(1) 財政状態の分析
流動資産は、前連結会計年度末に比べ1,030百万円増加し14,306百万円となりました。
これは主に、現金及び預金が1,300百万円減少しましたものの、下期の売上高の増加に伴い受取手形及び売掛金が2,085百万円増加したこと等によるものであります。
固定資産は、前連結会計年度末に比べ45百万円減少し19,450百万円となりました。
これは主に、投資有価証券が337百万円増加しましたものの、繰延税金資産が383百万円減少したことによるものであります。
この結果、総資産は前連結会計年度末に比べ985百万円増加し33,756百万円となりました。
負債の部では、流動負債は、前連結会計年度末に比べ861百万円増加し5,532百万円となりました。
これは主に、支払手形及び買掛金が873百万円増加したことによるものであります。
固定負債は、前連結会計年度末に比べ898百万円減少し3,872百万円となりました。
これは主に、その他(長期未払金等)が839百万円減少したことによるものであります。なお、退職給付会計基準の改正に伴い退職給付に係る負債が1,217百万円増加した一方で、退職給付引当金が1,081百万円減少しております。
この結果、負債合計は、前連結会計年度末に比べ36百万円減少し9,405百万円となりました。
純資産は、前連結会計年度末に比べ1,022百万円増加し、24,351百万円となりました。
これは主に、利益剰余金が341百万円、その他有価証券評価差額金が396百万円、為替換算調整勘定が318百万円増加したことによるものであります。
(2) 経営成績の分析
当連結会計年度におきましては、売上高20,805百万円(前連結会計年度比39.5%増)、営業利益821百万円(同9.5%減)、経常利益1,000百万円(同13.1%減)、当期純利益599百万円(同16.4%増)となりました。
売上面におきましては、買収した2社の売上が通年で寄与したこと、遊戯機械事業や特殊美術事業が好調に推移したことにより、前連結会計年度対比で増収となりました。利益面におきましては、資材価格の高騰による制作費や人手不足による外注費の増加等の要因に加え、のれん等の償却負担等が生じたことにより前連結会計年度対比では減益となったものの、当期利益は、投資有価証券売却益を計上したこともあり前連結会計年度対比で増益となりました。
(3) キャッシュ・フローの分析
『1 業績等の概要 (2)キャッシュ・フローの状況』をご参照下さい。