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四半期報告書-第64期第2四半期(平成28年7月1日-平成28年9月30日)

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2016/11/10 9:34
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有報資料

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において、当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1)業績の状況
当第2四半期連結累計期間における世界経済は、米国・欧州ともに個人消費を中心に、総じて力強さには欠けるものの、緩やかな景気回復が続きました。一方、国内経済は、円高の進行に伴う企業収益の悪化に加え、個人消費の低迷が長期化しており、依然として足踏み状態が続きました。
当社グループを取り巻く環境について、ゲーミング市場はOEM顧客を中心とする需要がみられ、コマーシャル(金融・流通・交通等)市場は、特に欧州地域及び日本国内において比較的安定した市場環境が継続いたしました。一方、日本国内を対象とする遊技場向機器市場では、パチンコ業界の市場の縮小に加え、本年12月末を期限とする「検定機と性能が異なる可能性のある遊技機」の撤去を控え、パチンコホールの設備投資に対する慎重姿勢が続きました。
このような状況の下、当社グループは、ゲーミング市場向けには、既存製品とゲーミング用プリンター製品とを一体とする積極的な提案営業を展開し、コマーシャル市場向けには、昨年発売した外貨両替機などユーザーニーズに応える製品の販売拡大に努めました。また、遊技場向機器市場については、顧客基盤の拡大と製品ラインナップの充実を目的として同業他社の事業を取得するなど、将来を見据えた取り組みを行ってまいりました。
以上の結果、当第2四半期連結累計期間における売上高は、152億98百万円(前年同四半期比5.5%増)となりました。利益面では、売上高の増加に加え、販売費及び一般管理費の削減に努めたことにより、営業利益は11億47百万円(前年同四半期比85.6%増)となりました。しかしながら、円高の進行から当第2四半期連結会計期間末においても、営業外損失として外貨建資産の為替時価換算差損6億63百万円を計上したため、経常利益は5億66百万円(前年同四半期比19.7%減)、特別損益計上後の親会社株主に帰属する四半期純利益は4億3百万円(前年同四半期比13.1%減)となりました。
なお、当第2四半期の為替レートは、米ドル111.79円(前年同四半期は120.50円)、ユーロは124.24円(前年同四半期はは133.85円)で推移し、また、当第2四半期連結期間末の時価評価に適用する四半期末日為替レートは、米ドル101.03円(前連結会計年度末は112.69円)でありました。
セグメント別の業績は次のとおりであります。
①グローバルゲーミング
ゲーム機の入替需要に牽引され、北米地域におけるOEM顧客向け紙幣識別機ユニット、及び欧州地域における紙幣還流ユニットの販売が増加したことなどにより、当セグメントの売上高は85億39百万円(前年同四半期比9.5%増)となり、セグメント利益は18億19百万円(前年同四半期比48.6%増)となりました。
②海外コマーシャル
欧州地域における需要は順調に推移いたしましたが、北米金融市場向けの紙幣識別機ユニットの販売が、販売先の在庫調整等の影響から伸び悩んだことなどにより、当セグメントの売上高は18億84百万円(前年同四半期比7.0%減)、セグメント利益は1億44百万円(前年同四半期比60.1%減)となりました。
③国内コマーシャル
外貨両替機に加え、OEM顧客向け紙幣還流ユニット及びセルフガソリンスタンド向け釣銭機の販売が増加したことなどにより、当セグメントの売上高は9億78百万円(前年同四半期比3.7%増)、セグメント利益は43百万円(前年同四半期比2.1%増)となりました。
④遊技場向機器
