商品
(1) 公正価値の見積り
① 帳簿価額及び公正価値
金融資産・負債の帳簿価額及び公正価値は次のとおりです。
(単位:百万円)
前連結会計年度
(2018年3月31日)
当第3四半期連結会計期間
(2018年12月31日)
帳簿価額公正価値帳簿価額公正価値
金融資産
売上債権及びその他の債権217,200217,200200,918200,918
投資有価証券87,64587,64572,86272,862
デリバティブ金融資産335335413413
金融負債
仕入債務及びその他の債務141,797141,797130,476130,476
短期借入金62,03962,03957,15057,150
長期借入金108,868111,05498,613100,497
社債80,00080,666120,000120,919
リース債務1,2491,2491,2141,214
デリバティブ金融負債20203131

売上債権及びその他の債権、仕入債務及びその他の債務、短期借入金、リース債務につきましては、主に短期間で決済されるため公正価値は帳簿価額と同額としています。
投資有価証券のうち、活発な市場がある上場株式の公正価値は、取引所の価格により算定しています。活発な市場がない非上場株式等の公正価値は、主として株価純資産倍率によるマルチプル方式により算定しています。また、前連結会計年度及び当第3四半期連結会計期間の非上場株式の公正価値測定に用いている観察不能なインプットである非流動性ディスカウントは30%としています。
純損益を通じて公正価値で測定されるデリバティブ金融資産及び金融負債のうち、為替予約については、同取引を約定した金融機関から提示された評価額によっています。
長期借入金の公正価値については、元利金の合計額を、当該長期借入金の残存期間及び信用リスクを加味した利率で割り引いた現在価値により算定しています。但し、変動金利による長期借入金については、金利が一定期間毎に更改される条件となっており、公正価値は帳簿価額にほぼ等しいことから当該帳簿価額によっています。
当社の発行する社債の公正価値は、元利金の合計額を当該社債の残存期間及び信用リスクを加味した利率で割り引いた現在価値により算定しています。
② 公正価値ヒエラルキー
金融商品の公正価値ヒエラルキーは、レベル1からレベル3までを次のとおり分類しています。
レベル1:活発な市場における同一の資産又は負債の市場価格(無調整)により測定された公正価値
レベル2:資産又は負債について、直接的に観察可能なインプット又は間接的に観察可能なインプットのうち
レベル1に含まれる市場価格以外のインプットにより測定された公正価値
レベル3:資産又は負債について、観察可能な市場データに基づかないインプットにより測定された公正価値
公正価値で測定される又は公正価値が開示される当社グループの金融資産及び負債のヒエラルキー別分類は次のとおりです。
前連結会計年度(2018年3月31日)
(単位:百万円)
レベル1レベル2レベル3合計
金融資産
その他の包括利益を通じて公正価値で測定される金融資産
株式等82,590-5,05487,645
純損益を通じて公正価値で測定される金融資産
デリバティブ金融資産-335-335
金融負債
償却原価で測定される金融負債
長期借入金-111,054-111,054
社債-80,666-80,666
リース債務-1,249-1,249
純損益を通じて公正価値で測定される金融負債
デリバティブ金融負債-20-20

当第3四半期連結会計期間(2018年12月31日)
(単位:百万円)
レベル1レベル2レベル3合計
金融資産
その他の包括利益を通じて公正価値で測定される金融資産
株式等68,509-4,35372,862
純損益を通じて公正価値で測定される金融資産
デリバティブ金融資産-413-413
金融負債
償却原価で測定される金融負債
長期借入金-100,497-100,497
社債-120,919-120,919
リース債務-1,214-1,214
純損益を通じて公正価値で測定される金融負債
デリバティブ金融負債-31-31

レベル1に分類される金融資産は、上場株式等です。
レベル2に分類される金融資産は、為替予約等であり、金融負債は、借入金、社債、リース債務、為替予約等です。
レベル3に分類される金融資産は、非上場株式等です。
当社グループは、これらの資産及び負債のレベル間振替を各四半期連結会計期間末に認識することとしています。
次の表は、前第3四半期連結累計期間及び当第3四半期連結累計期間における経常的に公正価値にて測定されるレベル3の金融商品の変動を表示しています。
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間
(自 2017年 4月 1日
至 2017年12月31日)
当第3四半期連結累計期間
(自 2018年 4月 1日
至 2018年12月31日)
期首残高4,0165,054
その他の包括利益で認識された利得及び損失935△701
購入112-
売却及び償還-△0
期末残高5,0644,353

