有価証券報告書-第85期(平成27年4月1日-平成28年3月31日)

【提出】
2016/06/30 9:00
【資料】
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【項目】
121項目

業績等の概要

(1) 業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、輸出・生産が上向きつつあり、雇用情勢も改善され、緩やかな回復基調が続いている一方で、個人消費は弱含みに推移し、金融市場の変動による影響もあり、依然として不透明な状況で推移いたしました。
当業界におきましては、民間設備投資、公共投資共に低調に推移し、また、企業間の価格競争は激化が続き、非常に厳しい状況でありました。
このような情勢のなか、当社グループといたしましては、積極的な営業活動を展開し、受注の拡大に努めましたが、売上高は、3,831,422千円と前連結会計年度と比べ1,855,781千円(32.6%)の減収となり、営業損失は、699,476千円と前連結会計年度と比べ804,175千円の減益、経常損失は、751,075千円と前連結会計年度と比べ823,791千円の減益、親会社株主に帰属する当期純損失は、903,478千円と前連結会計年度と比べ961,054千円の減益となりました。
セグメント別の業績につきましては、次のとおりであります。
破砕粉砕機事業におきましては、破砕機本体が減少いたしまして、売上高は、193,303千円と前連結会計年度と比べ35,489千円(15.5%)の減収、セグメント利益(売上総利益)は、63,613千円と前連結会計年度と比べ32,271千円(33.6%)の減益となりました。
橋梁鉄構及び水処理装置事業におきましては、橋梁工事、水処理工事関係が共に増加いたしまして、売上高は、905,305千円と前連結会計年度と比べ240,965千円(36.2%)の増収、セグメント利益(売上総利益)は、60,524千円と前連結会計年度と比べ474千円(0.7%)の減益となりました。
環境装置事業におきましては、太陽光発電所設備が減少いたしまして、売上高は、1,050,734千円と前連結会計年度と比べ1,604,443千円(60.4%)の減収、セグメント損失(売上総損失)は、146,127千円と前連結会計年度と比べ534,927千円の減益となりました。
ライニング製品事業におきましては、シートライニング鋼管が減少いたしまして、売上高は、891,357千円と前連結会計年度と比べ6,138千円(0.6%)の減収、セグメント利益(売上総利益)は、66,495千円と前連結会計年度と比べ3,123千円(4.9%)の増益となりました。
役務収益事業におきましては、商業用施設の賃貸料が増加いたしまして、売上高は、155,492千円と前連結会計年度と比べ29,782千円(23.6%)の増収、セグメント利益(売上総利益)は、155,492千円と前連結会計年度と比べ29,782千円(23.6%)の増益となりました。
その他の機械事業におきましては、ダクト設備が減少いたしまして、売上高は、372,622千円と前連結会計年度と比べ30,657千円(7.6%)の減収、セグメント利益(売上総利益)は、53,282千円と前連結会計年度と比べ23,360千円(78.0%)の増益となりました。
その他事業におきましては、他社製品の取扱いが減少いたしまして、売上高は、262,607千円と前連結会計年度と比べ449,801千円(63.1%)の減収、セグメント利益(売上総利益)は、53,114千円と前連結会計年度と比べ3,776千円(6.6%)の減益となりました。
なお、上記金額には消費税等は含まれておりません。
(2) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、318,343千円(負の現金及び現金同等物)と前連結会計年度と比べ519,200千円の減少となりました。なお、連結貸借対照表上の現金及び預金残高は422,114千円ですが、キャッシュ・フロー計算書上の負の現金同等物である当座貸越が680,000千円であるため、キャッシュ・フロー計算書上の現金及び現金同等物の残高はマイナスとなっております。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動により使用した資金は、前連結会計年度(67,281千円の資金の減少)に比べ71,895千円増加し、139,176千円となりました。これは、売上債権の増減額が3,016,946千円減少したものの、仕入債務の増減額が2,885,377千円減少したこと等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動により使用した資金は、前連結会計年度(211,440千円の資金の減少)に比べ194,089千円減少し、17,350千円となりました。これは、有形固定資産の取得による支出が85,719千円減少したこと、定期預金の増減額が89,992千円増加したこと等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動により使用した資金は、前連結会計年度(180,693千円の資金の増加)に比べ543,366千円減少し、362,672千円となりました。これは、短期借入金の純増減額が183,600千円、長期借入れによる収入が360,000千円、それぞれ減少したこと等によるものであります。