パチンコ業界におけるパチスロコーナーへの設備投資のシフトに対応して、当社グループが得意とするメダル自動補給回収システムなどの関連設備機器の販売を重点的に展開したことなどにより、当セグメントの売上高は38億95百万円(前年同四半期比4.2%増)、セグメント利益は95百万円(前年同四半期比405.7%増)となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間では、売上債権の増加9億37百万円、法人税等の支払額3億69百万円などの資金の減少がありましたが、税金等調整前四半期純利益8億77百万円、為替差損5億17百万円、減価償却費4億69百万円などの資金の増加がありましたので、営業活動によるキャッシュ・フローは8億75百万円の資金の収入となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローでは、有形固定資産の取得による支出1億29百万円などにより、資金が減少した一方、事業譲受による収入3億6百万円などの資金の増加がありましたので、投資活動によるキャッシュ・フローは1億56百万円の資金の収入となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローでは、短期借入金の返済による支出5億15百万円、自己株式の取得による支出3億円、配当金の支払額2億29百万円などの資金の減少がありましたので、10億97百万円の資金の支出となりました。
これらの結果に加え、現金及び現金同等物に係る換算差額6億82百万円の資金の減少がありましたので、現金及び現金同等物は80億46百万円となり、前連結会計年度末に比べ7億48百万円減少いたしました。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
なお、当社は財務及び事業の方針の決定を支配する者のあり方に関する基本方針を定めており、その内容等(会社法施行規則第118条第3号に掲げる事項)は次のとおりであります。
①基本方針の内容の概要
当社は、当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者は、当社の企業価値の源泉を理解し、当該企業価値の向上、ひいては株主共同の利益を継続的かつ持続的に確保・向上していくことを可能とする者である必要があると考えております。
当社は株式の大量買付けであっても、当社の企業価値の向上、ひいては株主共同の利益に資するものであれば、これを否定するものではありません。また、会社の支配権の移転を伴うような大量の株式の買付提案に応じるか否かの判断は、最終的には株主の皆様の総意に基づき行われるべきものであります。
しかし、株式の大量買付行為の中には、特定の分野の事業や資産、技術、ノウハウのみを買収の対象とするなど、その目的等から見て企業価値の向上、ひいては株主共同の利益に対する明白な侵害をもたらすもの、株主に株式の売却を事実上強要するおそれのあるもの、対象会社の取締役会や株主が株式の大量買付行為について検討し、あるいは対象会社の取締役会が代替案を提案するための十分な時間や情報を提供しないもの、対象会社が買付者の提示した条件よりも有利な条件をもたらすために買付者との交渉を必要とするものなど、対象会社の企業価値の向上、ひいては株主共同の利益に資さないものも少なくありません。
当社グループの企業価値の源泉は、永年にわたって培ってきた紙幣の鑑識別・搬送等を中心とした貨幣処理に関する技術力と強固な財務基盤を背景に、将来を見越した基礎研究や技術開発の実践を通じて、世界のあらゆる市場に対して広範囲にわたる貨幣処理省力化機器の開発・製造・販売を進めることにあります。
このような当社の企業価値の源泉を理解せず、当該企業価値の向上、ひいては株主共同の利益に資さない大量買付けを行う者は、当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者として不適切であり、このような買収に対しては、当社は必要かつ相当な対応策を講じることにより、当社の企業価値の向上、ひいては株主共同の利益を確保する必要があると考えます。
②基本方針の実現に資する特別な取組みの概要
当社は、創業以来培ってきた紙幣の鑑識別・搬送等を中心とした貨幣処理に関する技術力と強固な財務基盤を背景に、世界のあらゆる市場に対して広範囲にわたる貨幣処理省力化機器の開発・製造・販売を進めるなど、グループとして特徴ある事業展開を行っております。
当社はこれら特徴ある事業を通じて経済、社会の発展に貢献するとともに、時代のニーズに応じた社会環境やセキュリティ体制作りに寄与しており、今後も高品質・高性能の当社製品が市場で広く認知され、各分野に浸透していくことを目指す所存であります。
また、株主の皆様への利益還元につきましては、連結配当性向30%以上を基本に、純資産配当率にも配慮して決定することを方針として掲げており、今後も当該方針に従った利益還元を実施してまいります。
③基本方針に照らして不適切な者によって当社の財務及び事業の方針の決定が支配されることを防止するための取組みの概要
