有価証券報告書-第112期(平成31年4月1日-令和2年3月31日)

【提出】
2020/06/22 14:38
【資料】
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【項目】
164項目

有報資料

文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。
(1) 会社の経営の基本方針
当社は、「ミッション/ビジョン」「モットー」「三桜ウェイ」の3つを企業理念として制定しています。これは、グローバル三桜グループが、企業としての永続性を保つと同時に社会的責任を果たすためのもっとも基本的な理念、信条です。
1.ミッション/ビジョン
私たちのMission(使命)は、ものづくり企業として、製品の提供とグローバルな事業活動を通じて、ステークホルダーの「安全と安心」、「環境保全」のために力を尽くすことです。Missionを果たしていくために、「人を育て、システムを育て、技術を育て」、創意あるエキスパート集団になることを目指します。
グローバル三桜グループは、社員ひとりひとりを財産と捉え、社員と会社の双方が成長する企業風土を目指しています。本当に使える知識を得るために、自ら手を動かし工夫しながら実行する「手づくり」と「創意」を「人を育てる」の基本とし、社員が成長する環境と機会を作ります。ひとりひとりの社員の日々の活動の積重ねによって、製品や事業活動において世界一と誇れる要素を、グローバル三桜グループ内に蓄積していきます。このような活動によって、企業としての永続性と社会に対する責任を果たしていくことを追求していきます。

ミッション/ビジョンは、三桜の社会における存在意義、社会的使命を明確に掲げたものであり、私たちが進むべき方向を示したものです。
2.モットー
経営全領域にわたる絶えざる改革

モットーである「経営全領域にわたる絶えざる改革」は、1978年から実施された全社的な経営体質改善活動における基本理念であり、当社が常に意識している信条です。
3.三桜ウェイ
①. 新しい価値を生み出す
・Futurity
:未来を志向し、あるべき姿を構想する
・Flexibility
:既成概念に捉われず、柔軟に考える
・Humanity
:誠意があり、暖かく思いやりのある行動をする
②. 組織で力を出す
・責任感
:役割責任を認識し、キチンと最後までやり遂げる
・三桜マーケットイン
:相手を知り、相手の気持ちに応じたやり方で、目的を達成する
・自発・自律・迅速
:業務の本質を掴んで自発的・自律的に判断し、迅速に行動する
③. 高い志を持つ
・知識×意欲
:常に新しい知識を吸収して意欲的に業務に活かす
・手づくり
:自ら手を動かし体験することで学ぶ
・チャレンジ
:常に今より高い目標を設定し、達成への行動を通じて成長する

三桜ウェイは、当社グループ社員ひとりひとりが共有すべき価値観、行動指針であり、それぞれの個性や多様性を発揮するための根幹となるものです。
(2) 経営環境
自動車業界におきましては、中国、米国では昨年に引き続き景気の低迷により需要が減少しており、近年好調であったインドや新興国についても成長に陰りが見られます。国内においては、消費増税に連動した自動車税優遇措置等もありましたが、販売台数は減少傾向にあります。COVID-19の感染拡大は、世界の自動車の生産にも大きな影響を及ぼすことが予想され、今後も厳しい状況が予想されます。
(3) 経営戦略
当連結会計年度においては、足元の既存事業について徹底した収益改善活動を進めることにより構造改革を進めることのできた1年となりました。一方で、環境問題など社会課題への対応や、CASEとよばれるコネクテッド、自動運転、シェアリング、電動化などの技術革新の進行により自動車産業は100年に一度の大変革の時代を迎えております。この様な経営環境の中、当社は新事業創出を中期的な成長領域と位置づけ、既存事業の供給能力の見直し・経営全領域に渡るスリム化を課題と捉えております。来年度以降の中期経営計画の策定はCOVID-19の影響と外部環境を踏まえ議論してまいります。今後の戦略及び大きな方向性としては、以下の視点を経営の中核に位置付け、株主価値の最大化を図ります。
・新事業開発の強化
既存のビジネスに近い冷却配管用のアルミ・樹脂の複合材の更なる活用に加え全個体電池や熱電発電素子など、新規事業開始の基盤固めを行ってまいります。研究開発と連携して魅力ある研究開発型のベンチャーや異業種への投資を含め経営資源の配分にメリハリを付けながら積極的な展開を目指してまいります。
・顧客満足
当社の製品は重要保安部品に位置付けられるものである以上、不具合ゼロを目指すべく、コンカレント・エンジニアリングやフロントローディング、商品企画決裁など立上げ段階での問題解決をさらに浸透させます。
・新工法及び新システムの開発
包括的なLCAの観点から生産工程におけるエネルギー使用量の大幅な削減を目指し、高効率・高信頼性・低コストな金属接合技術を研究し加工方法の内製化や3Dプリンターの活用や多様な材料を接合する技術、自動化やIoTへの投資を通じ物作りの高度化を図ります。また調達のソーシングの方法等の効率化及び合理化によりリターンが期待できるシステムへの開発を進めてまいります。
・グローバル経営及びガバナンスの強化
近年の業績悪化を受け、重要子会社のマネジメント体制の刷新、次世代リーダーシップの育成、海外現地法人の自立化、組織構造の見直し、不採算部門の統廃合を図り、全体的には構造改革が進んだ1年となりました。また、2020年株主総会後、取締役8名中社外取締役が4名を占める態勢を整えました。執行サイドでは意思決定の迅速化が進む一方、取締役会では主として戦略を議論することで世界の急速な変化に対応できる迅速な経営上の意思決定や経営陣の適切なリスクテイクを促進します。
(4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
米中の通商問題動向、経済成長率の減速、地政学リスクの高まりに加え、COVID-19感染拡大による世界的な景気への影響により近年好調に推移したアジア諸国についても急激に景気の陰りが見られ、世界の自動車生産にも大きな影響を及ぼす事が予想されます。このような環境、需要の変化は現在でも続いており、この状況が今後どのように推移するかは不透明な状況です。今後、当社の想定を超える事業環境の変化が継続または悪化した場合、財務状況、キャッシュ・フローが悪影響を受け、財務安全性も低下する可能性があります。当社グループといたしましては、これらの今後予想されるCOVID-19の感染拡大に伴う自動車事業の落ち込みへの対応を最優先課題として、キャッシュ管理、仕入れ、製造、品質、在庫、人件費、社員の健康・安全衛生面等の全ての側面を正しくモニタリングし、コントロールするための新たな経営ガイドラインを策定し、運用を行っております。
今後不確実性が増す世界に向けて、経営のスリム化、生産性の向上、事業の多角化を行う事で経営基盤の安定化を図ります。経営方針のモットーである「経営全領域にわたる絶えざる改革」に基づき間接系も含めた全業務工程の徹底的な検証により、各プロセスの高速化・全体最適化を行うことで、困難な状況下においてもキャッシュを確保できる基盤作りを行ってまいります。また、自動車業界に軸足を置き収益力を蓄えつつ、新事業の創出をグループの中長期的な成長領域として位置づけ、イノベーションを興すエクセレントカンパニーへ向け経営資源の配分にメリハリを付けながら積極的な展開を目指してまいります。
(5) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当社グループは、安定的な収益力の確保とグループ全体の業績向上のため、連結ベースの売上高、営業利益、経常利益、売上営業利益率等の経営指標の拡充を目標としております。

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