7.1株当たり利益
(1) 基本的1株当たり四半期利益及び希薄化後1株当たり四半期利益
前第3四半期連結累計期間
(自 2017年 4月 1日
至 2017年12月31日)
当第3四半期連結累計期間
(自 2018年 4月 1日
至 2018年12月31日)
基本的1株当たり四半期利益90.9989.65
希薄化後1株当たり四半期利益90.8789.48

前第3四半期連結会計期間
(自 2017年10月 1日
至 2017年12月31日)
当第3四半期連結会計期間
(自 2018年10月 1日
至 2018年12月31日)
基本的1株当たり四半期利益37.2830.88
希薄化後1株当たり四半期利益37.2230.82

(2) 基本的1株当たり四半期利益及び希薄化後1株当たり四半期利益の算定上の基礎
前第3四半期連結累計期間
(自 2017年 4月 1日
至 2017年12月31日)
当第3四半期連結累計期間
(自 2018年 4月 1日
至 2018年12月31日)
親会社の所有者に帰属する四半期利益(百万円)48,08446,778
発行済普通株式の加重平均株式数(千株)528,432521,798
希薄化効果の影響:ストック・オプション(千株)30-
希薄化効果の影響:株式給付信託等(千株)669970
希薄化後の発行済普通株式の加重平均株式数
(千株)
529,133522,768

前第3四半期連結会計期間
(自 2017年10月 1日
至 2017年12月31日)
当第3四半期連結会計期間
(自 2018年10月 1日
至 2018年12月31日)
親会社の所有者に帰属する四半期利益(百万円)19,70015,836
発行済普通株式の加重平均株式数(千株)528,457512,790
希薄化効果の影響:ストック・オプション(千株)95-
希薄化効果の影響:株式給付信託等(千株)692972
希薄化後の発行済普通株式の加重平均株式数
(千株)
529,245513,763


8.配当金
前第3四半期連結累計期間及び当第3四半期連結累計期間の配当金支払額は次のとおりです。
前第3四半期連結累計期間 (自 2017年4月1日 至 2017年12月31日)
決議株式の種類配当金の総額
(百万円)
1株当たり
配当額(円)
基準日効力発生日
2017年5月23日
取締役会
普通株式7,43214.002017年3月31日2017年6月2日
2017年11月1日
取締役会
普通株式10,09019.002017年9月30日2017年12月1日

(注) 1 2017年5月23日取締役会決議による配当金の総額には、株式給付信託の信託口が所有する自社の株式に対する配当金29百万円が含まれています。
2 2017年11月1日取締役会決議による配当金の総額には、株式給付信託の信託口が所有する自社の株式に対する配当金41百万円が含まれています。
当第3四半期連結累計期間 (自 2018年4月1日 至 2018年12月31日)
決議株式の種類配当金の総額
(百万円)
1株当たり
配当額(円)
基準日効力発生日
2018年5月25日
取締役会
普通株式11,15521.002018年3月31日2018年6月1日
2018年10月29日
取締役会
普通株式10,44620.002018年9月30日2018年12月3日