当社は、平成26年6月26日開催の第61期定時株主総会において、現在の当社株式の大量買付行為に関する対応策(以下、「本プラン」という。)につき株主の皆様の承認をいただいております。その具体的内容は次のとおりであります。
イ.当社株式の保有割合が20%以上となる買付行為を行う買付者等に対し、当該買付け等の実施前に意向表明書を、また、意向表明書受領後10営業日以内に、株主の皆様の判断や当社取締役会の意見形成等に必要な情報提供を求める。
ロ.当社取締役会は、提供された情報の評価・検討、買付者等との交渉等あるいは当該買付け等に対する意見形成や代替案の策定等を行うための時間的猶予として、内容に応じて60日又は90日の評価期間を設定する。
ハ.当社取締役会は、上記評価期間内において買付内容の評価・検討、買付者等との協議・交渉を行い、株主の皆様に代替案の提示を行う。評価期間内に本プランの発動又は不発動の決定に至らない場合は最大30日間(初日不算入)評価期間を延長できる。
ニ.当社取締役会はその判断の客観性・合理性を担保するため特別委員会を設置し、その勧告を最大限尊重して、最終的な決定を下す。特別委員会から本プラン発動に係る株主総会の招集を勧告された場合には、可能な限り最短の期間で株主総会を招集し、本プラン発動に関する議案を付議する。
ホ.本プランが発動された場合、新株予約権の無償割当ての方法をとり、当社取締役会が定める基準日における最終の株主名簿に記録された株主の皆様に対し、その保有株式1株につき1個以上の割合で、本新株予約権を割当てる。
へ.新株予約権割当て後、当社は特定大量保有者等、非適格者以外の者の有する未行使の新株予約権を全て取得し、これと引換えに本新株予約権1個に当社普通株式1株を交付する。
④上記取組みに対する当社取締役会の判断及びその理由
本プランは、当社の企業価値の向上、ひいては株主共同の利益を継続的かつ持続的に向上させるための具体的方策として策定されたものであり、当社株式に対する大量買付行為が行われる場合に、買付者等と交渉を行うこと等を可能とすることにより、当社の企業価値の向上、ひいては株主共同の利益を確保しようとするものであり、会社の支配に関する基本方針の実現に資するものであります。
また、本プランは、ⅰ.買収防衛策に関する指針の要件を完全に充足すること、ⅱ.株主意思を重視するものであること(有効期間は平成29年3月期に係る定時株主総会の終結の時まででありますが、有効期間満了前であっても株主の皆様の意向により廃止が可能であること)、ⅲ.合理的かつ客観的な発動事由が設定されていること、ⅳ.特別委員会を設置していること、ⅴ.デッドハンド型・スローハンド型買収防衛策ではないことから、当社株主の共同の利益を損なうものではなく、また、当社の会社役員の地位の維持を目的とするものではありません。
(4)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、7億49百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(5)経営者の問題認識と今後の方針について
当社グループを取り巻く市場環境につきまして、海外ゲーミング市場や国内遊技場向機器市場は、機器、設備の一時的な入替需要はあるものの、規則改正の影響などもあり、中期的には設備投資の抑制傾向が続くものと思われますが、金融・流通・交通等のコマーシャル市場では、アジアを中心とした発展途上国において潜在的に大きな需要が見込まれるものと予想しております。
このような環境認識の下、当社グループは、「既存事業の収益力の回復」と「新たな収益の柱となる新規事業への積極展開」をキーワードに業績の回復、事業領域の拡大に取り組んでまいります。
このうち、既存事業であるゲーミング事業及び遊技場向機器事業については、買収又は事業譲受けによって新たに取得した製品、市場、顧客、資産等を積極的に活用し、既存事業とのシナジー効果の最大化を目指すことにより、安定的なマーケットシェアの維持・拡大を図ります。また、コマーシャル事業については、東南アジア諸国をはじめとした世界各国、地域の潜在需要や国内のインバウンド需要の確保に努めることにより、ゲーミング事業、遊技場向機器事業に次ぐ、確固たる収益の柱となるよう、その構築に取り組んでまいります。
一方で、原材料価格の上昇、安定的な市場品質の確保など製造面における課題にも対処することにより、お客様からの信頼に応えてまいります。
今後とも、いかなる事業環境の変化にも耐えうる収益力の向上に取り組むとともに、事業提携やM&Aの積極展開、固定費の圧縮等による経営全般の効率化を進めることにより、持続可能な経営基盤の拡充・強化を図ってまいります。

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