(注) 1 2018年5月25日取締役会決議による配当金の総額には、株式給付信託の信託口が所有する自社の株式に対する配当金45百万円が含まれています。
2 2018年10月29日取締役会決議による配当金の総額には、株式給付信託の信託口が所有する自社の株式に対する配当金41百万円が含まれています。
9.偶発事象
(1) 訴訟事項等
(前連結会計年度)
当社及び当社の一部子会社は、過去における製品の取引に関して競争法違反の疑いがあるとして海外の関係当局による調査等を受けており、当社グループは、これに対して全面的に協力しています。
また、当社並びに当社の日本、米国、カナダ及び欧州の一部子会社は、米国及びカナダにおいて、他の被告らとともに、原告である軸受製品等の購入者の代表者等から、複数の集団訴訟の提起を受けています。原告は、被告らが共謀して、これらの国において軸受製品等の取引に関する競争を制限した等と主張し、被告らに対して損害賠償、対象行為の差止めをはじめとする請求を行っています。
米国においては、軸受製品について、直接購入者(例えば、自動車メーカー及び産業機械メーカー)の各暫定原告団から、当社並びに当社の米国及び欧州の一部子会社に対して、複数の集団訴訟が提起されています。これらの訴訟は、ミシガン州東部連邦裁判所に係属しています。なお、当社並びに当社の日本及び米国の一部子会社は、2017年5月26日(米国東部時間5月25日)付で間接購入者(商業用車両・中大型トラック・バス・重機車両等のディーラー)との間で和解金額326万米ドルにて和解するなど、暫定原告団の一部(州政府を含む。)との間で個別に和解しています。
これらの訴訟の一部については、ディスカバリー(訴訟当事者間で相互に訴訟に関係し得る書類等の証拠の開示を求める手続)が開始されており、また、集団適格に関する申立てが行われているものもあります。今後各集団訴訟がどのように進むかは裁判所が集団適格に関する申立てをどのように判断するかによります。
カナダにおいては、オンタリオ州、ケベック州、ブリティッシュ・コロンビア州及びサスカチュワン州において、軸受製品その他の当社製品について、直接購入者(例えば、自動車メーカー)及び間接購入者(例えば、カーディーラー及び車両の最終購入者)からなる暫定原告団から、当社並びに当社の日本、米国、カナダ及び欧州の一部子会社に対して、複数の集団訴訟が提起されています。これらの訴訟の一部については、集団適格に関する決定がなされています。
さらに、当社及び当社の欧州の一部子会社は、英国競争審判所(Competition Appeal Tribunal)において、他の被告らとともに、原告であるPeugeot S.A.ほか同社のグループ会社18社から、2014年3月19日(現地時間)付の欧州委員会の決定の対象となった欧州競争法違反行為に関連して、損害賠償総額4億3,770万ユーロ(暫定額)を他の被告らと連帯して支払うよう請求する訴訟を提起されておりましたが、2018年3月15日(現地時間)付で原告らとの間で和解に合意しました。
なお、製品の取引に関する競争法違反の疑いに関連して、当社は当連結会計年度末において、合理的に見積もられた、今後発生し得る和解に関連する損失を「引当金(非流動)」に計上しています。これら引当金を計上した訴訟等のほか、当社又は当社の子会社若しくは関係会社は、上記訴訟と同種又は類似の訴訟等を今後提起される可能性があります。当社グループとしましては、原告等による請求に対して、適切に対処していきます。また、当社グループは、上記訴訟等の状況に応じて、原告等との間で個別に和解の可能性も検討していきます。
(当第3四半期連結会計期間)
当社及び当社の一部子会社は、過去における製品の取引に関して競争法違反の疑いがあるとして海外の関係当局による調査等を受けており、当社グループは、これに対して全面的に協力しています。
また、当社並びに当社の日本、米国、カナダ及び欧州の一部子会社は、米国及びカナダにおいて、他の被告らとともに、原告である軸受製品等の購入者の代表者等から、複数の集団訴訟の提起を受けています。原告は、被告らが共謀して、これらの国において軸受製品等の取引に関する競争を制限した等と主張し、被告らに対して損害賠償、対象行為の差止めをはじめとする請求を行っています。
米国においては、軸受製品について、直接購入者(例えば、自動車メーカー及び産業機械メーカー)の各暫定原告団から、当社並びに当社の米国及び欧州の一部子会社に対して、複数の集団訴訟が提起されています。これらの訴訟は、ミシガン州東部連邦裁判所に係属しています。これらの訴訟の一部については、ディスカバリー(訴訟当事者間で相互に訴訟に関係し得る書類等の証拠の開示を求める手続)が開始されています。また、集団適格に関する申立てが行われているものもありますが、2019年1月7日(現地時間)、同裁判所は当該申立てを退ける決定を下しました。なお、当該決定については、原告から控訴されています。今後各集団訴訟がどのように進むかは裁判所が集団適格に関する申立てをどのように判断するかによります。
カナダにおいては、オンタリオ州、ケベック州、ブリティッシュ・コロンビア州及びサスカチュワン州において、軸受製品その他の当社製品について、直接購入者(例えば、自動車メーカー)及び間接購入者(例えば、カーディーラー及び車両の最終購入者)からなる暫定原告団から、当社並びに当社の日本、米国、カナダ及び欧州の一部子会社に対して、複数の集団訴訟が提起されています。これらの訴訟の一部については、集団適格に関する決定がなされています。
さらに、当社及び当社の欧州の一部子会社は、英国競争審判所(Competition Appeal Tribunal)において、他の被告らとともに、原告であるPeugeot S.A.ほか同社のグループ会社18社から、2014年3月19日(現地時間)付の欧州委員会の決定の対象となった欧州競争法違反行為に関連して、損害賠償請求訴訟を提起されておりましたが、2018年3月15日(現地時間)付で原告らとの間で和解に合意しました。
なお、過去における製品の取引に関する競争法違反の疑いに関連して、当社は当第3四半期連結会計期間末において、合理的に見積もられた、今後発生し得る和解に関連する損失を「引当金(非流動)」に計上しています。これら引当金を計上した訴訟等のほか、当社又は当社の子会社若しくは関係会社は、上記訴訟と同種又は類似の訴訟等を今後提起される可能性があります。当社グループとしましては、原告等による請求に対して、適切に対処していきます。また、当社グループは、上記訴訟等の状況に応じて、原告等との間で個別に和解の可能性も検討していきます。

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